雨の中、トラックをひたすら周回するやす子…極限状態の中で見せたスタッフへの気遣いとは【その①】

この日の目標の約3分の2にあたる19.2km走ったところで休憩タイム。募金額が9000万円を突破したことをスタッフから伝えられると「子どもたちみんなうれしいと思います。ありがとうございます！」「募金してみようかなって動いてくれると、うれしいがどんどんどんどん増えていくって感じですね」と、チャリティーランナーとして走る決断をした自分の行動に手ごたえを感じている様子。ただ、トラックの周回については「飽きてます」と即答し周囲を笑わせていた。それでも「つらくないですか？」という問いかけには「つらくは…つらいってわかった上でやってるんで大丈夫ですね」と力を込めていた。

目標の30kmを目前にした休憩タイムで「ちょっと小指が、左（足）が痛いです」と初めて痛みを口にしたやす子。雨による湿気などもあり、指にまめができかけていたのだ。すぐさまトレーナーから適切に処置をされ、トラックへと戻るやす子。すると、トレーナーたちとの会話の流れから、自衛隊の訓練で行っていたという掛け声をみんなで行うことに。「いーち、そーれっ！にーっ、そーれっ！」「超超超超絶好調！」と声を出しながら順調にペースを刻み、やす子はこの日の目標である30kmを無事走破した。

走行後のメディカルチェックで体重をはかると、なんと走る前と比べて2kg近く増加していた。実はやす子は周回中に何度か取られた休憩タイムで「走ったらお腹空いてきました！」と、結構な食欲を見せていた。差し出された食事に「こんなに食べていいんだ…」「炊き立てだったんだ！いいタイミングで炊けてるなぁ…」と、勧められるがままに喜んで食べていたやす子。その結果、まさかの増量となっていたのだ。これにはやす子も「増えてる！24時間マラソンで太る人いたんだ！」と驚きを隠せなかった。そして「75周も走ったんだ！すごっ！」と初日の走りを振り返りつつ、「至って健康なので、明日走り切れたらいいなって思います」と語っていた。

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写真提供：（C）日テレ