“一生忘れないおにぎりの味”最愛のパートナーを失ったpecoを救った“友人の言葉”に涙ながらに感謝

2024.7.22 07:00
笑顔のpeco

モデルのpecoが、7月20日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に出演。去年、パートナーであったryuchellの訃報をグアムで受け取った時にpecoを救ってくれた、友人のある言葉について話した。

去年の夏も、息子と一緒にグアムに滞在していたpeco。滞在中にあった息子の誕生日に合わせて、パートナーのryuchellも2泊3日の日程でグアムを訪れた。3人は、グアム最大級のショッピングモール、マイクロネシア・モールで誕生日プレゼントを買ったり、室内遊園地で遊んだりと、久しぶりの家族水入らずの時間を過ごした。

pecoは、この楽しい時間がこれからも続いていくと思っていた。誕生日当日を迎えた息子をサマースクールへ送り出した後、pecoはryuchellとマイクロネシア・モール内にあるDenny‘sを訪れた。pecoは、当時と同じよう席に座り、「ここにryuchell座って、私が座って、朝昼ご飯的な感じで食べて。本当に普通に他愛もない話。息子がグアムに来てからの様子をバーってしゃべったり」と、当時を振り返る。
その後、一足先に日本へと帰国するryuchellを空港までpecoに見送った。ryuchellの訃報が届いたのは、その翌日、息子を連れて友人と友人の子供と同じモールで遊んでいた時のことだった。pecoの最愛のパートナーは、27歳でこの世を去った。

pecoは、当時の思いについて「1番最初に思ったのは、“何してんねん”っていう感じというか。“ウソやろ”みたいな」と話す。pecoにのしかかってきた現実は受け入れ難いものだった。そんな時に力になってくれたのは、一緒にモールを訪れていた友人の熊谷さんだった。息子にryuchellの死を悟られないようにpecoが連絡をとっている間、息子を預かってくれた。そして、熊谷さんは息子が眠った後、pecoの部屋に来てくれた。

「ドアを開けた瞬間にpecoちゃんが立ってたんですね。で、その時初めてあんなにかわいいpecoちゃんが泣き崩れたのを見て、多分ぎゅっとしたと思います」と、熊谷さんは涙ながらに話した。そして、熊谷さんは「pecoちゃん、今が1番頑張る時だからね」と言葉をかけた。その言葉が、傷ついていたpecoの気持ちを救った。「パーンってお尻を叩(たた)いてくれるようなその言葉が、その時の私にはめちゃくちゃありがたくて」と話すpeco。

次の日の朝、熊谷さんはpecoのために手作りのおにぎりを用意してくれた。「あのおにぎりの味は一生忘れないなって思いました」と言い「こんなにありがたいおにぎりないなって本当に思って」と、涙ながらに熊谷さんへの感謝を言葉にした。

元々は、ホテルの宿泊客とスタッフという間柄だった熊谷さん。そんな2人の距離が縮まったきっかけは、pecoの滞在した部屋にアリが入ってしまった時、熊谷さんが助けてくれたことだったという。熊谷さんは、「初めての印象は、ほんとになんか、向日葵(ひまわり)のようなね。かわいいなって思いながらずっと見てた」と、pecoの第一印象について語る。熊谷さんは、家族ぐるみでpecoと息子のグアムでの思い出を作ってくれた。

今回の旅は、その時以来のグアムだった。MCの今田耕司に、「今回グアムに行く前っていうのは、ちょっとやっぱり、怖い気持ちもあったんですか」と聞かれると、pecoは「どういう気持ちになるんだろう」と不安に思ったことを明かした。しかし、pecoが実際にグアムを訪れると、思い出されたのはryuchellとの楽しい思い出の数々だった。
「悲しい事実を知ったっていう、そういう思いも増えはしたけど、 “ryuchellの悲しい出来事があった”を知った場所じゃなくて、ryuchellと息子と、3人で最後にすっごい楽しい時間を過ごせた場所っていうふうに、思いたいです」と、涙ぐみながら話すpeco。しかし、「次息子と普通に来た時に、しっかりこれでなんか、楽しめるなじゃないですけど、ダダとこれで遊んだねって心から言えるなって思いました」と赤い目で話すpecoの表情は晴れやかだった。

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写真提供:(C)日テレ

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