アニメ『ザ・ファブル』切った前髪でヘビを誘(おび)き出す??豆知識&金言満載のサバイバル回にSNS「勉強になりました!」

2024.7.17 18:15

毎週土曜24時55分より日本テレビ系にて順次全国放送中のTVアニメ『ザ・ファブル』(※7月6日〜8月3日は25時5分から放送予定)。本作は“1年間の休業生活”を命じられた最強の殺し屋・通称ファブルが、佐藤明として普通の生活を送ろうと奮闘するアクションコメディー。7月13日の第15話『もしかしてサバイバル…。』では、明が自身を慕う真黒組組員の黒塩(通称:クロ)と共に2泊3日のサバイバル生活をスタート。「たいがいの事は知恵と工夫で乗り切れる」と話す明は、寝床も手作り、食料も全て現地調達。帰りたい…と嘆くクロをよそに、様々なサバイバル術を披露していく──。ヘビを簡単に捕まえる方法とは?熊と遭遇した時の対処法とは?放送後、SNSでは「今週のファブル、役に立ちました」「今回、ためになる事が多くて勉強になりました!」などの声が上がったほか、明が語った“金言”の数々も話題となった。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)

◆ヘビを食べたい時は…

もともと“体が鈍ってしまうから”という理由で山へ入った明。食料も現地調達が基本のため、劇中ではカエルやバッタを串焼きにして食べていた。中でも多く見られた“食料”が、野生のヘビ。山道のそばで見つけるや否や、明はヘビの尻尾をわしづかみにすると、その体をブンブンと振り回し、遠心力をきかせたまま木の幹へ打ちつける。ピクピクと体を痙攣(けいれん)させるヘビを首に巻き、「夕めし、ゲットしたな──」とどこか誇らしげな表情を浮かべていた。

ヘビの調理方法は至ってシンプル。頭を切り落とし、全身の皮をはぎ、太めの枝にぐるぐる巻きにして火で炙(あぶ)る。40分ほどで焼き上がるようだ。ヘビ自体が苦手なクロは最初食べるのを躊躇(ちゅうちょ)していたが、明から「先入観はよくない──。まずヘビと思わず、こういう栄養源やと思ってみィ──。根性あるんやろ〜」と促され、思い切って一口…。すると、予想をはるかに超えておいしかったのか、その後は「あの…半分おいといてくれる?」と明に言われるほどがっついていた。

ヘビの丸焼きを食べる明たち 相変わらずの猫舌っぷり

すっかり味をしめたクロは、その後の食事でもヘビを所望。だが、そうあちこちに見つかるものでもなく、明はある方法を使ってヘビを誘(おび)き出すことに──。

「動くなよ──」。そう言って明は、クロの髪の毛をひと束、サバイバルナイフで切り取った。そのまま小さなたき火の中へ、パラパラとまぶし入れていく──。明いわく、ヘビは髪の焼けた匂いが好きらしく、近くに潜んでいれば寄ってくるという。彼らの舌が2つに割れているのは、舌先でも獲物の匂いをキャッチするためなんだとか──。明たちは合計3箇所ほどで髪の毛を焼き、結果、クロの前髪はひどく特徴的なものとなった。ちなみに本来は、鳥の羽を焼くのが効果的らしい。

ヘビを捕まえるため前髪を犠牲にしたクロは思った “兄さん以外のやつにやられたら半殺しにして三日三晩監禁して拷問するレベルや”と…

◆熊に遭遇した時の対処法

サバイバル生活、2日目の朝──。クロがテントを張っている拠点のそばで、明は熊の足跡を見つける。おそらくツキノワグマだろう。クロがふと「あの…バッタリ出くわした時の対処法って…死んだフリってのは…?」と尋ねると、明は静かに告げた。「本当に死ぬぞ──絶対に熊に背中を見せるな──」

その後、クロは不可思議な現象を目にする。拠点に置いておいたはずの帽子やリュックが、山中で泥だらけになっていたのだ。思わず、バッと振り返ったクロ…。悪い予感は当たるもので──、その目にはドスドスと重い足音を響かせながらこちらへ近づく巨大な獣の姿が飛び込んできた。

頭の中を「絶対に背中を見せるな」という明の言葉が駆け巡る。だが、パニクったクロが取った行動は、その場に“仰向け”に倒れた死んだフリ。思わずやってはいけないことをやってしまった…。そう感じつつも、クロはもう動けない。──と、その時。

死んだフリのクロと熊 その距離、わずか数センチ

「ゴォワ〜〜!!」。突如、小高い崖の上から人間の叫び声がとどろいた。見ると、ナイフを手にした明が両手を大きく広げている。熊は一瞬慄(おのの)いたのか、体をビクッとさせて動きを止めた。明は続けて、そばにあった大木を強く蹴って葉を散らすと、さらに大声で「ゴワァ〜〜!!」と威嚇。熊はこちらの様子をうかがいながら徐々に後退。やがて森の奥へと姿を消した。

明たちは拠点へ戻るとひとまず朝飯にありついた。クロもホッとしたのか、段々と口数を取り戻していく。「熊なんて無縁やと思ってたから、まさかですよ…。リュックが埋められてるの見た時──なんでリュックが〜って思ったけど…はは!」。早くも笑い話に興じるクロだったが、そこに明が苦言をさした。「あの熊…、また来るぞ──。そのリュック取り返しに…、攻撃的に──…」。“自分のもの”は取り返す。それが、熊の習性だという。

とはいえ、ただで差し出すのもよくない。そうすると熊は人間をナメてかかり、次に別の人間と出会った時、その相手を襲う可能性が高くなってしまう。“人は怖い”と、教え込む必要があるのだ。淡々と話を続ける明を見て、クロは思った。「(ヤバイよ…人間をナメてる熊と戦うよォ〜この兄さん──。ちょっと見てみたい、怖いもの見たさもあるけど──)」

熊に向かって威嚇する明

◆多くの視聴者が感心!明の金言

テントや寝袋を持ってきたクロと違い、明はその辺も“現地調達”。枝と葉を駆使して、雨風をしのげる簡易的な寝床を作っていた。クロがなんとなく浮かんだ疑問をぶつける。「こういうのって実際仕事のどういうとこに役立ったりするんスか?」。明は「なんとなくだが──…」と前置きし、次のように話した。

「自然に身を投げ込んでみると──、命やその仕組みというか、人の生き死にが身近に感じられたりして──。命や自然の仕組みというか…。うまく言えんが──…。山で経験することは──正反対の街でも似たような応用が利くという事──。でもなぜか街での経験は──山ではほとんど通用しない事が多い──」

話し終えて、明は「やっぱりうまく言えないな」とつぶやいた。だが、クロや視聴者にはなんとなく伝わったようで、SNSには「格言だよ!」との声も。

また、熊を追い返した後──食事の場での発言にも光るものがあった。バッタとカエルの串焼きを見てゲンナリするクロに、明はこう語った。

「昆虫は同じ量でも牛や魚より栄養価が高い──」
「突然の大地震に──災害──。食料に関してはこれで少しでも生き残る確率が上がる──。自分にはそんな災難は起こらない──。みんなどっかでそう思ってる気がする──」
「たぶん、なんでもそうやろ。『絶対』がない以上──、確率を上げる方法を身につけるしかない。俺が殺(ヤ)ってきたターゲットの中にもそんなヤツが多かった──。死ぬ間際に──なんで俺が…って顔するんや──…」

──このサバイバル生活を始めた当初、クロは思っていた。明がどういう生き方で、どんな考えがあって、どこを目指しているのか…。今回、明の話した内容は、どれもクロにとって確かな金言となっただろう。

一方、洋子はペラ戦士・河合ユウキと電話「じゃあ今晩、あのBARで」 次回、大荒れの予感…

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画像提供:©︎南勝久・講談社/アニメ「ザ・ファブル」製作委員会

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