板垣李光人 大河ドラマで演じた人物のゆかりの地、パリ・凱旋門で役者としてのこだわりを語る

2024.8.5 06:45
板垣李光人

俳優の板垣李光人が8月3日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に出演。パリの凱旋門で俳優として実在の人物を演じる際のこだわりを語った。

大河ドラマ『青天を衝け』に出演した際、現地撮影するはずだったのが“凱旋門(がいせんもん)” でのシーンだった。コロナ禍の影響で渡航できなくなり、凱旋門の上からパリの街を眺めるシーンはグリーンバックで合成での撮影になったという。実際には見ることができなかった本物の景色を「あの場所で、ちゃんと見たいなと思って」と訪れた。

凱旋門の階段を上り始めた板垣は階段の先を見上げて思わず「やば…果てしない」と漏らした。頂上までは284段の階段を上った先だ。いよいよ展望台の入口前という場所で「こういう感じの(美術)セットが(入口の)ここだけ作られて…ちょっと感動」と本物を前に感情が高ぶる。

演じた役と同じ景色を見ながら「彼と同じ景色を見てたんだなと思うと感慨深いですね」と、150年前と変わらないであろう景色を眺める板垣。

実在の人物を演じることも多い板垣の役者としてのこだわり。それは、演じる役を“誰よりも愛してあげる”ということ。「良い人の場合もあるし、悪い人の場合もあるし、共感できる人か共感できない人かっていうのもありますけど」と前置きし、「でもまずその人間をプロデューサー、監督よりも愛してあげる。それは演じる側の責任でもある」と語った。

板垣李光人

「大河ドラマとか実在した方を演じる時は、そういう方々のお墓であったりとか、残ってる場所に行ってごあいさつする」と言い「役作りとかっていう、作品に入る、台本を読む、解釈していくっていう以前に、それをしないと始まらない。(そうしないと)気持ち悪いんで」「勝手に(役と)近しい気持ちも抱いてますし」と、明かした。その言葉からは、板垣の誠実でストイックな演技への向き合い方が垣間見えた。

板垣李光人

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写真提供:(C)日テレ

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