アニメ【推しの子】あかねの過去を知った、かなの“あおりスキル”が大暴走「マジで最高だよこのあおりっぷり」

アニメ【推しの子】の第十六話(第2期５話目)が7月31日に放送された。自分には才能はないと言いながら役者を続けるのはなぜか。初めて本心を明かしたアクアに、あかねが返した言葉とは？

（以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます）

◆「見かけによらずにあっちは元気」！？兄が心配なルビー

アイが殺された記憶がフラッシュバックし稽古中に突然倒れてしまったアクア。アクアはあかねと一緒にアクアの師匠である五反田のもとで介抱してもらう。

あかねは五反田に、アクアの子役時代の映像を見せてほしいと言う。しかし、アクアは「俺がいないところで見てくれ」と言って不機嫌そうに部屋から出ていった。実は、アクアは子役時代の映像を“黒歴史”とバッサリ切り捨てていた。子役時代のアクアの演技を見たあかねも、感情が乗ってない“用意した演技”だと評価する。

五反田は、アクアがこの撮影の時も倒れてしまったと明かす。アクアは自分の感情を乗せるのが苦手で、過去の記憶を引き出そうとすると、パニックを起こして倒れてしまう。それでも小手先の技術でそれらしい演技はできるのだが、アクアは自分には演技の才能がないと思っているようだった。

話を聞いたあかねは、感情演技がうまくできないのに、役者を続ける理由をアクアに尋ねるが「言っても理解してもらえないし言うつもりもない」とはぐらかすアクア。コミュニケーション力のなさについてあかねに軽口を叩（たた）かれたアクアは「もし俺の目的が人を殺すためだったらどうする？」と本来の目的を匂わせる。しかし、あかねは「一緒に殺してあげる」と即答。「罪を背負うなら私も一緒に背負いたい」と何事もなく答えるあかねに「まともじゃない…」とアクアは困惑するのだった。あかねは“カレシの責務“として、主演の姫川や、かなに勝てる演技をするためにアクアに協力を頼む。

一方、ルビーは毎晩帰りが遅い兄のことが心配になり、寿みなみを無理やり引き連れ、一緒に稽古場に入ろうとする。しかしすでに全体の稽古は終わっていて、居残りで練習している鳴嶋メルトしかいなかった。

ルビーは「毎晩遅くまで何してるの！？」と怒ると、メルトからアクアが最近はずっとあかねと行動をともにしていると聞かされる。ルビーはアクアに連絡を入れようとするが、みなみに「野暮はあかん」「答えは１つやろ」と止められる。キレイな彼女と2人でどこかに行き、いつも遅くまで帰ってこない。若い2人が毎晩することといえば決まってると語るみなみ。

「見かけによらずにあっちは元気なんやなあ」としみじみ語るみなみだが、ルビーは「高校生の子相手に軽はずみに子どもができるような真似しない」「してたら心の底から軽べつする」と冷たい口調。目の中の星も真っ黒になるのだった。

◆子役時代のあかねの憧れの人を知ったかなが大暴走！

稽古はついに実際の会場で行われるリハーサルの段階に。かなとあかねのライバル関係はさらに熱く燃え上がっていた。

「過去の栄光にみっともなくしがみついて、今の自分を磨く努力はしてるの？」とかなにつっかかるあかね。しかし、かなは余裕そうにほほ笑むと、バッグの中から『演劇の時代』という１冊の雑誌を取り出す。あかねが演劇を始めるきっかけになった役者について、子役時代の雑誌のインタビューで語っていると聞き、バックナンバーを取り寄せたという。あかねはその雑誌を見てブルブルと震え出す。

インタビューで子役時代のあかねが語っていた憧れの人、それはなんと“有馬かな”だった。「私が大好きならそう言ってくれたらいいのに〜！」「ごめんね、私はあなたのこと全然好きじゃなくて〜！」「ちょっとスタッフさん〜！稽古場にファンが紛れ込んでて怖いんですけど！」と全力であかねをあおりまくるかな。あかねは涙を堪えて唇を振るわせることしかできない。

確かに、昔は同じ年なのにテレビで活躍するかなに憧れて、劇団に入ったが「実物見たらこうじゃない！態度が大きくて失礼で、人をこんな風にバカにして！」とあかね。「マルチタレント気取りでアイドルなんかやって！」とかなを挑発するが、かなも「そっちだって代表作は恋愛リアリティーショーでしょうが！マルチタレントはどっちよ！」とさらに言い返し、結局収拾がつかなくなった2人は、メルトとアクアによって引き離されたのだった。

SNS上では「あおりスイッチ入った有馬かな最高」「かなちゃんにイジられてるwww」「マジで最高だよこのあおりっぷり」と、かなの“あおり力”の高さへの反響の声が大きく上がった。

【推しの子】第十七話（第2期6話目）は8月7日（水）、TOKYO MXほかにて放送予定

©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会