高見沢俊彦 「もうギターは弾かなくていい」 THE ALFEEデビュー当時に味わった屈辱に「やさぐれましたよね」

2024.8.5 12:10
ロックバンド・THE ALFEEのリーダー・高見沢俊彦(奇跡の70歳)

ロックバンド・THE ALFEEのリーダー・高見沢俊彦(奇跡の70歳)が4日放送の『おしゃれクリップ』に出演。これまで数々の伝説を残し続けてきたバンド界のレジェンドが、デビュー50年を迎えた今だからこそ語る、デビュー当時の屈辱を語った。
 
学生時代の友人であった桜井賢、坂崎幸之助とTHE ALFEEを結成した高見沢。大好きな音楽でメジャーデビューを果たすも、その際にとある屈辱を味わったという。当時THE ALFEEは作曲家による楽曲提供を受けており、高見沢は「もうギターは弾かなくていい」とボーカルへの転向を打診されたのだとか。一方ボーカルだった桜井は、弾けないギターを強要されたそうで、MC・井桁弘恵からその理由を問われた高見沢は「“見てくれ”なんですって」と一言。こうした仕打ちに「やさぐれましたよね」と当時の悔しさを口にした。
 
その後、THE ALFEEの作詞・作曲を手掛けるようになった高見沢だったが、しばらく苦労を重ねる時期が続く。それでもデビューから10年、ついに『メリーアン』が大ヒット。当時の心境について高見沢は「自分たちがヒットすると思ってない」と振り返り、「これでもう(楽曲を)作らなくていいや」とも思ったという。それでも「一発屋で終わるか、10年以上続くバンドになるかここが瀬戸際だ」と『星空のディスタンス』を発表し、国民的バンドへ。高見沢は「この曲のヒットはうれしかった」と自分の楽曲が世間に認められたことへの喜びを語った。
 
番組では、盟友の桜井と坂崎がVTRでコメントを寄せた。桜井は「コンサートはできるけどヒット曲がないって時に、(高見沢が)相当責められた」と振り返り、こうした中で努力を重ねた高見沢を称賛。「言わなくたってみんなわかってる」と、普段は言葉にしない絆(きずな)を明かした。
 
さらに番組では、THE ALFEEに30年以上関わっている専属のヘアメイクが、3人の絆を象徴するエピソードを披露。アーティストがカバーアルバムを出すことがブームになっていた時期に、ヘアメイクが坂崎にカバーアルバムの制作を提案したことがあったそうだが、坂崎は「俺は高見沢の作った歌しか歌いたくないの!」と断ったという。この坂崎の言葉に高見沢は「うれしい」としたうえで、「だから一生懸命作ってますよ。僕は自分のために作っている感覚がない、THE ALFEEのために曲を作っているという感覚でずっとやってきた」とコメント。3人の声をうまく使える楽曲を目指してきたと語った。
 
最後に、MC・山崎育三郎から「THE ALFEEとして今後の目標は?」と尋ねられた高見沢は、「今年の春で(ライブ数)が2900本を迎えたので、3000本を目指したい」と宣言。さらに「1本でも多く3人でステージに立っていたい、3人で音楽を奏でるのが好きなんでしょうね」とデビューから半世紀が経った今でも変わらない熱い想いを口にした。

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写真提供:(C)日テレ

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