花江夏樹主演アニメ『月が導く異世界道中 第二幕』最終回 巴・澪・識へ贈られた“真からのサプライズ”とは?「従者から家族になったね」

2024.7.4 19:15

声優の花江夏樹が、主人公・深澄真(みすみ まこと)の声を務める『月が導く異世界道中 第二幕』。最終回・第二十五夜(話)が6月24日(月)よる11時からTOKYOMX、BS日テレほかにて放送された。本作は、Webサイト『アルファポリス』刊行中の同名作品を原作とした“世直しファンタジー”で、2021年の夏に放送された第一幕(全12話)の続編。キャラクターを演じる豪華声優陣も話題を集めている。深澄真の声を人気アニメ『鬼滅の刃』の竈門炭治郎役で知られる花江夏樹、同じく『鬼滅の刃』で炭治郎の妹・禰󠄀豆子を演じた鬼頭明里が従者の澪役、更には『僕のヒーローアカデミア』麗日(うららか)お茶子役の佐倉綾音、『呪術廻戦』七海建人役の津田健次郎など、人気声優たちが名を連ねている。

◆戦いのあと

第二十五夜(話)のタイトルは『月下祭宴』。リミア王国での激戦を終え、亜空へ帰還した真(声:花江夏樹)。すると彼のことを巴(声:佐倉綾音)や澪(声:鬼頭明里)、亜空の住民たちが出迎えた。戦闘に出た亜空の部隊の死者は0、負傷者は2名だが、オークがウィザードのしっぽを踏んだという程度で、ケリュネオンの領土を確保することに成功していた。真がソフィア(声:沢城みゆき)を、識(声:津田健次郎)が御剣(ランサー)(声:斉藤壮馬)を倒し、識のおかげで共通語が話せるようになったことを報告すると、識は巴と澪に激しく嫉妬され、どこかへ連れて行かれてしまうのだった。

戦いを終え、亜空へと帰って来た識と真

翌日、再びロッツガルドを訪れた真たちは変異体の残党を一掃。数日間、街の人々を苦しめた変異体騒動に終止符を打つのだった。生徒たちと倒壊した街の片づけをする真は、変異体から助けた娼館(しょうかん)のエステル(声:ニケライ ファラナーゼ)にボスを紹介すると呼び出される。するとそこへ現れたのは、以前真を激しくたたきのめした商人ギルド代表のザラだった。気まずい空気が流れるが、ザラは真に礼を伝え、今回の騒動で、最終的に一番得をしたのはクズノハ商会ということもあり、「商人としての未熟さにはいろいろ言いたいこともあるが、結果には正直、脱帽だ」と伝えた。複雑な表情の真だが「この店(娼館)が再開したら“顔パス”にしてやろう」という言葉に、顔を真っ赤にする真だった。

街の片づけをする真の生徒たち

◆ソフィアとルトの対峙(たいじ)

リミア王国の森の奥地に身を潜めていたソフィアのもとに、彼女が探していた最上位の竜・万色ことルト(声:松岡禎丞)が現れる。「私のこと知ってたの?」と聞くソフィアに、冒険者ギルドのマスターをしているルトは「お前のことは登録した時から知っているけど、相手にするまでもないと思っていた」と答えた。その答えに「ふざけるな!今の私には、お前を討つだけの力がある!」といきり立ったソフィアに、ルトは笑い出した。

ルトと初めて対面するソフィア

「ヒューマンに僕の血を混ぜた先祖返りが君で、気まぐれで実験した2つの命の合成がランサー。この2つがある時思い出したように息をし始め、手を組んだ。最初こそ見ていて楽しかったけど、今は少しだけ後悔してるよ」そんな自分勝手なルトの言葉に、憤りを隠せないソフィア。「どこまでも人ごとね。気まぐれで人の世に血を残して、気まぐれで存在しない竜を作り出して…この力で私の人生がどれだけめちゃくちゃになったと思ってるの!?」。怒りをぶつけるソフィアにルトは「力に善悪などない。そうやってゆがんでしまったのは、お前の心が弱すぎたからだ。つまりお前は、心と欲望を制御できなかっただけの敗者。負け犬、ゴミ、失敗作に過ぎない」と笑顔を浮かべる。ルトの言葉にソフィアは「やっぱり間違ってなかった。私がお前を憎むのだけは!絶対に間違ってなかった!!」そう言ってルトに切りかかるが、ルトは真の魔力体をまねてガードする。そしてソフィアの体内から、ソフィアが取り込んだ“竜の力”を抜き取った。女神の加護も竜の力も失ったソフィアは、その場に崩れ落ちるのだった。

万色のルト(画像は第二十夜より引用)

◆兵どもが夢のあと

亜空では、住民たちへのねぎらいの宴(うたげ)が開かれていた。真が乾杯のあいさつをすると、一同は大盛り上がり。巴の作った日本酒をみんなで飲み、移住してきた各種族たちと会話をする真。みんなこれからの生活に、期待で胸を膨らませていた。

乾杯をする森鬼たち

澪が真のために作ったからあげを、おいしそうに食べた真は、「うんおいしい!澪もすっかり料理上手になったね」と褒めると…「苦節半年。修業したかいがありました…!」と澪は涙を流して喜ぶのだった。

真に料理の腕前を褒められ歓喜の涙を流した澪

宴も一通り落ち着くと、巴、澪、識を呼んで話している真。「3人とも戦ったり、亜空で働いてくれたり、お店を見てくれたり、本当にありがとう。もし僕1人だったら、きっとどれも中途半端で、何1つ形になっていなかったと思う。巴がいたから、各国のお偉いさんとも渡り合えた。見事な初陣で亜空に士気を作ることができた。澪がいたから、料理なんてものを思い出せた。趣味のスーツも…まぁ強敵と戦う助けになった。識がいたから、学園の講師を続けられた。新しいお店を開いて、繁盛させることができた。全部3人がいてくれたから、僕はまだ僕のままでこの世界にいられるんだと思う。そのお礼になるか分からないけど…3人に僕と同じ“深澄”って名字を送りたい。もし嫌でなければ、ぜひ受け取ってくれないかな?」。その真の言葉に、3人は喜んで“深澄”の姓を名乗ることになり、4人は家族となった。

深澄の姓を名乗ることになった巴

◆最終夜。巴、澪、識の3人へ真からサプライズの贈り物に「従者から家族になったね」「このあたり武士要素だな」の声

第二幕の最終回。ソフィアと御剣(ランサー)を撃破し、ケリュネオンを奪還した真たち。真が従者である巴、澪、識に自分の“深澄”の名字を送ったことに視聴者からは、「まさか3人に真の名字を。このあたり武士要素だな」「深澄の名字を与えられた巴、澪、識は従者としてこの上ない名誉だろうね」「従者から家族になったね」と、4人が家族になったことを喜ぶ声が多く見られた。そして、最終回となったことには「真が立派な若になってエンドか。何もかも見抜いて、駆け引きも出来てしまう。これからどうなっちまうんだ…」「みんなの良さが詰まったいい最終回♪3期制作決定おめでとう!」「3期制作決定超絶うれしすぎるんだが?永遠に続いてほしいわこのアニメ。3期も2クールで頼む!」など、最終回放送後に発表された、“3期制作決定”の知らせに注目が集まっていた。

第2クール 作品キービジュアル

『月が導く異世界道中 第二幕』公式HP
TV アニメ公式 X
BS日テレ アニメにむちゅ~ 公式HP

画像提供:©あずみ圭・アルファポリス/月が導く異世界道中第二幕製作委員会

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