JO1『JAM感謝祭』全員コスプレで登場し、キリンを選んだリーダー與那城奨は…「メイクさんにガチで止められた(笑)」【ライブレポート前編】

2024.7.29 19:15

JO1がJAM(ファンネーム)への日頃の感謝を伝えるイベント『2024 JO1 “JAM 感謝祭”~SUMMER FESTIVAL~』を、7月27日(土)、28日(日)の2日間にわたり、神奈川・Kアリーナ横浜にて開催。本公演では、新曲の他にも、ファン待望の初披露楽曲『Love&Hate』『Sugar』など全13曲披露。さらに、ゲーム企画やトークコーナーなど、スペシャルな企画が盛りだくさん。JAMを魅了し、JO1とJAMの強い絆(きずな)を感じられるステージとなった。この記事では主に28日(日)公演のレポートをお届けする。【前編】

今回の会場、『Kアリーナ横浜』で撮影されたオープニングVTRが流れると、メンバー11人がアリーナの通路を練り歩いて登場。この予想外の登場に客席から大きな歓声が上がった。シティポップ調のサマーソング『STAY』を歌い、JAMに手を振りながら、アリーナ中央のアイランドステージを経て、メインステージへ。『STAY』は3年前、メンバーのプロデュースによりMVが夏の海で撮影された楽曲。冒頭から会場を夏気分一色に染め上げた。そして、河野純喜の「JAM、愛してるよー!」という叫びから、5月のリリースからロングヒットを記録中の最新シングル『HITCHHIKER』より『Love Seeker』をエネルギッシュにパフォーマンス。豆原一成のピースポーズや河野の安定したロングトーンで、JAMからは大きな声で掛け声が飛び、場内は一体感に包まれた。

そして、メンバーから自己紹介が。黒髪にチェンジして新鮮な印象を与えた白岩瑠姫は、少年時代に会場の近隣でよくサッカーをしていたと述懐し、舞台に立てる感慨をしみじみと語りつつ「僕を幸せにしてくれてありがとうございます。今日は僕がたくさん幸せにします」と宣言。また豆原は「昨日より仕上げてきました!」とジャケットを脱ぎ、筋肉をアピール。11人が個性豊かな自己紹介を繰り広げた。

鶴房汐恩、大平祥生、木全翔也、河野純喜、川尻蓮、佐藤景瑚
與那城奨、豆原一成、川西拓実、金城碧海、白岩瑠姫

そして、メインステージには机や教壇が置かれ、ステージは学校の教室へ変身。JO1公式YouTubeチャンネルでの番組、『Hi!JO1』内で人気を博した企画『購買ダッシュ』のコーナーへ。メンバーが客席通路を全力疾走して、三輪車、あっちむいてホイ、けん玉、腕相撲といったミッションに挑んだ。

第1走は、鶴房汐恩と與那城奨。三輪車とけん玉をクリアし、アイランドステージで購買のパンを選ぶ…と思いきやなぜか2人は“わちゃわちゃ”しながらハグ。JAMから歓声やと笑いが起こった。第2走は大平祥生と河本。第3走は佐藤景瑚と川西拓実。スタートで猛ダッシュするはずが、佐藤は掃除時間の時のように、椅子を机の上に上げ、マイペースにスタート。第4走は、豆原と金城碧海。筋トレが好きでガタイが良い豆原が気合い入れのために上着を脱ぐと、金城も負けじと上着を脱ぎ、JAMから歓声が。メンバーから「フィジーク大会じゃありません!」と突っ込まれ、笑いが起こった。そして、最後の第5走は白岩瑠姫と木全翔也。けん玉を引いた白岩は「1回で入れるから!」と意気込んだが、なかなか入らず木全の勝利となった。

華麗な俊足を発揮しつつ、時にはふざけ合い、JAMを盛り上げたJO1。記録上位のメンバーから、このあとのパフォーマンスで着る衣装を選ぶことができ、犬(豆原)やペンギン(河本)の着ぐるみ、チアガール(佐藤)、スケバン(川尻蓮)などさまざまな衣装にチェンジ。チアガールの衣装でスカートを履いていた佐藤は「これ涼しい~!」と笑いを誘った。キリンの着ぐるみを着た與那城は、頭の被り物を手に持って登場。與那城「被ろうとしたらメイクさんにガチで止められた(笑)やめてください!この後のなおしが!って(笑)」と“キリンの頭”を被ってしまうと、髪型が崩れてしまうため、メイクさんに指摘されてしまったと告白し、会場は笑いに包まれた。

コスプレを楽しみながら『Test Drive』が披露され、この日限りの賑やかでレアなステージが展開された。

『Test Drive』コスプレver.
(左から)與那城奨(キリン)、大平祥生(マジシャン)、河野純喜(ペンギン)、鶴房汐恩(牛)、川尻蓮、(スケバン)、佐藤景瑚(チアガール)、白岩瑠姫(ドラキュラ)、川西拓実(浴衣)、木全翔也(学ラン)、金城碧海(医者)、豆原一成(犬)

中盤のライブパートでは、デニム衣装に着替えたJO1が、そんな結成初期からのギャップを見せるように“攻め曲”を立て続けに披露。複雑なフォーメーションで圧倒する『SuperCali』、川西が作詞作曲を手がけたファンクチューン『HAPPY UNBIRTHDAY』、そしてライブの定番曲である『Trigger』をたたみかけ、爆発力の高いパフォーマンスを存分に発揮した。

事前にファンクラブ会員から寄せられたお悩みにメンバーが答える『JO1のお悩み相談コーナー』では、「大学生の息子にLINEを送っても既読にならない」「地元を離れて寂しいときはどう過ごせばいいか」などのお悩みへ、メンバーが自分の体験談を交えて真摯に回答。そして、最後に川尻が「僕も悩みがあって、僕の大切な人がもうすぐ誕生日なんですけど…」と切り出すと、翌7月29日に26歳になる佐藤景瑚の誕生日を、サプライズでお祝い。キリンのケーキが運び込まれ、JAMとメンバーがバースデーソングを大合唱した。佐藤は飛び跳ねて喜びながらも、感慨深げな表情を浮かべ、「僕たち5年目ですが、まだまだJO1と一緒にいたいし、JAMと一緒にいたいし、いろんなところに行きたいです。27になっても、28になっても、29、30になっても、一緒にいてください!」と右手で左胸を押さえながら心からの思いを伝え、深くお辞儀をした。その言葉や表情、姿勢に大きな拍手が起こった。

公演後の佐藤景瑚のバースデーお祝いショット

今回のイベントがライブ初披露となった楽曲も、JAMを大いに沸かせた。『HITCHHIKER』に収録されたユニット曲はそれぞれ違った魅力を持っており、メンバーは2つのユニットに分かれて、巧みな表現力で魅せた。與那城、川尻、佐藤、川⻄、⽊全、鶴房による『Lied to you』では、片思いの相手に告白する主人公の切ない心情をメンバーが感情をたっぷりと込めて歌い上げ、ソファやベッドを使ったムーディな演出も。一方「『あなた』を誘惑して離さない」という情熱的なナンバー『Sugar』では、ファンキーなベースラインに乗せ、白岩、河野、大平、金城、豆原が、スタンドマイクの前で甘く色気のある歌声を披露した。『RadioVision』では、「思い出になるいつか今日も」という歌詞を体現するように、肩を組んだり顔を見合わせたり、和気あいあいとしたムードを放つJO1。そして『Love & Hate』のイントロが流れると、場内に大きなどよめきが。2022年リリースの2NDALBUM『KIZUNA』に収録され、JAMがパフォーマンスを待望していた楽曲がついに初披露となった。フロアを使ったセクシーなダンスと、口笛の音色に合わせて笛を吹くような振付が盛り込まれたパフォーマンスに、JAMの“幸せそうな悲鳴”が止まらなかった。

JAMがパフォーマンスを待望していた『Love & Hate』

大熱狂のまま、メンバーから初めて訪れる都市を含む、4都市でのライブツアー『JO1DER SHOW』の開催が発表されると、JAMからは、待ってましたとばかりに割れんばかりの歓声が。河野は「今年から『JO1DER SHOW』を通して、JO1の音楽が持っているストーリーをもっと新しいステージでお見せしようと思います!楽しみにしていてください!」と期待を煽り、川尻は「いっぱい会えるよ、みんな!」と笑顔で呼びかけた。

『2024 JO1 “JAM 感謝祭”~SUMMER FESTIVAL~』
7月27日(土)28日(日)開催 @神奈川・Kアリーナ横浜

ツアー『JO1DER SHOW』開催概要
〈サブタイトル〉
※後日発表
〈スケジュール 〉
神奈川 | K アリーナ横浜
静岡 | 静岡エコパアリーナ
兵庫 | 神戸ワールド記念ホール
福岡 | マリンメッセ福岡A館
※公演概要やチケットお申し込みに関する詳細については、後日お知らせ

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