視聴者からの温かい励ましに触れた若手ディレクターがロケ開始3時間で号泣…所ジョージ「もう泣いてんの？」

7月3日放送の『1億人の大質問!?笑ってコラえて！28周年記念　先輩って優しいね！SP』では、若手ディレクターが恒例のロケ企画に挑戦。出会った方からの励ましの言葉で号泣し、MCの所ジョージから突っ込まれた。

1、2年目の “初心者ディレクター”が長距離バスのターミナルで出会った人について行き、一緒に旅をしてVTRを完成させるという『初心者ディレクター限定　長距離バス一期一会の旅』。

金土の2日間だけのロケで一緒に行ける方を選び、最終的に同乗できるのは1組まで、しかもできたVTRがつまらなければ “お蔵入り”になってしまうという過酷さもあるこのコーナーを、今回担当するのは2年目の森脇敬嗣ディレクター。約3年間引きこもる生活を送っていたという過去を持つ森脇Dは、お目付け役の先輩・高木ディレクター（21年目）とともに、抽選で選ばれたスタート地点である福岡県・博多バスターミナルへ。

ロケスタート前に「“森脇しか撮れないよね”って言われるような作品をいつか撮れたらな」と夢を語っていた森脇D。しかしその意気込みとは裏腹に、ロケスタートしてから約2時間半で撮れ高はまさかのゼロ。その後もプロ野球から声をかけられたことがあるという大学生や、フィギュアが大好きな声優の候補生など様々な人に声をかけるも、いずれも同乗NGを出されてしまう。

早くも心が折れかけていた森脇Dはひとまず昼食をとるためにバスターミナル内のうどん屋さんへ。すると「『笑ってコラえて！』ですか？」と隣に座っていた女性が声をかけてきた。番組をよく見ているという福岡県在住のこの女性は、森脇Dが『長距離バス一期一会の旅』のロケ中だと知ると「本当ですか！？涙が出る！」と感激した様子。何度もこのコーナーを見てくれていたこともあってか「（誰に声かけるか）迷われるでしょ？」「いや～、もう頑張ってください！」と、とても応援してくれていた。

さらにデパートで買ったという“かわいいクッキー”の箱を取り出しプレゼントしようとしてくれる。完売続きでなかなか買えなかったが5回目にしてようやく買えたという貴重なモノだけに、森脇Dも「もらえないです！」と一度は固辞。先輩の高木Dも「お母さんが苦労したやつもらうのもったいない」とお断りしたが、「いつも私（このコーナーを）泣きながら見てるんですよ」という女性は森脇Dにクッキーの箱を渡そうとする。このコーナーの大ファンでディレクターの苦労も理解していたこの女性は「見ただけで私泣きそうになりました」と涙ぐんでおり、「途中で疲れた時、くじけた時にこれ食べてください」と渡された森脇Dも、女性の優しさに触れたせいか、いつしか涙声に。

ロケ開始からわずか3時間、しかもロケ本来の目的とは全く違う場での涙にMCの所やゲストのチョコレートプラネットの松尾駿らは「もう泣いてんの！」「早い！早い！早い！」と突っ込んでいた。

涙声だった森脇Dはやがて本格的に涙を流し始め「まだ始まって3時間しか経ってないですけど、全然撮れてなくて…」と愚痴をこぼすと、女性は森脇Dの肩をさすりながら「だけど視聴者はね、みんなね、泣きながら観てますよ。今あなたが泣いてるけど、カメラの向こうでは私たちが“頑張れ頑張れ！”って、泣きながら観てます」と励ましていた。

その後も女性は「知らない土地で知らない方に声かけるんだもん。泣くのが当たり前」「今泣かなきゃいつ泣くん！」と森脇Dを励まし続け、やがて立ち直った森脇Dは「頑張ります！」女性とがっちり握手。ちなみにこの女性は翌日から旅行に出かけると言うものの、バスではなく車移動のため同乗することはできなかった。

この後、無事同乗する相手が見つかりロケを終わらせることができた森脇Dは、撮影終了直後にこの女性に電話してロケ終了を報告。「何かあったらね、こっちの福岡にうるさいお母さんがいると思っていつでも連絡してください」「森脇さんからのお電話があるのが老後の楽しみで待ってます」と最後まで森脇Dを励まし続けていた。

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写真提供：（C）日テレ