店主と3人の息子が営む町中華 祖母の形見の“ブレスレット”に感動する『オモウマい店』

2024.8.28 11:35

8月27日放送の『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』は、福岡・中洲にある『王餃子(わんぎょうざ)』を紹介。店を切り盛りする家族の思いにスタジオが感動した。
 
店主は2代目の山肩政剛さん(54)。息子たちも店で働いている。名物の『パラパラ焼めし』を2人同時に炒(いた)めるのは、長男・聖弥さん(28)と二男・俊介さん(26)。並んで作るチャーハンは動作が全てシンクロ。互いのフライパンに調味料を入れ合うなど、神業の如き連係プレーだ。三男・大晃さん(25)は同じビルでダイニング・バーを営んでいる。
 

『博多しょうゆラーメン』 

餃子と焼めしが主力メニューだが麺類も大人気。福岡では珍しいという、しょうゆラーメンもあり、しょうゆたれに野菜の絞り汁である“青汁”を加え、豚骨スープで伸ばす。麺は特注。チャーシューは継ぎ足しの特製たれで2時間煮込んだあと一晩寝かせる。常連客が「ワンギョ(王餃子)のラーメンが一番」と絶賛する『博多しょうゆラーメン』は780円。
 
中華丼や天津飯などの丼ものも充実しているお店だが、目を引く一品料理も。ヒロミが「これうまいぞー」と興味津々なのは『豚にらとじ』(940円)。ニラ、タマネギをしゃきしゃきに炒め、豚肉と合わせる。最後に卵2個を溶いてフライパンに回し入れ、しょうゆベースの特製たれで味付け。画像から匂いがしてきそうなほどおいしそうだ。
 
創業60年という王餃子。創業したのは店主の母・下田典子さん。3年前に亡くなったという。長男・聖弥さんの左腕には、そのおばあちゃんの“形見”が巻かれていた。ブレスレットのように見えたのは何とフォークを丸めたもの。
 
「先代のおばあちゃんが、これでずっとギョーザを包んでて、形見代わりにアクセサリーにして、肌身離さず」着けているという。「店を継ぐのが夢だった」という三兄弟。「家族でやってるのはやっぱり強いですね。真似しようと思ってもできることじゃない」との言葉に、美しい連係プレーの理由が垣間見えた。

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写真提供:(C)中京テレビ

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