山本耕史「干されていた」 苦悩から救われた三谷幸喜との出会いと熱いメッセージに感激

2024.7.29 11:40
山本耕史

俳優の山本耕史(47)が28日放送の『おしゃれクリップ』に出演。20代の頃に抱いた苦悩と、それを救った脚本家・三谷幸喜との出会いについて語った。

番組では、芸歴47年の山本がこれまでの人生の浮き沈みについて、直筆のグラフを用いて紹介。0歳から芸能活動を開始し、10歳で舞台『レ・ミゼラブル』に出演した山本は、22歳になった1998年、舞台『RENT』で主役に抜擢(ばってき)され、人生の絶頂へ。この作品と出会ったことで「自分がこういうことをやるパフォーマーなのかもしれないと気づいた」と、自身の目指す俳優像が見えた山本だったが、直後に人生のグラフは急落する。

その理由として山本は「良くも悪くも出会っちゃったから、その後の作品に全部『RENT』のなかにある自分を探すんだけど、作品が違うから」と、“なにか違う”という違和感を抱き続けていたことを明かした。20代後半から30代前半にかけて、朝まで飲み歩く生活が続いていたという。

気持ちが沈んだ状態が続いていたなか、山本は大河ドラマ『新選組!』に土方歳三役として出演。そこで脚本を務めていた三谷幸喜と出会ったことで「ちゃんと見てくれている人はいるんだ」と気持ちに変化が現れたそうだ。スタジオには、三谷からのメッセージが寄せられ、MCの井桁弘恵が代読。三谷は山本について「正義感が強くて、間違ったことを言う人であるとか、権威を振りかざす人であるとか、そういう人たちに果敢に向かっていくところがある」と評し、それで仕事をなくしたこともあるのではと気遣いを見せるも、そのうえで「僕はむしろそういう人が大好きなので全然大丈夫」とし、「あらゆる仕事で干されたとしても僕は使い続けるから、安心して干されてくれ」と独特なエールを送った。

このメッセージにスタジオは笑いに包まれたが、山本は「心強いですよね」とコメント。井桁から、自身の性格について問われると「良い格好しようとか思ってるわけじゃなくて、違ったことってみんな距離を置くじゃないですか。それでさよならだったらいいけど、この関係がずっと続くとなると良くないなっていう時はやっぱり言ってたかな」と、個人事務所で後ろ盾もないなか、自身の正義を貫いていたことを振り返った。

舞台『RENT』への出演後、「舞台やったり時代劇やったり、皆さん(若手)がやらないような仕事をやってた」ことで、その他の仕事へのオファーがなく「干されてた…」と回顧した山本。そんな苦悩のなかで巡りあった三谷との出会いが、人生に変化を与えたと明かした。

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写真提供:(C)日テレ

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