柳楽優弥 天才子役が直面した苦悩と葛藤の日々…“芸能界の母親”的存在のYOUが抱いた心配事は?

2024.8.26 12:50

俳優の柳楽優弥(34)が8月25日放送の『おしゃれクリップ』にゲスト出演。映画デビュー作で共演し、柳楽が“芸能界のお母さん”と慕うタレントのYOUが、デビュー当時の柳楽に対して抱いていた、とある心配事について明かした。

14歳のときに映画『誰も知らない』の主演で映画デビューを果たした柳楽は、この作品で史上最年少のカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を獲得。瞬く間に天才子役として名をはせたものの、そんな柳楽を映画で親子役を演じたYOUは「ちょっと辛かったんじゃないかと思いますけどね」と振り返る。「学校生活とかそういうとこすっぽ抜けちゃったと思うし、多分タイミング的に。だからなんか大人に囲まれて、なかなかその自意識が育つ時間がなかったので」と、思春期を迎えるも多忙を極めた柳楽の成長に対して、案じる部分もあったという。

それでもYOUは「自分でちゃんと歩けるようになるまでは不安だったと思いますけど」と柳楽に思いを寄せつつ、「何でも挑戦してほしいし、すごい良い役者さんだと思うので、臆せず今まで通り活躍していける」と現在の柳楽に向けて応援の言葉を送った。

番組MCの山崎育三郎から「YOUさんから14歳であれだけ有名になって辛かったと思うってありましたけど、自分ではあんまり実感なかった?」と問われると、「その時は実感ないかもしれない」と返した柳楽。それでもデビュー作では、あえて子どもの自然な姿を映し出すため、台本を渡さず口頭でセリフや演技指導が伝えられたそうで、「技術的なことがやっぱり全くわからないというか」と特異な経験がきっかけとなり、後に自身の演技について苦労することもあったと語った。

柳楽は「自分がついていけてないっていう感覚の方がすごい強くて、毎回頑張って“こうなのかなこうなのかな”ってやるんですけど、やっぱいきなり演技ってうまくならないじゃないですか。そこで表現、毎日憂鬱(ゆううつ)だなって感じていた」とコメントし、その後プライベートで様々なアルバイトを経験したり、趣味を広げたりと人生経験を積むきっかけとなった葛藤の日々を明かした。

人生経験を糧に挑戦を続けることについて柳楽は「つまんないって言われたくないですよね。面白いって思ったことを、頑張って表現してます」と笑顔で語り、続けて「それで30代(になって)、またこう作品の中でのセンターみたいな立ち位置に、なんとなく戻れてきて、悩むことあっても“芯としては動じないで作品に挑める”っていう感覚に、最近はなってきていて」と手応えを感じているようだった。

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写真提供:(C)日テレ

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