アニメ『ザ・ファブル』で“ジョジョ”の因縁コンビが復活!?CV:子安武人の新キャラ・鈴木にファン大興奮「まさかのDIO様!」

2024.7.31 17:15

毎週土曜24時55分より日本テレビ系にて順次全国放送中のTVアニメ『ザ・ファブル』(※7月6日〜8月3日は25時5分から放送予定)。7月27日の第17話『ウツボレイ……。』では、原作ファンから“一番泣けるエピソード”と人気の<宇津帆編>がついにスタート。周囲からの信頼を勝ち取りながらも裏では弱者から金を搾り取る興信所所長・宇津帆玲を始め、本章ヒロインとなる佐羽ヒナコなど多くの新キャラクターが登場し、SNSで話題となっている。中でも、フリーの殺し屋・鈴木ヒロシは「原作で1番好きなキャラ」という声のほか、担当声優が子安武人であることでより注目の的に!「うわぁ!ファブルに子安が現れたー!!!(笑顔)」「子安の声だし鈴木カッコ良すぎる何こいつ!?まさかファブルでときめくとは」などの声に加え、「まさかの鈴木ヒロシがDIO様!子安武人とは」「ジョジョ1部のジョナサン&ディオコンビじゃないか」と、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズで明役の声優・興津和幸と重要な役回りで共演していたことを思い出すファンも多かった。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)

◆宇津帆玲という男

個人や企業の“信用調査”を行う「太平興信所」。所長を務める宇津帆玲は婦人会の会長を招き、共にテーブルを囲んでいた。「ニュースにもなってましたねぇ──、太平市の公園のブランコが全て『安全ブランコ』になるとか──」「えぇ──年内にはそうなる計画です──」。温和かつ清涼に、地域における子どもの安全対策について語る宇津帆。彼の仕事ぶりは婦人会でも評判だ。

「子どもはこの国の宝です!」。そう言って、宇津帆はキレイな言葉を並べていく。「安全に歩けるよう、つまずくような石を拾うのが我々大人の役目です。ポルノや差別用語──、発育を傷つける全てのモノから子どもたちを守りたい!──そう思っています」

──その夜、宇津帆は街の明かりも届かない森にいた。目の前には、1台の油圧ショベル。公園の整備を進めているわけではない。重厚なアームの先…巨大なバケットの下では、口を塞がれた若者が涙を浮かべている。「いいっスね〜〜!こういうの好き──!」。宇津帆の隣で、サラリーマン風の男がテンションを上げる。名は、井崎勤。近々、太平興信所への入所を予定していた。

TVアニメ『ザ・ファブル』第17話の場面写真
若者を見下す宇津帆と井崎

“モンスターペアレントが生んだ、新人類”。宇津帆は、眼下でもがく若者をそう表現する。彼は親の有り余る金で車に旅行、エステに脱毛と好き放題に生きてきた。要するに、母親の過大な過保護のおかげで気持ちいいくらいの世間知らずに育ち、その終着駅が“ここ”になったのだと…。

「コイツはこれから──東南アジアあたりに“飛ぶ” ──!1000万の現金とともに──自分探しの旅に出るという設定だ──。モンスター母さんも息子がアイデンティティーに目覚めたと、さぞ喜ぶ事だろうよ──」

「いいぞォ──」。宇津帆が指示を出すと、ショベルは低いうなりを上げながら若者に土を被せていく。車庫入れを誘導するくらいの気持ちで、宇津帆は人ひとりを消してみせた。

「過保護は良い!この上ないカモになる──。平な道でも転ぶ子ども…危険な遊び…競争を知らない子ども──…。傷つく事…思い通りにいかない事、そういうのに免疫のない──そういう子どもをもっと増やそうじゃないかァ──。俺達──悪のために──」

TVアニメ『ザ・ファブル』第17話の場面写真
「教育は、本を読めるが読むに値する本がどれか分からぬ人々を大量に作り出した」 宇津帆は有名な歴史家の言葉を借りながら、“知恵と工夫ができない子ども”をビジネスにしていると語る…

◆明とヒナコの関係…フラッシュバックする過去が意味するものとは?

太平興信所のリビング。この日は、他の興信所メンバー2人と新人・井崎の顔合わせが行われていた──。長髪を後ろで束ねたツリ目の男は、鈴木ヒロシ。昨晩、油圧ショベルを操作していた人物で、フリーの殺し屋だ。そしてもう一人、車椅子に乗った女性は佐羽(さば)ヒナコ。婦人会会長との面談では宇津帆の指示で資料を提示するなど、太平興信所の事務員兼秘書を務めている。

宇津帆はテーブルのシャンパンを取ると、4つのグラスに注ぐ。「偉大な仕事ってのは4人がいい──。多いのは仲間割れしやすく、少ないのは単に人手不足になる」。『ビートルズ』に『U2』『キッス』『クイーン』『セックスピストルズ』……名曲を残したバンドもみな4人組だと持論を語り、「知恵と工夫を凝らせないニワトリに──カンパイ」とグラスを掲げる。3つのグラスが音を奏でる中、何やらヒナコだけは沈黙を貫いていた……。

──後になって、ふと鈴木が尋ねる。「…あの男──信用できるのか?」。宇津帆いわく、井崎は真黒(まぐろ)組の元組員。信用も大事だが、重要なのは“使える”かどうかだ、と。邪魔になるようなら消す。ただそれだけの関係だった。「それより…」と、宇津帆は話題を変える。その真黒組に関する変なうわさを聞いたという…。

「“ファブル”って殺し屋、知ってるか?」
「裏の都市伝説だろ、アレは──」
「本当だったら、どうする──?」

TVアニメ『ザ・ファブル』第12話の場面写真
“岬 救出作戦”に打って出た明と邂逅(かいこう)して以来、砂川はファブルの存在を探っている(画像は第12話より引用)

一方、当の明はいつもの仕事を終え、デザイン会社オクトパスから帰路についていた。公園を通りかかると、車椅子から鉄棒を眺めるひとりの女性に目が止まる。突如、脳裏に浮かんだ過去の光景──。ファブルとして“仕事”をこなす自分……拳で突き破った車の窓……引き裂いた標的のノド……。そして、涙を流す助手席の少女……。ハッとして我に返った明の目に、鉄棒に捕まり自力で立とうと踏ん張る彼女の姿が映る。ふと2人の視線が重なるが、彼女は何も言わず、その場を去ってしまう。「ふーん…あの時の娘(コ)か──…」。

帰宅後、明は「調べて欲しいことがある」と洋子のもとを訪ねた。「4年前の6月頃──東京で起こった殺人事件に関する資料が見たい──」。公園にいた車椅子の女性…彼女の名前が佐羽ヒナコであることを明はまだ知らない。興信所へ戻った彼女の肌に、遠慮なく宇津帆が触れているということも……。

TVアニメ『ザ・ファブル』第17話の場面写真
明と目があった時のヒナコ

──やがて、宇津帆・鈴木・井崎の3人は、“次のニワトリ”の話題に花を咲かせる。10歳頃から目を付けていたその標的は、現在23歳。鈴木と井崎でマークし、実家の財産、仕事、交友関係、性癖までなるべく多くの情報を集める。近づいて弱みを握る、信用させて弱点をつく、それが宇津帆のやり方だ。

「書いてある情報は暗記しろ──顔もしっかり覚えてとけ。終わったらシュレッダーにかける──情報も──ソイツの人生も──」。資料に書かれた標的の名は、貝沼悦司。オクトパスで働くデザイナーであり、明の同僚であり、岬のストーカーだった…。

TVアニメ『ザ・ファブル』第17話の場面写真
鈴木ヒロシ 見た目は若そうだが、実は整形をしており40歳近い

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画像提供:©︎南勝久・講談社/アニメ「ザ・ファブル」製作委員会

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