アニメ『夜桜さんちの大作戦』ハクジャと太陽の両親の秘密にSNSも涙「ハクジャさんと作画の素晴らしさに号泣」

2024.8.21 17:15

アニメ『夜桜さんちの大作戦』の第20話『太陽のピアス』が8月19日にBS日テレにて放送された。ハクジャと太陽は観光列車の中で激しい攻防を繰り広げていた。その最中、外から戦いを観察する皮下に気付かれないように、ハクジャは髪の毛を文字に見立てて太陽へメッセージを送る。彼女が紡ぐその内容とは、太陽の両親の死にまつわることだった。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)

◆ハクジャは太陽の両親の過去を知る人物…両親の死の真相とは?

観光列車の中で相対するハクジャと太陽。太陽は辛三から託された武器「八重の弐」で対抗する。そんな中、突然ハクジャは太陽に“真実”を伝えたいと、髪の毛を使って暗号を送る。

ハクジャはあろうことか「私のせいであなたのご家族は死んだ」と語り出したのだ。

それは、ハクジャこと「白井雪」が病に侵され入院していた頃の話。雪は太陽の母・あかりが看護師として務める病院に入院していた。そこには製薬会社で新薬の営業をしていた父の日出(ひで)も出入りしており、2人は雪を我が娘のようにかわいがっていた。ある日、2人は雪の誕生日に太陽の形のイヤリングをプレゼントする。そして、雪の主治医が皮下だったのだ。その後、雪の病気は急激に回復し、退院することができる。

退院してからしばらく経ったのち、雪は皮下に呼び出され、病院の地下にある死体安置所に連れて行かれる。そして、彼女が葉桜の完全適合者だったこと、そしてタンポポの余計な情報が残らないよう、太陽の両親は何も知らないまま、消されてしまったのだった。

こうして絶望のうちに、雪はハクジャとしてタンポポに加担することになった。

太陽の父・日出と母・あかり

そして今、太陽の両親がくれたイヤリングはハクジャの行動を監視するためのGPSがついているという。つまり、このイヤリングの情報をたどればタンポポの情報も知ることができるのだ。

「あなたの家族を奪った女の手から、あなたの新しい家族を守る手掛かりを勝ち取ってほしい」と太陽に対峙するハクジャ。もう、葉桜を受け渡す予定の駅への到着は迫っていた。

全てを聞かされた太陽。その瞬間、体内のソメイニンが、太陽の激情により暴走を起こす。それは、とっくに太陽が制御できるレベルを超えていた。その様子をモニタリングしていた見ていた百(もも)は「残り数分でソメイニン活性が彼の肉体を破壊し、死にいたる」と語る。

◆ハクジャの最期にSNSも涙

しかし力任せに暴走する太陽は、動きに精度を失い、あっという間にハクジャに捉えられるが、太陽は六美が家族を失った自分を受け入れてくれた時の「そんなの当たり前でしょ」という言葉を思い起こし、超人的な力でハクジャの髪を振り解く。

そして太陽は自らの足に刀を突き立て、大量に出血する。暴走するソメイニンを瀉血(しゃけつ)することで抑えようとしたのだ。この様子を見ていた百はきっと辛三が教えてくれたのだろうと分析する。

太陽に言葉をかけた六美

太陽は「六美たちのいる、この“当たり前”を守るんだ」と、自らの体に電流を流し、渾身の一撃を放つ。それは太陽を攻撃しようとするハクジャの髪の毛をなぎ払った。太陽のピアスは弾け飛び、ハクジャは倒れた。ハクジャの体が、限界を迎えたのだ。

ハクジャに渾身の一撃を放った太陽

倒れたハクジャに駆け寄った太陽は、弾け飛んだピアスを再びハクジャの耳につける。

太陽は、両親から“懸命に治療を頑張るお日様みたいな手をした女の子”の話を聞かされていたと語る。両親の形見を守り抜き、「母さんたちの死はあなたのせいじゃない」「あなたのおかげで、今度こそ家族を守れる」と感謝の言葉を告げる太陽。感謝の言葉を聞いたハクジャは涙を流し、太陽の腕の中で息を引き取ったのだった。

SNS上では「ハクジャさんと作画の素晴らしさに号泣」「ハクジャさんの全てが悲しすぎる」「太陽の優しさが心に沁みる」とハクジャに同情する声が上がった。

『夜桜さんちの大作戦』第21話
8月25日(日)午後5時〜 MBS/TBS系にて放送
8月26日(月)夜10時30分〜 BS日テレにて放送

©権平ひつじ/集英社・夜桜さんちの大作戦製作委員会・MBS

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