アニメ『多数欠』「複雑すぎてついていけねぇ!」新情報モリモリの展開に登場キャラもギブアップ?視聴者も思わず共感「わかるよ」

2024.9.3 18:45

◆入賀の素顔、そして過去…

実篤たちがメッセージを流したその頃──入賀は神奈川県のとあるアパートを訪れていた。そこは、入賀が“鉄平ちゃん”と呼ぶ親友の部屋。彼こそが、最強の特権【命令権】の持ち主だった…。入賀は鉄平との思い出を振り返り、ひとり物思いにふける──。

ふと、ベッドの隅に親友のスマホを見つける。中には、入賀宛てのボイスメッセージが残されていた。『もし俺に何かあった時のために、このメッセージを残す』。聞いて、入賀は見たこともないような優しい笑みを浮かべる。「鉄平ちゃんの声だ…」

『“俺が好きだった物”の中を調べてくれ。番号が振ってある。“1番”から頼む。
 俺の身に何かあった時は……もう、いいよな?』

入賀の親友で【命令権】を持つ吉井鉄平

音楽が好きだった鉄平──。入賀は部屋にあるコンポの中から番号の振られた封筒を発見。1番の封筒を開封すると鉄平が残した便箋が入っていた。どうやら1番の便箋が無事である限り、鉄平が亡くなっても【命令権】は鉄平に帰属するという。そして、2~5番の封筒にはそれぞれ単純な命令が書かれており、最初に命令を見た相手に一度だけ発動するという。入賀を信じる鉄平は、この封筒をどう使うかは入賀に委ねると書き残していた。

鉄平の“形見”のメッセージを必ず守ると誓う入賀は実篤たちの元へと向かうことを決め、「…さ、鉄平ちゃんの正義──つなぎに行こうか」と笑うのだった。

──夜が明け、実篤たちからのメッセージを見た数人が荒川区役所に集まっていた。そこへ紗綾、龍太、国後依恋(CV:中島由貴)が姿を見せる。皇帝の手先じゃないかと疑われる中、依恋が「あんたたち、姿勢を正して黙りなさい!」と発すると、一同がわけもわからず背筋を伸ばす。「最強の特権、命令権。私の特権よ!」。その言葉に目を光らせる人物がひとり……隅に座っていた御堂だった。

龍太たちは、実篤が待つ場所へと御堂を連れて行く…。初めて対峙(たいじ)した2人──。

「初めまして。成田実朝(さねとも)の……息子さん」

実篤らのメッセージを見て、姿を現した御堂

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画像提供:©宮川大河/COMICSMART INC./多数欠製作委員会

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