アニメ『ヒロアカ』罪を受け入れたエンデヴァーと、全てを受け入れた爆豪勝己 それらを一瞬で否定するAFOと死柄木弔にSNS「絶望がすぎる展開」

2024.7.17 17:15

『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)で連載中、堀越耕平氏による漫画『僕のヒーローアカデミア』、通称“ヒロアカ”。2014年7月の連載開始から今年2024年で記念すべき連載10周年を迎えた本作は、4月4日に発売された最新40巻までで、コミックスシリーズ世界累計発行部数1億部を突破。そしてついに、TVアニメシリーズの第7期の放送がスタート。第10話(通算148話)『焼身照命!! 手負いのヒーロー』が7月13日夕方5時30分より、読売テレビ・日本テレビ系全国29局ネット(※一部地域を除く)で放送、第2クールへと突入した。

(以下、アニメ最新話のネタバレを含みます)

◆友との絆

前回放送の第9話『EXTRAS』では、巨悪オール・フォー・ワン(CV: 大塚明夫)(※以下AFO)とエンデヴァー(CV:稲田徹)とホークス(CV:中村悠一)との戦いが開始!激しい戦いが繰り広げられる中、AFOは言葉でエンデヴァーを揺さぶり、その“個性で”深手を負わせた。そして、エンデヴァーに続き、ホークスに攻撃が及ぼうとしたその瞬間、耳郎響香(CV:真堂圭)と常闇踏陰(CV:細谷佳正)が援軍に!AFOに対峙(たいじ)するも、すさまじい威力の攻撃に耳郎がダメージを負ってしまう。

耳郎と常闇を攻撃するAFO

「あんたの怖さとか、強いとか弱いとか、特別だとか知らないよ…!知らねぇんだよ!あんたのせいで友達が泣いてたんだよ!」青山優雅(CV:桑野晃輔)の顔を思い浮かべ、自身も泣きながらAFOに攻撃する耳郎。

友達のために涙を流す耳郎

AFOは冷静に分析して反撃に出ようとするが、これまで奪ってきた“個性”の意志が、AFOの体を抑え込む。その一瞬の隙に、ホークスが寸分たがわず同じ場所を攻撃し続けて広げた小さな亀裂を再び攻撃し、AFOのマスクを破壊する。今のホークスの攻撃のパワーを補うために、更に常闇がAFOに攻撃。“個性”の反撃にあっているAFOは身動きが取れず、常闇の攻撃が直撃する。そして、そこへとどめを刺そうとするホークスだが、“個性”の反撃を振り払ったAFOのマスクは復活し、3人を食らいつくすように襲いかかる。しかしそこへ現れ、AFOの攻撃から3人を守ったのは、絶望し地に落ちていったエンデヴァーだった。「全く、そのしつこさが君を歪(ゆが)めただろうに!エンデヴァー!!」

AFOに攻撃を仕かける常闇

◆轟炎司とエンデヴァー
エンデヴァーは、轟炎司である自分自身と対峙していた。傷つき、絶望しているエンデヴァーを見下ろす轟炎司。「更に弱くなった。立場と償いと、過ちと責任がお前の生来の弱さを暴きだし、見るに堪えない愚図(ぐず)へと引きずり下ろした。超人にはなれないんだよ。お前は。原点を思い出せ。敵がなんだったのかを」悪漢から少女を救おうとし、結果亡くなった父の姿を。真の超人(オールマイト(CV:三宅健太)への羨望(せんぼう)とひがみを、“努力(エンデヴァー)”と名乗る卑屈な性根を、誇示していなければ保てぬ程度の醜い心を、全て思い浮かべるエンデヴァー。「そう、お前はオールマイトにもデクにもなれない。俺はいつも自分の弱さとしか戦ってなかったから。だから、生まれ変わろうなんて考えるな。己の弱さを呪い続けろ。唯一、それだけがお前を生かしてきたのだから!」AFOに答えるエンデヴァー。「そうだ…俺はしつこい…。だからこの先生涯“よくやった”と自分をなぐさめるような日は来ない…!この戦いを終わらせるのが、俺の使命だ!」そう言うエンデヴァーに、オールマイトと闘った日の辛酸を重ねるAFO。「手負いのヒーローが最も恐ろしい」

再びAFOに立ち向かうエンデヴァー

AFOが怯(ひる)んだ隙を狙って、AFOへの攻撃を続けるエンデヴァー。“個性”を奪おうとするAFOの手を焼き払う。「貴様の手は人の未来を壊す手だ!」と言うエンデヴァーに「君も壊したろう!」と返すAFO。その言葉にエンデヴァーは思う。“俺の過ちが燈矢の姿となり、多くの人の未来を奪った。過去は消えない。怒りも恨みも罰すらも共に未来へ紡(つむ)がれる。未来とは、若者の進む道だ。選ぶ道の多さだ。だから、勝たねばならぬのだ。若者が歩む時、大人の過去が妨げとならぬよう、己に怒り続けるのだ!”と。AFOを動けないようにきつく締めあげ、空高く上昇していくエンデヴァー。「怒りも恨みも罰も俺が受け続ける…!勝って燈矢を見続ける!」そして必殺技“プロミネスバーン”を放つと、空は夕焼けのように赤く染まり、AFOは炭のように黒焦げになるのだった。

AFOに猛攻を仕かけるエンデヴァー

戦いは終わったと思うエンデヴァーだったが、AFOは尚もエンデヴァーに語りかける。「この総決算に、僕が何の仕込みもなくノコノコ現れたと思ったか?この体は僕にとってもう用済みで捨て去るだけのもの。だからこそ試せることがある。捨て身がヒーローの専売特許とでも?敵(ヴィラン)も手負いが最も恐ろしい…!」黒焦げの顔で、恐ろしい笑みを浮かべるAFOだった…。

◆爆豪の思い
一方、“天空の棺”では、死柄木弔(CV:内山昂輝)と爆豪勝己(CV:岡本信彦)らが戦っていた。死柄木から伸び出る指の連なりに、苦戦する一同。「この体と力で全てが僕の掌(てのひら)の上となる。“僕”か“それ以外”の世界が生まれる。姿も形も能力も、規格を失う程に分かたれたこの世界…。行きつく先は断絶と崩壊だ。大きすぎる差異は不理解を生む。不理解は畏(おそ)れと排斥を生む。その結果が今じゃあないか。僕が統括すれば、皆等しく被搾取側だ。ヒーローの望む平和な世界に一歩近づくとは考えられないか?」そう語る死柄木。

圧倒的な力を見せる死柄木弔

爆豪は「てめーが今、死柄木かAFOか知んねーけどよぉ…、聞くに堪えねぇんだよ!神野ん時から一言一句!」動き回って汗を貯めた爆豪は、サポート科の作った装備で攻撃を仕かける。「俺が風穴、ブチ空ける!!本体潰すぞ!“全員”で!」爆豪のその言葉に、全員が“チーム”を認識して動き出す。

全てを受け入れた爆豪

爆豪は、相澤先生(CV:諏訪部順一)と物間寧人(CV:天﨑滉平)が“抹消”で個性を封じ、上鳴電気(CV:畠中祐)たちが電力エネルギーでステージを動かし、八百万百(CV:井上麻里奈)たちが足場の補填をしているその間に、みんなで死柄木を倒すという思いがあった。「でかすぎる差異も、不理解も畏れも、とっくに飲み込んだんだよ、俺ぁ!そういうの全部、一歩進んだとこもう見てんだよ!時間食っても進もうとしてる連中がいること知ってんだよ!」そして、必殺技の“ハウザーインパクトクラスター”を放つ。

爆豪の猛攻を驚くベストジーニスト(CV: 緑川光)

しかし、爆豪の決死の攻撃は、死柄木には届かず、に掴(つか)まれた腕は粉砕する。助けに近寄ったベストジーニスト(CV:緑川光)たちは吹き飛ばされ、死柄木の圧倒的強さをより目の当たりにするのだった。「何を思い、何を目指す…。爆豪勝己。ただ一点興味があるとすれば、君は緑谷出久と最も仲がいい。なら、必ずここへ戻って来る。緑谷出久は…、ワン・フォー・オールは…!」

デク(CV:山下大輝)は、海上を飛び、“天空の棺”へと向かっていた―

◆罪を受け入れたエンデヴァーと、全てを受け入れた爆豪勝己 それらを一瞬で否定するAFOと死柄木弔にSNS「毎話希望と絶望入り乱れすぎやろ…!」
AFOからの挑発に心を折られたエンデヴァーの復活に視聴者からは「ボロボロの状態になっても戦うエンデヴァー、未来のある若者たちのことを思いながらAFOに立ち向かうその姿がカッコよかった」「子どもの未来にとって、大人の過去が邪魔にならないように“自分に怒り続ける。罰を受け続ける”エンデヴァーの大人としての姿勢がものすごく刺さった」などと注目を集めていた。また全ての感情を受け入れ、死柄木に立ち向かう爆豪の姿には「かっちゃんの皆がしてくれてる発言と成長の日々に涙…」「爆豪のこれまでの思いを乗せた攻撃に泣きそうになった」など、爆豪の自分だけじゃなく全員で戦うという気持ちや、デクへの感情を受け入れた成長に涙する視聴者が続出。それでも更に高みにいるAFOと死柄木に「エンデヴァーも爆豪も一撃に乗せてる思いの丈がアツすぎる。それでも届かないのが絶望感エグすぎる」「エンデヴァー、爆豪、自分の過去と向き合って戦う姿に心震えたが…絶望がすぎる展開」「毎話希望と絶望入り乱れすぎやろ…!」などと、大きな話題となっていた。

アニメ『僕のヒーローアカデミア 7期』第149話『Light Fades To Rain』は、7月20日(土)夕方 5時30分より読売テレビ・日本テレビ系全国 29 局ネットにて放送。

アニメ『僕のヒーローアカデミア 7期』
放送:毎週土曜夕方 5:30 読売テレビ・日本テレビ系全国 29 局ネット ※一部地域を除く
配信:各動画配信サービス 毎週土曜よる 6:00 最新話順次配信

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画像提供:©堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

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