木村昴「複雑な思いもあったと思う」幼少期、母親の希望をかなえられず葛藤した日々を語る

声優の木村昴（34）が7月21日放送の『おしゃれクリップ』に出演。現在の性格にも影響を与えているという母親との思い出を振り返った。

番組で、母親との思い出をたずねられた木村。木村の母親は世界で活躍する声楽家であり、自身の楽団とともにヨーロッパ中を巡っていたそうで、我が子である木村にはいつかバイオリニストとして、楽団を継いでほしいという夢があったという。

当然、幼い頃からバイオリンに触れていた木村だったが、「母が音楽のことになると厳しかった」ため、最終的にバイオリンを見ただけで気を失ってしまうほど、バイオリンが嫌いになってしまったそうだ。こうした状況のなかで、木村は自身が14歳で国民的アニメ『ドラえもん』の声優に抜てきされた」ことについて「複雑な思いもあったと思う」と母親の心境を慮った。

一方で木村の明るい性格についても、「母ちゃんの影響も非常に大きい」と思うそうで、音楽以外のことについては、とにかく褒めてくれる母親の存在が、木村の自信につながっていたようだ。学校の先生に呼び出されるようなことをしても決して否定しなかった母親の優しさが、今の木村を作っているという。

そしてスタジオでは、そんな母親から木村に宛てた手紙が登場。木村が「初めてかも」と驚いた手紙には、「絶えることなくあふれる夢を抱き、毎日をどうHAPPYに過ごそうかとわくわくして、ひとつひとつを実現させようと努力する昴の前向きで陽気な人柄こそが、私には何よりも尊く、掛け替えのない宝物です」という母親からのあたたかいメッセージが添えられていた。

手紙を代読したMCの山崎育三郎は「お母さんのあふれる愛が伝わってきましたね」とコメント。木村も「照れくさいような気もしますし、自慢の母ちゃんだなって思いました」と普段は聞くことのできない言葉に感動を隠せない様子で、スタジオはあたたかい雰囲気に包まれた。

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写真提供：（C）日テレ