真(大島優子)の哀しい過去がついに明らかに…「とにかく心情が揺れる号泣回」『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』

2024.8.6 09:45

8月3日に日本テレビ系土曜ドラマGO HOME~警視庁身元不明人相談室~』の第4話が放送された。本作は、『警視庁身元不明人相談室』の三田桜(小芝風花)が月本真(大島優子)とバディを組んで、身元不明の遺体たちを家族や恋人の元に帰すべく奔走する、ありそうでなかった警察エンターテインメント。

(※以下ネタバレ含みます)

今回の身元不明の遺体は、山中でのバイク事故を起こし、搬送先の病院で死亡した若い男性。行方不明者リストと照合した結果、男性は両親から行方不明者届が出されていた大学生の葉山聡(濱田龍臣)だと判明した。桜と真が聡の両親の元へ向かうと、1年前から彼と連絡が取れなくなっていたという。

しかしなぜか10日ほど前に突然、聡から『お守り』が送られてきたのだという。お守りは福島の神社のもので、聡が子どもの頃に誰かからもらったものらしい。桜は、お守りを見てなぜか動揺する真のことが気になって…。

実は真には、東日本大震災の日から行方不明になっている婚約者・慎一(福田悠太)がいた。その彼とおそろいで持っていたお守りと同じものだったのだ。桜は「もしかしたら、お守りは聡くんが慎一さんにもらったものかも」と、居ても立ってもいられずに走り出して…。

聡の身辺を探り始めると、何らかのトラブルに巻き込まれていた影が浮かぶ。大学の同級生で幼なじみの横田大地(荒木飛羽)も携帯がつながらなくて心配していたという。

聡は強盗を働いていたようで…

そんな中、聡が特殊詐欺グループのメンバーで、集団で強盗を行っていたことが発覚。ショックを受けた聡の両親は、これ以上の調査は望まない姿勢をみせるが、桜は食い下がる。しかし両親がそう言っている以上、もう表立って調査はできず…。すると、桜の思いに突き動かされた真が、利根川(吉田鋼太郎)に、慎一の行方不明者届を提出する。これで、慎一に関係があったかもしれない聡のことを正式に調べられるのだ。

そして、調査の結果、聡が利用先のホテルからお守りの入った封筒を両親に郵送していたことが判明する。その防犯カメラには、聡と一緒に、幼なじみの大地も映っていた…。

実は、聡を強盗グループに誘ったのは大地だった。闇バイトに手を出してしまった大地は、仲間を誘えと脅され、聡を誘うしかなかったのだ。2人はグループから逃げようとしても逃げられずにいたが、聡は彼らの悪事を暴こうと、諦めずに強盗グループのリストが入ったマイクロSDカードをお守りに入れて両親の元に送った。そしてバイクで逃走中に事故を起こしたのだった。命懸けで強盗グループを告発しようとした息子の雄姿に、両親は目を細める…「聡は、自慢の息子です」。

今回、親子の話が描かれたことで、SNSでは「息子を持つ親としてぐっときました」「息子と被って泣けちゃったな」「ご両親に息子さんの最後がちゃんと伝わって良かった」など、心を動かされた人たちのコメントが見られた。

生前の慎一の姿を見た真は…

やがて、聡のパソコンのファイルの中から震災直後の動画が見つかった。そこには、慎一が今にも津波が押し寄せようとする中、逃げ遅れた人を避難させようとする様子が映っていた。そして、その混乱の中、津波が押し寄せ…慎一は戻らぬ人となった。思わず画面から目を背ける真。お守りはこの時に動けずに泣いていた幼い聡に、慎一が渡して励ましていたこともわかった。

「俺の一番大切なお守りだ。後でちゃんと返してもらうからな。それまで頑張れ!」と。 全てを知った真は、込み上げるものをこらえきれず、13年間の思いが一気にあふれ出す…。そんな真の肩を、桜が優しく抱いて…。

ついに、真の過去が明らかとなった今回。「真さんに感情移入して涙が止まらない」「めちゃくちゃ大号泣」「真が前向きに生きていけるようなストーリーでよかった」「とにかく心情が揺れる号泣回」などの声が集まった。

また、「毎回ラストに亡くなった人が出てくる演出いいな」「今回も身元不明人の人生に寄り添う内容だった」などこのドラマでの毎回の展開に対する意見も寄せられていた。

8月17日放送の第5話は—

桜の部屋に母・葉月(鈴木杏樹)が

都内の商店街で、買い物途中だった中年女性(阿南敦子)がくも膜下出血で倒れ、息を引き取った。桜と真は、商店街の防犯カメラ映像をたどって女性の身元を突き止める。女性の名は高倉桐子。桐子のSNSの投稿から、この春に医大を卒業したばかりの娘がいることが判明し、桜と真は「一刻も早く知らせてあげないと」と娘の元に向かうが、あろうことか娘・紀子(久間田琳加)は自宅で手首を切って自殺を図っていた…。しかも医大卒は母・桐子の真っ赤なウソで、紀子は医学部を7回受験し、いまだ合格していなかった……。

桜は、母親のエゴが娘を追い詰めたに違いないと決めつけ、亡くなった桐子を「最低な母親」と非難。一方の真は、紀子の境遇に感情移入しすぎる桜の過去が気になって……。

そんな中、桐子の死と紀子の自殺未遂は意外な展開へ。さらに、桜の部屋に母・葉月(鈴木杏樹)が訪ねて来て、真も知らなかった桜の過去が明らかに……!

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写真提供:(C)日テレ

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