『ハクション大魔王2020』ウクライナ公共放送PBCで放送 子どもたちの視野の広がり期待

タツノコプロ株式会社は、国際交流基金(JF)が、讀賣テレビ放送株式会社と在ウクライナ日本国大使館の協力を得て、ウクライナ公共放送PBC(通称：ススピーリネ)に提供したテレビ番組『ハクション大魔王2020』が放送されることを明かした。

2024年7月1日(月)から26日(金)の平日午前8時から8時30分まで、同番組がウクライナ(ただし、ロシアにより占領されている地域を除く)で放送される。また、株式会社 YTEの協力を得て、同じくPBCに提供している『ヤマノススメ ファーストシーズン/セカンドシーズン』についても、近日、放送開始予定だという。

国際交流基金では、平成26年度から令和3年度にかけて、日本のコンテンツに接する場面が少なく、視聴機会が限られる国・地域を中心に、日本のドキュメンタリー、ドラマ、映画、アニメ、バラエティ等を無償提供し、海外の一般市民に向けて、地方を含む日本の魅力を発信してきた。2022年にPBCに対し両番組を提供し、同年中の放送開始を見込んでいたところ、ロシアによるウクライナ侵略の長期化を背景として放送が延期されていたもの。PBCは、ロシアによる侵略を受け、報道番組の放送を優先してきたが、2024年に入り、文化や娯楽的なコンテンツの放送を許容できる社会的な素地や環境が整ってきたとして、日本のアニメ番組の放送を決定。ウクライナの国民に質の高いアニメ番組を届け、日本のアニメーターの世界観を伝えることで、未来を担う子どもたちの視野が広がることが期待されている。

ハクション大魔王2020　作品ページ

画像提供：Ⓒ タツノコプロ・読売テレビ