24時間マラソン完走のやす子「いや～、走れてよかったな」　4億円以上の募金には「すごっ！」と驚きつつ最後まで感謝も忘れず【その③】

最後の長めの休憩地点でも、店頭のスペースを提供してくれていた店舗のスタッフに「場所をお貸しいただいてありがとうございます！」とマッサージを受けつつ頭を下げていたやす子。最後の最後まで周囲の人々への「ありがとう」を欠かすことはなかった。

国技館へのラストスパート。雨脚は強くなっていたが、沿道からの「やす子―！頑張って！」という声援はそれ以上に強くなっていた。ずぶ濡（ぬ）れになりながらも笑顔で声援にこたえつつ、ついに国技館へとたどり着いたやす子。入り口で待ち構えていた先輩に出迎えられ、一緒に国技館の中へ。ステージへと向かう階段のそばでは、元上官の森脇さんと、かつてお世話になった養護施設の先生が涙を流しながら、戻ってきたやす子に拍手を送っていた。その横を駆け下りてゴールテープを切ったやす子は「いや～、走れてよかったな～」とポツリ。彼女の走りに賛同して集まった募金の総額は、ゴール時点で4億3801万4800円に達し、やす子自身も「うわぁ！すごっ！」と驚いていた。そしてオンエアが終わるまで何度も「明るく生きましょう！」「ありがとうございました！」と、周囲への気遣いと感謝を口にし続ける、最後までやす子の人柄を感じさせる形でのゴールとなった。

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写真提供：（C）日テレ