カズレーザー 上からも下からもたたかれる…ハラスメント“袋だたき世代”40代男性を襲う悲劇の実態

2024.7.18 11:25
カズレーザーの写真

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が16日に放送された。今回は『大ハラスメント時代の生き抜き方』ということで、「最も被害を受けているのは??代 ハラスメント“袋だたき世代”」という講義では、40代が陥っている板挟みの状態とその背景について解説された。
 
ハラスメント問題が深刻化する現代。職場で最もハラスメント被害を受けているのは40代の男性だという。中央大学の法学部長、遠藤研一郎氏によると、40代男性は、板挟みの環境に置かれていると問題の背景を解説する。上司からはハラスメントを受け、若い世代の部下の扱いには困る、といった板挟みの状況にあるという。
 
これにカズレーザーは納得。「(40代男性は)本当にたたく世代の最後のフロンティアですよね」とコメント。「お年寄りには優しく」「若い人は大切に」なとどいった、他の世代にはたたかれにくい何らかの理由がある中、40代男性は無条件にたかれてしまうとした。また40代は体力の低下や、親の介護など職場以外でさまざまな問題を背負う年代でもある。
 
板挟みによって全方向からたたかれるだけでなく、さらに40代男性を襲う悲劇として遠藤氏が紹介したのは、逆パワハラ。部下からあらゆる行動をハラスメントに結びつけられてしまい、手も足も出ない状態に陥ってしまっているという。こうした問題が生じる背景には、部下に気を遣いすぎて強く指導できないことのほかに、40代のITスキルの低さも原因になっているという。職場のIT化が進む中で、若手の方がITリテラシーが高く、能力の逆転現象が生じている。また、若い世代はSNSでハラスメント被害の情報に接しやいため、ハラスメントを訴えることに抵抗が少なくなり、過剰にハラスメントを指摘することにもつながってしまっている可能性があるとのこと。
 

文京湯島法律事務所 弁護士 小野章子氏の写真
文京湯島法律事務所 弁護士 小野章子氏

文京湯島法律事務所の代表弁護士、小野章子氏は、40代への各世代からの各ハラスメントに限らず、現代は自覚のないハラスメントが増加していると話す。自分が当然と思っていることを、疑わずに相手に接してしまう人がいるという。そうした問題はコミュニケーションのすれ違いによって生じるため、自分と他者の意見を尊重しなければ、ハラスメント問題は解決しないのではないかと、私見を述べた。また遠藤氏はわかりやすいハラスメントに関した制度を作ることが重要だといい、ハラスメントが規制の対象になっているという空気感を日本全体で作ることが必要ではないかという。委縮してしまうかもしれないが、対等な目線で、冷静に言いたいことを伝えるようにすることが大切であると語った。
 

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写真提供:(C)日テレ

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