アニメ『WIND BREAKER』自らの意志で…一匹狼（おおかみ）だった桜に変化？ 2期放送も決定！「続きめっちゃ気になる！」

2024.7.4 16:45

アニメ『WIND BREAKER』第13話「友のため」が7月3日（水）よる11時からＢＳ日テレにて放送された。本作は、にいさとる原作の人気ヤンキー漫画。週刊少年マガジン公式アプリ『マガジンポケット』人気ランキング首位常連で、単行本は発売即重版連発の超話題作。孤独な不良高校生･桜遥（さくらはるか）は、ケンカの“てっぺん”を目指して、超不良校として名高い風鈴高校にやってきた。しかし、現在の風鈴は“防風鈴（ボウフウリン）”と名付けられ、街を守る集団に変わっていたことを知る…。
（以下アニメ最新話までのネタバレを含みます）

◆梅宮からの挨拶

級長になった桜遥（CV：内田雄馬）の前に、総代・梅宮一（CV：中村悠一）と四天王である多聞衆筆頭・柊登馬（CV：鈴木崚汰）、持国衆筆頭・椿野佑、広目衆筆頭・水木聡久、増長衆筆頭・百瀬匠らが姿を現す。

これから級長としてボウフウリンを引っ張ていく面々を前に、最初に梅宮が言ったのは「今年の苗の植え替えが無事終わりましたー！」というもの。あぜんとする一同だが、柊に促されて再度梅宮が級長たちに伝えたのは、「お前たちよろしく頼む。俺1人ではできることなんてたかが知れてる。ましてやこの学校の全員に気を配るなんて到底無理だ。だからお前たちに任せたい。それぞれの場所にいる仲間たちをよく見て、助けてやってほしい。頼む」ということ。そう伝えながら深々と頭を下げた。そして桜と目が合うと、にっこりと笑いかけるのだった。

「困ったことがあったらどんどん先輩を頼れよ。兄ちゃんたちが何とでもしてやる」。みんなから尊敬される総代らしく、頼もしい言葉を口にする梅宮。2年の級長・梶蓮（CV：岡本信彦）はぶっきらぼうに「基本は自分で何とかしろ。俺ができることは多くない。そもそも俺はお前の兄貴じゃない。俺一人っ子だし」と言い放ち、笑いに包まれるのだった。

◆KEEL（キール）との邂逅

放課後、桜と蘇枋隼飛（CV：島﨑信長）、楡井秋彦（CV：千葉翔也）、柘浦大河（CV：河西健吾）、桐生三輝（CV：豊永利行）の5人が商店街を歩いていると、フードを目深に被った怪しげな3人組と遭遇する。気になった桜が声をかけると、「ちょうど探してたんだ。あんたらを。でも君らのどれでもないな」と言い、薄気味悪い笑みを浮かべ去って行った。トレードマークの青い竜骨が描かれた背中を見て、その3人はKEEL（キール）というチームだということが分かった。あまりいい噂を聞かないチームだが、口ぶりからして風鈴の誰かを探しているようだった。その時、同じクラスの杏西雅紀（CV：坂田将吾）が路地裏で血を流して倒れているのを見つけた。

声をかけると、杏西は目を覚まし、“熊みたいに大きな犬に追いかけられた”と何かを隠すように見え透いた嘘をついた。蘇枋が「杏西くん、KEELと何かあったの？」と聞くと、明らかに動揺し、ごまかして帰っていく。蘇枋は先ほど出会ったKEEL（キール）の物言いと杏西の様子から何か関係があると推測したが、どうやら当たっているようだった。楡井は蘇枋の言う通りなら、杏西の傷はKEEL（キール）にやられたので“助けないと！”と言うが、桜は本人が助けを求めたわけではないし、誰にでも触れられたくない事情はあると言って、関わろうとしない。そんな桜に、楡井は「それでも同じクラスの仲間になったわけじゃないですか。力になりたいなら何かしたいじゃないですか」と伝える。桜は梅宮から言われた“よく見て、助けてやってほしい”という言葉を思い出すが、舌打ちをしてどこかへ行ってしまった。

◆杏西の抱えている悩み

公園で幼なじみの土屋美緒（CV：結川あさき）と、“KEELから長門（ながと）を連れ戻せなかった”と話している杏西。土屋はフウリンの人たちに相談しようと提案するが、「ボウフウリンは街を守るためのチームなんだ。これは俺の個人的な問題。みんなを巻き込めない」と、杏西は1人で戦う決意をして去って行く。1人残された土屋が泣いていると、そこへ桜がやって来て「今の話、詳しく聞かせろ」と、土屋から詳しく話を聞くことに。

幼なじみの杏西と土屋と長門淳史（CV：古屋亜南）の3人。おとなしくて優しい性格の長門だったが、やんちゃな性格の杏西と土屋と仲良く過ごしていた。その後、お互い別々の高校に入学し、久しぶりに見かけた杏西の顔には殴られた跡が。その日、杏西はKEELの1人が引ったくりをしているのを見つけ、止めようと顔を隠したフードを取ると…それは長門で、なぜかその場で長門に殴られたというのだった。今日長門を公園に連れて来て3人で話し合うはずだったが、やって来たのは、ボロボロになった杏西だけだったという。“幼なじみが大変な時に何もできない”と涙を流す土屋に動揺する桜は、“自分が長門をこの場所に連れてくる”と約束し、照れながらも「任せとけ」と土屋に伝えるのだった。

◆友のために

翌朝の教室。杏西を助けると約束したものの、どうすればいいか考えている桜。すると杏西のところに、別のクラスの同級生がやってきて、白いフードをかぶったやつらから茶封筒を渡されたと持ってくる。茶封筒の中の写真を見た杏西は、慌てて教室を飛び出して行った。桜は追いかけ、杏西に土屋から話を聞いたことを伝え、茶封筒を奪い取った。するとその写真はKEELのメンバーに殴られ血だらけになっている長門の姿だった。「お前には関係ないだろ！」と“個人の問題”と意地を張り、1人で出て行こうとする杏西に、「詳しく話せ、杏西」と肩に手をかけて、桜は声をかけた。

引ったくり犯は幼なじみの長門だったことに気づいた杏西は、長門に何があったか確かめるために、翌日同じ場所へと赴く。するとKEELのメンバーに恐喝され、殴られている長門の姿を見つけた。その場で止めに入り、メンバーを殴って長門を連れ出そうとしたが、長門はその手を振りほどき「お前には関係ないだろう。俺が決めたんだ。ここにいるって。口出ししないでくれよ！」と言い放ち、メンバーから渡された角材で泣きながら杏西に殴りかかって来た。なんとか逃げ出した杏西は、商店街の隅で倒れ、それを桜たちが見つけたのだった。いつも優しくて強かった長門が泣いていた。「理由はそれだけで十分だ。俺はあいつをあそこから引っ張り出す！」。そう硬く決意する杏西は、一緒に行こうとする桜に“個人的な問題なので、桜もフウリンも巻き込めない”と言うが、「相手が誰だろうと関係ねぇし。フウリンの人間として行くつもりもねぇ。約束しちまったからな、あの女と。長門ってやつを引っ張って来るって。巻き込むだ？何お前が中心みたいな言い方してんだよ。これは俺の問題だ」と桜は真っすぐな目で伝えた。すると1年1組の生徒たちもやって来て、「水くせぇな。何で何も言わないんだよ」と言われる杏西。「フウリンは街を守るチームだろ」と言うが、「別に今ここにおるんはフウリンだからやないで。困ってる人を助けへんのはわしの美学に反するっちゅうだけや」と柘浦。「俺らはダチを助けるだけだ」そう言い、“クラス全員”でKEELのアジトへと乗り込むのだった。

◆一匹狼（おおかみ）だった桜が、自らの意志で友のために立ち上がる！

最初は一匹狼（おおかみ）だった桜だが、風鈴高校に入ってできた仲間たちとの出会いで少しずつ気持ちに変化が訪れ、自らの意志で“友を助ける”という決意をしたことに「まだまだ馴染（なじ）むことは出来ないだろうけれど歩み寄ろうとしている姿は可愛（かわい）らしく、成長を見守っていたくなる」「やっぱり人を成長させるのは人との関わりなんだよね」「周りと関わろうとする桜の変化…ちゃんと梅宮さんの言葉が届いてるんだなぁ」など、桜の成長に注目が集まっていた。またアニメ2期決定のニュースには「2期決定良かった！続きめっちゃ気になりますもん（笑）」「胸くそ悪いKEELを潰してすっきりさせてくれることを期待して待ちたいです！」など、来年放送予定のアニメ2期を待ち望む声も多く見られた。