一ノ瀬ワタル “格闘家から俳優転身へ” 「硬派な人たらし」と三池監督もベタ褒めの理由に感動!

2024.7.8 12:00
一ノ瀬ワタル

俳優で元格闘家の一ノ瀬ワタル(38)が7月6日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に出演。初主演ドラマ『サンクチュアリ-聖域-』で注目を集めた一ノ瀬が、格闘家として苦悩の修業をしたタイ、ラオスを訪れ、俳優転身のきっかけを明かした。

「俺、うさぎ飼っているんですけど、うさぎが恋しくなっちまってすな」と旅の途中で少しホームシックになった一ノ瀬。「自分の子どもみたいなもんすからな」と6羽のうさぎがエサを食べている写真を見せてくれると「うさぎを幸せにするために今俺頑張ってるって感じっすな」と意外な一面を見せた。

祖母に育てられたという一ノ瀬は「婆ちゃんがいつも言ってたのが、“若いうちは苦労は買ってでもしろ”。苦労の先に何か得られるものがあるんじゃないか。何かを得られるまでは絶対に帰ってこないというか…」という決意を胸に「好きな漫画のセリフで“命を捨てろ。それしか生き残る道はない”という言葉がある。俺みたいなやつが何かを得られるには、それぐらいやらないと絶対何かを得られない。だから苦労を求めていた」と語った。

格闘家時代は「ずっと俺は悪者を倒す…そんな感覚があった。対戦相手に会った時に、めちゃくちゃいい人やったんですよね。確かその試合勝って。そしたら対戦相手が泣いてたんですよ」と、なぜか勝利の喜びよりも「罪悪感が勝ったんすよね」と振り返った。「誰も幸せになってないんですよ。会場とか、俺が勝っても」と、それから少しずつ違和感を覚え始めたという一ノ瀬。“これが本当にやりたいことなのか”自問自答の毎日だったという。そして運命に導かれた時が…。

一ノ瀬ワタル➀

「俺、クローズ好きやったんですよ。“エキストラ募集してるぞ”って先輩に教えてもらって」と、三池崇史監督の映画『クローズZEROⅡ』に出演することに。ワンシーンのみだったが「願ってもないキャラクターですよね」という三池監督。「不器用なんですよ。媚(こ)びらないし。かわいがられる、愛情を持たれるという。“硬派な人たらし”」と適役だったことを明かした。さらに「コイツいい人生になるといいな…と応援しちゃう」「カメラマンも惚れ惚れしちゃうというか、真っ当な芝居をしてる、心がある」とベタ褒め。

一ノ瀬ワタル②

一ノ瀬は「映画で悪役やるとみんな喜んでくれるじゃないですか。俺が悪く見えて主役を立てることができれば。ひとつの良いものが生まれるんですよ」と役者への思いを語り、さらに「誰かを踏み台とかではなく。みんなが幸せになれるんすよ。もし本当に俺が役者として生きていけるのなら、俺はそっちの道かもしれない」と力強く語った一ノ瀬。闘いの舞台をリングからスクリーンに変えた。

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写真提供:(C)日テレ

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