多部未華子「チームワークを引っかき回すキャラクターなので…」映画『インサイド・ヘッド2』役作りのこだわりとは

2024.8.5 13:00

大ヒットを記録している映画『インサイド・ヘッド2』の公開初日舞台あいさつに俳優の多部未華子、お笑いコンビ・マヂカルラブリーの村上らが登壇。大反響の喜びや役作りへのこだわりなどを明かした。

この物語の舞台は、主人公の少女・ライリーの“感情たち”の世界。ヨロコビ、カナシミ、イカリなどさまざまな感情のキャラクターに加え、思春期を迎えたライリーに新たな“大人の感情”のシンパイ、ハズカシなどが現れる。複雑な“感情の嵐”が巻き起こる中で、自分らしさを失っていくライリーを救う物語となっている。

シンパイ役を務めた多部は、「この作品に携われてうれしかったですし、ようやく今日こうしてみなさんに観ていただくことができ、とてもうれしいです」と喜びを伝えた。先月の公開直前イベントで「公開されてからもきっと“シンパイ”でいっぱいだと思う」と語っていたが、今月1日に全国公開されるとSNS では、「涙なしには見られない!昔の自分を思い出しました」、「人生につまずいた時に何度でも観たくなる作品」と感動の声があふれている。さらに6月に世界各国で公開されて以来、世界興行収入が15 億1025 万ドル(約2322 億円)を突破し、これまでNO.1だった『アナと雪の女王2』(14億5368万ドル)を超えたアニメーション映画史上世界No.1となるヒットを記録している。

映画『インサイド・ヘッド2』の公開初日舞台あいさつ

ハズカシ役を演じたマヂラブ・村上は、初めてのアフレコに「『怒られたりしないかな…』という”シンパイ”な気持ちもありました。でも、『うめいてください』と言われて自分なりにうめいてみたら、『それです』と言われたんですね。普段の自分でいけたのが本当に助かりました」と振り返ると、シンパイ役の多部は「あらゆる感情のチームワークを引っかき回すキャラクターなので、なるべく愛らしくチャーミングに見えるキャラクターになったらいいなという気持ちでアフレコしました」と、役へのこだわりを明かした。

そして、大人も共感できる内容となっていることについて村上は、「これは僕の“あるある”が詰まった物語だと思うんですけど…。皆さんももしかしたら一緒なんですか?」と自身の思春期と重ね合わせて笑いを誘った。すると多部が、「私の話だと思っていたのですが、まさか村上さんの話だとはびっくりしちゃいました!」と村上のボケに便乗しつつ、「出来上がった作品を観て、まるで自分が経験してきたかのようなお話だと感じました。今は私も大人になりましたけれど、ライリーのように色んな感情を持って生きているなと、自分のことを見ているかのようでした」と、映画の仕上がりに感激していた。

さらに作品のお気に入りポイントについて多部は、「どんな感情も必要で、どの感情も色んな感情を補い合って一人の人間ができていくというのがとても感動するポイントで、皆さんの心に留まるんじゃないかなと思っています」と語った。

『インサイド・ヘッド2』
大ヒット公開中
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

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