アニメ『ザ・ファブル』洋子って実は超強い!?鈴木との“テーブル戦”で魅せた圧倒的早業に「神回」の声

2024.8.29 17:15

◆ファンから“神回”と話題 〜鈴木vs洋子〜

夜──明たちの暮らす“真黒住宅”からは、鍋物のいい香りがしていた。鈴木は鍵のかかっていない玄関を開け、土足で踏み入る──。キッチンを見やると、明の”妹”が立っていた。手元の“ハッシュパピー”をちらつかせてやる。「まぁ座ろうか。水を一杯くれ。質問は俺がする」。端的に要求を伝え、互いの立場を“分からせる”。心配するなと言いながら拳銃をテーブルの隅へ置き、両手も下げる。鈴木にとって目の前の”妹”は脅威ではない。

「アニキがいるんだろ? ファブルってあだ名の──」。直球の質問に、”妹”はシラを切る。続けて真黒組との関係を尋ねると、どうやら組長の遠い親戚にあたるということだった。なるほど、そういう”設定”…「だが、俺もバカじゃない──。おまえの兄からするニオイで大体の見当はついてしまう!」。ニヤリと笑う鈴木。だが、妹はただただ冷静に「見当違いね──」と返答。眉尻を下げ、ため息をつくように語り出した──。

「ずいぶんナメられたものねぇ──…。一人で来るなんて〜。例えばテーブルの銃──…いいのそこで? 両腕を下ろしてるけど、いいのそれで? 目線はそれでいいの? 座ってても重心はブレてない? アタシの言ってること、わかる──? ……ハンデをあげてるのよ」

にらみ合いも束の間、洋子の右手がテーブルを打ちつける。直後、鈴木は椅子とテーブルの間に挟まれ、同時に卓上の拳銃が洋子の元へ滑っていく。洋子は右手でテーブルを固定したまま、左手の人差し指で拳銃を軽やかに拾い上げる。気づけば、銃口は鈴木を捉え、“立場”はすっかり逆転していた──。

「言ったでしょ。見当違いだってぇ──」

鈴木に拳銃を突きつける洋子 圧倒的かつ一瞬の制圧だった

──しばらくして明が帰宅。すっかり飲んだくれた洋子と、両手を縛られた鈴木が出迎えた。「よォ〜、めちゃくちゃ強いな──妹ォ──」。口数の減らない鈴木を無視して、明は夕飯のありかを確認。キッチンに寄せ鍋を見つけると、ようやくテーブルにつく。「なんで来た? 先手取ろうとしたのか──」。明の声は至極落ち着いている。…が、「俺の中で色々とつながった」と話す鈴木が“4年前の事件”を口にした瞬間、「言うな…!」とやや語気を強めた。

「あんまりペラペラ話すと──おまえを始末しないといけなくなる」

明は改めて貝沼の解放を要求。だが、状況はすでに変わった後だった…。鈴木が井崎に連絡を入れると、「こっちも色々あって──」と煮え切らない返答。どうやら脱走を試みた貝沼が、薄暗い山の中を彷徨(さまよ)ううちに崖から足を滑らせて転落死したようだった。「残念だ……誰も死んでほしくなかった──…」。そう呟(つぶや)くと、明はあっさりと鈴木を解放。まるで初めから何もなかったかのように、鍋を温め直す──。

なぜ自分を見逃すのか…。なぜ、”また狙いに来るかもしれない”と警戒しないのか…。納得のいかない鈴木に、洋子が笑って答える。「警戒? そういうのはね、脅威を感じた時に初めて使うの…」。言われ、立ちつくす鈴木。そして直後、「鍋、どう──?腹減ってるやろ──…」という明の言葉は、鈴木のプロとしてのプライドをズタズタに引き裂いた。

崖下の貝沼を確認する井崎
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