木村多江　役者の道を反対していた生前の父…しかし娘を思い電車内で取った行動を知り思わず涙

俳優の木村多江（53）が8月18日放送の『おしゃれクリップ』に出演。家族に対する愛情や、年若くして死別した父の本心に触れた木村が思わず涙を浮かべた。

番組を通して、家族に対する思いを数多く口にしていた木村。21歳で亡くした父に対して、自らの役者になりたいという決意が父にストレスを与えていたのではないかという自責の念や、父を失った母への罪の意識があったことを明かしていた。

ここで、木村やその家族をよく知る人物である、木村の叔母から寄せられた手紙を番組MCの山崎育三郎が代読。そこには、「多江ちゃんが初めて電車内の広告に顔が載った時、（父が）うれしくてその広告のぶら下がっている電車に何度も乗り降りしていたことを知っていましたか。パパはかわいくて、心配で仕方のない娘を前にして、正面きって反対はしてもその志はちゃんと受け止めて、認めていたのですね」と木村を思う父の本当の姿がしたためられていた。演技の道に進むことを反対していた父の知られざる行動を知った木村は、思わず目に涙を浮かべていた。

手紙には、父のほかにも木村の“ファン第一号”を自認し、その好奇心の強さや努力家な性格に木村が憧れを抱いていた祖母とのエピソードも記されており、「ありがとうございます、うれしいこんなサプライズ」と喜びを口にした木村。「父も祖母もそうですけど、叔母も本当に素敵な人で、人を思いやる気持ちが素晴らしい」と家族への思いを語り、さらに「目指す人がいるっていうことが、ラッキーなこと」だと感謝の言葉を続けた。

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写真提供：（C）日テレ