アニメ『ばいばい、アース』第5話　泣き崩れた水族（マーメイド）のまさかの特徴に視聴者「他人に感情まで依存してしまう種族だったのか！」

TVアニメ『ばいばい、アース』の第5楽章『演技。剣と天秤、正義と悪』が８月9日（金）に放送された。原作は“映像化不可能”といわれた傑作小説で、獣⼈だらけの世界で唯⼀の⼈間であるベルが数々の困難に⽴ち向かい、⾃らの存在意義を⾒つけ出す壮⼤な物語。アニメでは、ファイルーズあい、内⼭昂輝、諏訪部順一、花江夏樹ら豪華声優陣が盛り上げる。
（以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます）

◆出陣

ティツィアーノが根城とするカタコームの洞窟を、隊列を組んで進む＜正義＞の楽隊。結束力に欠ける楽隊は、ティツィアーノの放つ幻影魔法の罠に翻弄され、退路を断たれ、散り散りになってしまう。

ラブラック＝ベル（CV：ファイルーズあい）は、討伐隊の演出家である水族（マーメイド）のベネディクティン（CV：小清水亜美）と落ち合うと…彼女の恋人であるはずのゴードンに襲われた。生気がなく、ただひたすら襲いかかって来るゴードンは、ティツィアーノの“倒した相手を死兵として操る能力”で動かされていたのだった。そこへ助けに現れ、死兵となったゴードンを止めたのはキティ＝ザ・オール（CV：花江夏樹）だった。

ゴードンの死に泣き崩れるベネディクティンを、ベルは優しく抱きしめた。水族（マーメイド）は、種族の特徴として“親しい相手の性格を自身の性格にも投影する”と言われている。ベネディクティンも、恋人であるゴードンの性格を投影していたため、悲しさのあまり泣き崩れていたのだった。しかし、ベルが寄り添ったことで正気を取り戻していった。

そして、生き残った楽隊の脚本家（リブレット）のギネス（CV：榎木淳弥）やクエスティオン＝アドニス（CV：内山昂輝）たちと合流するベルたち。

正義も悪も関係なく、死者の魂をなぐさめると言われている湖。そこで悪の指揮者（コンダクター）であるジンバックから“見世物がある”との情報を得たアドニスは、「俺たちの敵は誰だ？俺たちの敵だよ。そもそも誰がこの戦いの火種を撒いた？」と問う。＜悪＞と戦っていたはずだが、アドニスの言葉で“本当の敵”に気付かされたギネスは「ティツィアーノ」と答えた。「そうだ！俺たちの敵はティツィアーノただ一人だ！“正義（トップドッグ）”と“悪（アンダードック）”共通のな！」

◆死者を操るティッツィアーノ

湖に到着すると、そこではティツィアーノが死者を操り、正義と悪の戦いを再現していた。アドニスを見つけたティツィアーノは、死者たちを全て差し向けて襲いかかって来る。そこへ助けに来たのはジンバックだった。ティツィアーノは、最初はしっかりとした意思を持って悪（アンダードッグ）に共闘を持ちかけてきたが、この戦いでアドニスの姿を目撃してから様子がおかしくなっていったという。

以前、ティツィアーノの最愛の男性が、神言に背いて処刑されたことを、アドニスがティツィアーノに伝えていた。アドニスを見たことで、その時の気持ちを思い出し、正気を失ったと思われた。このままティツィアーノにやられないために、ジンバックの提案で正義と悪が手を組んで戦う事になるのだった。

悪の一行に、アドニスの父親がいることが分かる。ベルが話すと、アドニスの一族は悪側にいるが、正義でも悪でもなく、“カタコームの洞窟を守ることを代々の使命としている”と聞く。そして再び出陣の時、ベルは不思議な高揚感に包まれるのだった──

◆愛するゴードンの死に泣き崩れるベネディクティンに「ベネディクティン嫌な奴だと思ってたけどそうでもなかったな」

ベネディクティンの親しい相手の性格を投影する特徴に、SNSでは「マーメイドの依存体質による精神寄生でその人と同じようになるっての面白いね」「他人に感情まで依存してしまう種族だったのか！」「ベネディクティンは広く浅く多くの者と通じる水族の性分に関係なくゴードンを一途に愛していたのだと伝わる」「ベネディクティン嫌な奴だと思ってたけどそうでもなかったな」など、ベネディクティンに対する好意的な声が多く見られた。また、アドニスの父親の登場に「アドニスパパ！似てる？」「親子で一緒に戦うの？」「正義と悪の共闘。そしてアドニスの出自、コリンズ一族は正義でも悪でもない。二極化されてきた世界は実は曖昧なのでは」など、アドニスの出自に興味を示す声も上がっていた。

アニメ『ばいばい、アース』
[WOWOWプライム][WOWOWオンデマンド] 毎週金曜 23時30分より放送・配信
[ＢＳ⽇テレ] 毎週土曜 24時30分より放送

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