柳楽優弥 堤幸彦監督をうならせた“人生の凝縮された撮影シーン”とは?

2024.8.26 08:15

俳優の柳楽優弥(34)が8月25日放送の『おしゃれクリップ』にゲスト出演。最新作でタッグを組む映画監督の堤幸彦から、柳楽の俳優としての魅力が明かされた。

柳楽が17歳のときに映画『包帯クラブ』でメガホンを取り、9月公開の最新作『夏目アラタの結婚』で17年ぶりに柳楽とタッグを組む堤監督は、再タッグを組むまでの柳楽のここ17年間について「本当にこの何年か本当にインパクトがあるなと思っていて、彼のこの十何年間っていうのは、とても大きい財産になっているんじゃないかなというふうには思います」とコメント。一方で「非常に大きいところはやっぱり、顔面の強さというか、表情のインパクトというのは、ずっとありますね」と変わらない素晴らしい点もあると明かした。

そんな堤監督は、今作のとあるシーンの撮影で柳楽の演技力に驚いたという。それは児童相談員役の柳楽が、殺人犯に初めて面会しプロポーズをするという重要な場面。堤監督は「全てのストーリーの始まりであり、そして結末はどうなるのか、やっぱりそこが肝(きも)だと言ってもいい」とこのシーンを何度も撮り直す覚悟を持っていたのだとか。しかし「ほぼ2発ぐらい(の撮影)でうまくいきましたね」とまさかの結果に。

番組では実際にそのシーンが放送され、柳楽の狂気を感じる圧巻の演技が披露されていた。堤監督が「やっぱり彼が、それなりに人生の中で経験した、いろんなその肝の据わり方とか、人間にどうやれば強く訴えられるのかとか、そういうことが凝縮してるカットじゃないかと思うんです」とコメントすると、柳楽はこの言葉に「うれしい」と笑顔を見せた。

最後に堤監督から「本当に(柳楽は)国際的に通用する表情とそれから、体の動きを持っています。世界に羽ばたく柳楽くんであってほしいと思う」とエールを受けた柳楽は、「いやーすごいうれしいですね」と再び喜んだうえで、堤監督の映画『包帯クラブ』に出演した17歳の頃を回顧。当時は周囲からの評価と、自身の技術との間にギャップを感じていたというが、「ちょっとユニークな役柄でもあったので、前向きに色々トライしようみたいな気持ちで挑んだんですね。それを堤監督は割と受け入れてくれたし面白がってくれたし、背中を押してもらえるような感覚がすごい強く得られて」と堤監督との出会いが転機になったことを明かした。

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写真提供:(C)日テレ

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