松本薫「異常人を作り続けていました」金メダル獲得に向けて行っていた“5年越し”の作戦とは

2024.7.26 10:45

ロンドンオリンピック女子柔道金メダリストの松本薫が7月22日放送の『新事実!オリンピック名場面 最強金メダルアワード』に出演。金メダルを獲得するまでに入念に練っていた作戦について明かした。
 
かつてのオリンピックの名場面を、アスリート本人によって語られる新事実とともに振り返っていくこの番組。スタジオゲストとして出演した松本は、金メダルを獲得するために5年越しの作戦を練っていたことを初めて明かした。
 
20歳で国際大会デビューした松本だったが、しばらくは“世界の壁”に阻まれて勝てない日々が続いていた。「このままじゃ勝てない」と感じた松本は「人がいるところでは絶対に “(普段の)松本薫”を出さない」ことを決め、「何を考えているかわからない、だから近づきたくない、 “異常人”を作り続けてました」と、ロンドンオリンピックの5~6年前から、周囲へのマインドコントロールを徹底して行なっていたという。
 
外国人選手に「ヘイ、マツモト!」とあいさつされた時は「おっぱいモミモミ~!」とジェスチャー付きで返し、周囲が緊張感に包まれる中でも異様なハイテンションぶりを演じた。練習が始まるとあの“野獣フェイス”で相手を威嚇し、情緒のおかしい人という印象を相手に抱かせることによって「私に関わりたくないと思ってもらう」ようにしていたという。さらに練習後は小さく座って小声でブツブツつぶやきながら指のささくれをむき続けるという不気味キャラを演じてダメ押し。松本は「“この人とやるの怖い、やりたくないな”という(イメージの)植え付けがあるせいで、出る技が出ない」と相手への心理的な影響を語っていた。
 
実際のロンドンオリンピック決勝でも“野獣フェイス”の状態で、わざと自分に聞こえる声で「集中集中!」「薫ならできる」とわざと相手にも聞こえる声でブツブツとつぶやき、相手を正常な判断ができないところまで追い込んでいた。どうしてもその様子が気になってしまう相手選手だったが、たまらず監督が目隠しをして松本の方を向かせないようにしていた。それほどまでに周囲を自分の空気に染め上げていたのだ。その結果、松本の空気に完全に飲まれた相手選手は反則技を繰り出してしまい、オリンピック史上初の一発反則決着により金メダルが決まるという衝撃的な結末となった。
 
5年かけて相手選手を“洗脳”して金メダルを獲得というまさかの作戦を松本は「めっちゃ大変でした~!」と笑顔で振り返っていた。

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