吉谷彩子×浅川梨奈 姉妹間でのドロ沼不倫劇に挑戦『どうか私より不幸でいて下さい』夜中にふと見たくなる作品

2024.7.9 18:00

日本テレビ・7月期ドラマDEEP『どうか私より不幸でいて下さい』で主人公・名取景子を演じる吉谷彩子と、主人公の妹・相原志保を演じる浅川梨奈にインタビュー。

原作は2022年に小説投稿サイト・エブリスタで開催した「comico 女性向けマンガ原作大賞」で大賞を受賞しcomicoでコミカライズした大人気WEBTOON。姉妹間でのドロ沼不倫劇となっており、人物描写が細かく人間の醜い心理を描き出す、先の読めないハラハラドキドキの展開が魅力の作品。結婚1年目で専業主婦として幸せな生活を送る景子。彼女にはエリートで優しい夫の信一と気心知れた親友の由香、景子の幸せを心から願ってくれる妹の志保がいる。幸せの絶頂かと思いきや、実は妹の志保は自分の夫・信一と不倫していた…。狂気じみた欲望で姉を陥れる妹と、幸せを取り戻したい姉との壮絶なマウントバトルストーリー。

entax取材班は、作品の見どころやドラマのように後から知って驚いたことを聞いた。

★インタビュー前編はこちら

『どうか私より不幸でいて下さい』で主人公・名取景子を演じる吉谷彩子
吉谷彩子

――ドラマ出演が決まった時の率直な気持ちを教えてください。

吉谷 第一印象は、かなり攻めたドラマの内容だなと思いました。同時にこのドラマは物語の展開がすごく早く感じるかと思います。面白くなるか否かは演じる側によって変化する作品だと思ったので、そこのプレッシャーが多少はありました。

浅川 個人的に「不倫ドラマを演じたい!」という願望が数年前からありまして、漫画やアニメがすごく好きなので、少し刺激的で非日常的なんだけども、身近でもある浮気や不倫っていうものに対する興味がありました。興味っていうと言い方に語弊がありますけど、こういうお仕事をしているからこそできる役柄だなと思いました。私自身、ずっと不倫ものの作品を演じたいっていうのをマネージャーさんにも話していたので、「おっ!やっと来たか!」とすごくうれしかったのと同時に、今年で私が25歳になったんですけど、やっとそういう役もできるような年齢になったんだなと感じました。

『どうか私より不幸でいて下さい』で主人公の妹・相原志保を演じる浅川梨奈
浅川梨奈

――役作りで何か気をつけていることはありますか?

吉谷 私が演じる景子が100パーセントいい子で、志保が0パーセントというふうにはしたくなくて、それだと面白くなくなっちゃうんじゃないかなと思っています。「志保の気持ちもわかるな」と視聴者の方に見せていった方が面白いと思ったので、景子の優しさに疲れてしまって「志保の気持ちもわかるよ」という感想が出るように演じられたらいいなと思って。そこのお芝居のあんばいは毎回テストの時から考えながら演じています。

浅川 志保がお姉ちゃん含め、みんなに見せている顔と実際の顔が違うのでそこはすごく難しいなって思いつつ、「今どっちの顔を演じているんだっけ?」と常に考えながら演じています。見ている人が、志保がする側で景子がされる側なので、「志保が悪いじゃん!」と最初は思うかもしれないけど、見ていけば見ていくほど、志保のことを憎めなかったり、「志保が100パーセント悪いわけじゃないんだろうな」というふうに思ってもらえるような台本になっています。見ていただける方に志保のことを「嫌いじゃなくて、なにか憎めないな」と思ってもらえるような“愛され志保ちゃん”、“かわいらしい志保ちゃん”の部分は残しておきたいなって思っています。

『どうか私より不幸でいて下さい』で姉妹を演じる吉谷彩子と浅川梨奈

――ドラマの展開のように、後から知って驚いたことを教えて下さい。

浅川 私、すぐに思いつきました。幼少期に母親に年齢を10歳くらい詐称されてました(笑)。ずっと「ママは○歳だよ〜」って言われ続けて「若いママだな〜」って思っていたんですねその当時。でもだんだん年月が過ぎていってもずっと年齢変わらないな〜と思っていて。小学生ぐらいの時に「ママ、本当はいくつなんだろう?」と思って、家中にあるママの年齢が書いてあるだろう紙を探しました。最終的に出てきたのが私の母子手帳だったんですよ。ひらいたら、ママが何年生まれと書いてあるのを見て、「ええ10歳くらい歳が上だ」と気づきました(笑)。見た目が若かったから本当に分かんなくて、私は泣きながら母親に訴えましたね。「ママ、こんなに年齢違ったの!?」って大泣きしたことがありました(笑)

吉谷 うちのおじいちゃんが、いろんな仕事をしていて庭師、大工、和菓子屋さんをやっていたんです。大きいキャットタワーとか手作りで作ったりして、なんでもできるおじいちゃんだったんです。おじいちゃんはもう亡くなってしまったんですけど、最近、母親からおじいちゃんの職業が全部ウソだったと聞かされました(笑)。ただ庭の手入れが上手で、手先が器用で、お菓子作りもできちゃった天才だったっていうオチでした。

――放送を楽しみにしている視聴者にメッセージをお願いします。

吉谷 かなり攻めている作品だと思っていて、物語の展開がすごく早くて、感情の波もジェットコースターのようになっています。だから観ている人も、飽きずに楽しめる作品になっているんじゃないかなと。私たちも期待に沿えるようにこれからも演じていきますので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思っております。

浅川 夜中にふとテレビをつけてみたくなるような作品になっていると思います。景子にも志保にも理解できる部分があったり、共感できる部分があるので見ていて楽しめるかなと。すごくこだわりを持って撮影してくださっていて、照明だったり、実はカメラの前に見たことのない障害物を置いて撮っているシーンがあったりします。作品的にドロドロしていますが、映像がすごく美しくなってるので1周回って美しく見えるんじゃないかなと思うので、たくさんの方に見ていただけたらうれしいです。

【プロフィール】
吉谷彩子
1999年6月2日生まれ、大阪府出身。2016年から出演しているビズリーチのCMで話題に。近年のドラマ出演作にTBS 日曜劇場『陸王』(2017年)、日本テレビ『ハケンの品格』(2020年)、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』(2022年)など話題作に次々と出演し、2024年冬にはスペシャルドラマ『グランメゾン東京』(TBS)に出演する。

浅川梨奈
1999年4月3日生まれ、埼玉県出身。代表作に映画『人狼ゲーム マッドランド』初主演、映画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』、フジテレビ『親愛なる僕へ殺意をこめて』、日本テレビ『大病院占拠』、映画『おとななじみ』、読売テレビ『帰ってきたらいっぱいして。』など。映画『おいハンサム!!』が6月21日に公開された。

【番組情報】
ドラマ『どうか私より不幸でいて下さい』
毎週火曜 深夜24時24分〜24時54分放送 ※7月9日放送開始
TVer・Huluでも配信
公式HP

写真:©entax

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