ももいろクローバーZ 15年の歴史で一番つらかったこと…“ももクロもファンも命がけだった”出来事を明かす

2024.7.25 09:30

ももいろクローバーZが7月17日(水)日本テレビ系情報番組『DayDay.』(月~金/あさ9時~)の『boom boom!』コーナーに初の生出演。去年15年周年を迎えた“ももクロの歴史”を徹底解剖。さらに、Mrs .GREEN APPLEの大森元貴がプロデュースした、TVアニメ『転生したらスライムだった件 第3期』オープニング主題歌 第二弾の『レナセールセレナーデ』をテレビ初生歌披露した。

◆山里亮太はももクロの“自称”お兄ちゃん?

ももいろクローバーZ(以下、ももクロ)の百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、高城れにがスタジオに出演。この日は、水曜メンバーでモノノフ(ファン名称)のアンジャッシュ・児嶋一哉の進行で、去年結成15周年を迎えたももクロの歴史を振り返ることに。2008年に代々木公園の路上ライブから始まったももクロをたまたま見たというMCの南海キャンディーズ・山里亮太も“ももクロの大ファン”で、児嶋によると“ももクロを最初に見つけたと言っても過言ではない”という。「いやいや、一番最初に(ももクロに)寄生したのが僕だっただけ」と謙虚に答えた山里だったが、“ももクロのお兄ちゃん”ポジションという紹介では、高城から「山ちゃんが勝手に言ってるの」といじられる場面が。「これ言うたびに(ももクロが)必ず“自称”って言うのよ(笑)」と“ももクロのお兄ちゃん”として公認はされていないと告白し、笑いを誘った。

(左から)玉井詩織、高城れに

ももクロと山里はこれまで多くの共演経験があるため、CM中も楽しそうに会話をする姿が。すると、百田がスチールカメラに気が付き、みんなでピース。本番以外でも魅せる、ももクロのサービス精神や温かさを目の当たりにした。

(左から)佐々木彩夏、百田夏菜子、玉井詩織、山里亮太、高城れに

◆ももクロの“15年の歴史”を徹底解剖!

ももクロは“いま、会えるアイドル”として2010年にメジャーデビュー。わずか1年でさいたまスーパーアリーナ、2年目で日本武道館、西武ドームと、アイドルとしては“異例の速さ”で大規模な会場でライブを開催。その後も進化と挑戦をし続け、第一線で活躍しているが、メンバーがまだ小学生~中学生だった結成当時は、ワゴン車で全国の『ヤマダ電機』を巡り、店頭でライブやCDを手売りするなど、手探り状態で始まった下積み時代がある。そこで、モノノフ歴13年の児嶋がデビュー前の貴重映像と共に、ももクロの“15年の歴史”を徹底解剖する企画へ。

ももクロ15周年グッズのはっぴを着てプレゼンする児嶋一哉

──命がけ!15年間の活動の中で一番つらかった思い出

ももクロは、2015年に軽井沢スノーパークでクリスマスライブを開催。スキーをしながら、雪の上で歌って踊る映像が流れた。このライブが、“15年間の活動の中で一番つらかった思い出”という高城は、「アイドルのライブに行く前は、ファンの方は“楽しみましょうね”とかワクワクした気持ちで来る。だけど、ファン同士の会話が“頑張って生き抜きましょうね”だったんです(笑)」と極寒のあまり、ももクロもファンも命がけだったとエピソードを披露し、笑いが起こった。

──世界で最も美しい顔に…

2022年・2023年に、映画評論家のTC・キャンドラーによる『世界で最も美しい顔100人』に、ももクロの4人がノミネート。4人は恥ずかしそうにしながらも「ありがとうございます」と笑顔を見せた。すると児嶋から「ランクインではないよね?」と突っ込まれ、4人は大爆笑。山里も「ノミネートって、“私たち出ま~す”って手を挙げたんじゃないよね?(笑)」といじり、笑いを誘った。

(左から)百田夏菜子、玉井詩織、高城れに

──百田夏菜子から初出し情報!?

この日、メディアでは言ったことがない、『DayDay.』で初出しとなる秘密を持って来た百田。山里は「えー!いいの!?」と高まっていたが、「実は…前屈ができないんです」と秘密を告白され、スタジオからはクスクスと笑い声が上がり始め“変な空気”に。誰からもリアクションがなく、思わず百田も「…(笑)ちょっと…(笑)」と苦笑い。

(左から)佐々木彩夏、百田夏菜子

そして、百田が前屈を披露すると、指先が届いたのは膝とくるぶしの中間。百田の有名なパフォーマンスである“えびぞり”は、しなやかで華麗に体を曲げているが、「本当に!ウソじゃなく…人生で前屈というものがずっとできないんですよ!新体操をやっていた時から」と前屈だけはどうしてもできないと明かした。この何とも言えない初出し情報に、「という激強情報です!」と児嶋が押し切ろうとすると、「弱い弱い弱い!」と山里から突っ込まれ、笑いが起こった。

百田夏菜子の“えびぞり”パフォーマンス

──Mrs. GREEN APPLEの大森元貴にクレーム!?

この日、ももクロが披露する楽曲『レナセールセレナーデ』は、Mrs. GREEN APPLEの大森元貴がプロデュース。大森から「難しい曲を書いてしまいました。レコーディングの時に玉井さんと佐々木さんに文句を言われました」と、タレコミ情報が。

玉井は「(大森さんが)レコーディングに立ち会ってくださって。曲を提供してくださることはうれしかったんですけど、どう考えても難しい曲だったので、“私たちにこれが歌えると思いますか?”と…提供する人間違ってるんじゃないかなって(笑)」と大森に伝えたことを暴露。レコーディングでは、大森から“こんな風に歌って”と指示があったという佐々木は、「一節歌ってくださったんですけど、“いや歌えないよ!”みたいな(笑)」と苦戦したと明かした。

『レナセールセレナーデ』生歌披露

そして、最新曲『レナセールセレナーデ』の生歌披露へ。この楽曲は、TVアニメ『転生したらスライムだった件 第3期』オープニング主題歌 第二弾となっており、“出会いを大切に、今日を生きていこう”というメッセージが込められた一曲。CM中のスタンバイでは、“難しい曲”かつ“テレビ初生歌披露”ということもあり、メンバー4人とも大緊張の中、お互いに声を掛け合ったり、笑顔がたえない姿に、仲の良さが垣間見れた。そして、DayDay.メンバーが見守る中、さらには大森の公式Xでも“放送を見ている”という内容の投稿がされる中、ももクロのパフォーマンスがスタート。

(左から)佐々木彩夏、玉井詩織、百田夏菜子、高城れに
百田夏菜子
高城れに

楽器の音色が楽しげに弾む、背中を押してくれるようなサウンドと歌詞が、ももクロ4人の、自然と聴く人を笑顔にする明るく全力のパフォーマンスで彩られ、スタジオは拍手に包まれた。武田は「緊張してるってあんなに言ってたのに、笑顔で乗り切る強さ!これが魅力ですよね!ちょっとうるうるしてるよ」と冷めやらぬテンションで涙ぐみ、感動した様子。

児嶋も山里も「最高だった!」「いい歌だな~」と称賛するが、実は最近ももクロのライブに行けていないという。玉井が「またライブ来てくれますか?」と尋ねると、児島は「もちろん!当たり前じゃないですか!」と即答。山里も「やっぱりちゃんと良いんだなと思った、今日改めて。進化し続けてるんだねももクロちゃん」と、ももクロの魅力を再確認したように感動をかみしめ、コーナーを締めくくった。

【リリース情報】
最新曲『レナセールセレナーデ』
・配信中
・CDシングル 8月28日発売

 

【転スラ盤】ジャケット写真
©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

【ももいろクローバーZ】

百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、高城れにの4人からなるアイドルグループ。
2008年にももいろクローバー名義で結成され、2010年5月にシングル『行くぜっ!怪盗少女』でメジャーデビューを果たした。2011年4月に早見あかりがグループを脱退したあと、グループ名をももいろクローバーZへ改名。2012年にグループ結成当初から目標としていた『NHK紅白歌合戦』に初出場し、2014年3月には女性グループとして初となる東京・国立競技場での単独ライブを成功させた。2016年2月に3rdアルバム『AMARANTHUS』、4thアルバム『白金の夜明け』を同時リリースし、同月より初のドームツアーを開催。2018年1月に有安杏果がグループを卒業。同年5月には結成10周年を記念した初の東京ドーム公演を行ったほか、ベストアルバム『桃も十、番茶も出花』を発表した。結成11周年記念日である2019年5月17日に5thアルバム『MOMOIRO CLOVER Z』をリリース。その3年後の結成14周年記念日である2022年5月17日に6thアルバム『祝典』が発売された。2023年5月17日には15周年を迎え、2024年5月8日には7thアルバム『イドラ』が発売された。

写真:©entax

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