【速報】ハンバーガー日本一決定戦『JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2024』準決勝2日目結果

2024.6.28 20:00

2024年6月27日(木)〜30日(日)の4日間、日本一のハンバーガーを決める大会『JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2024』がさいたまスーパーアリーナ(コミュニティアリーナ)にて開催中。27日(木)に行われた準決勝2日目の結果をお届けする。

◾️2日目第1試合

Burger Revolution Tokyo(東京) VS B.B.Q KIMURA(埼玉)

『Burger Revolution Tokyo』は「ハンバーガー業界に革命を起こす」をコンセプトに生まれた和牛専門バーガー店。料理⻑の日向シェフは、フランスのミシュラン三ツ星、二ツ星で修行した経験や、在日フランス大使館副料理⻑を務めた実力派。

『Burger Revolution Tokyo』の日向シェフは「普段の力を100パーセント出し切って、良いバーガーを作って審査いただけたらと思います」とコメント。完成したバーガーの名前は、『カリフォルニアの風 チーズバーガー』。在日フランス大使館の副料理長まで勤めあげた日向シェフだから作り上げられるカリフォルニアを体現したようなハンバーガー。トマトソースのパスタが持つ酸味と甘みに、神戸牛の脂の甘さとコルビージャックのコクを合わせた一品。

審査員の『SHOGUN BURGER』ヘッドシェフの扇谷厚子は「見た目よりもとても甘くて、シェフが優しい方なんだな〜と思うハンバーガーでした。もっと強いハンバーガーなのかなと思っていたんですが、トマトやズッキーニの甘さ、パスタが入っているのでより柔らかい感じになっていてカリフォルニアってこんな感じなのかな〜と想像しながら食べることができました」とコメント。

Burger Revolution Tokyo/カリフォルニアの風 チーズバーガー

『B.B.Q KIMURA』は本場テキサスバーベキューを提供する、所沢のバーベキューレストラン。本場アメリカで楽しまれるバーベキューの締めのハンバーガーは、炭火で余分な脂を落としながらじっくり焼き上げる。プルドポークやビーフリブもお勧め。

『B.B.Q KIMURA』の木村シェフは「いつも出落ちで終わってしまう感じがあって永遠のセミファイナリストというあだ名がついております。今回は必ず決勝に行く思いで、“やっちゃおう!”って感じでやりますのでよろしくお願いします!」とコメント。

完成したハンバーガーは『yabai!!!!』。バターを吸わせながら押し潰してカリカリに焼き上げたバンズとフレッシュなワカモレ(アボカドのペースト)、アルゼンチン発祥のパセリとニンニクのソース、チミチュリとハンバーガーパティを合わせたメキシカンBBQスタイルのハンバーガー。

審査員のレストラン『ルカンケ』シェフの古屋壮一は「ヤバいです。テキサスの風景が浮かぶような感じですね。スパイスの使い方とお肉の火入れの仕方がすごくいいです」と絶賛。

B.B.Q KIMURA/yabai!!!!

審査基準は味70点、見た目20点、調理の正確さ10点の3項目からなり、審査員1人合計100点の中で得点をつけ、審査員の合計点が得点となる。結果は『Burger Revolution Tokyo』285点、『B.B.Q KIMURA』285点でなんと同点。勝敗を決めるため、審査員が札をあげて投票してすることになり『B.B.Q KIMURA』が2票、『Burger Revolution Tokyo』が1票で『B.B.Q KIMURA』の勝ちが決定した。『B.B.Q KIMURA』の木村シェフは「すごくうれしいです!」と喜びのコメントをした。

◾️2日目第2試合

SANTA MONICA糸島(福岡) VS Ju the burger(群馬)

『SANTA MONICA糸島』は福岡県糸島市の海岸沿いに佇(たたず)む虹色のコンテナハウス。オーナーシェフの大坪氏は、自身の出身地の佐世保におもいをはせて、大判の真っ白なバンズを独自開発。大胆かつ圧倒的な満足度を誇るハンバーガーは今後の注目度にも期待。

大坪シェフは「今回は埼玉まで福岡から16時間かけて車でやってきました。有名なお店ばっかりなので、胸を借りるつもりで挑戦できたらなと思います」と意気込みを語った。

完成したハンバーガーの名前は『ハバネロジャックチーズバーガー〜ポルチーニ茸ときのこのソースがけ〜』。何度も何度もソースを作り試し、オリジナルソースで挑みたいと思い、原材料の見直しやよりおいしくする方法を試し、完成したハンバーガー。ハバネロジャックチーズをソースのように作り、普段のお店のハンバーガーとあわせた一品。

SANTA MONICA糸島/ハバネロジャックチーズバーガー〜ポルチーニ茸ときのこのソースがけ〜

『Ju the burger』は今年で11年目を迎えた群馬県桐生市の路地裏に佇(たたず)む小さなバーガースタンド。店⻑の新見香織氏は幼少期よりフランス人講師から料理や菓子を学び、製菓専門学校を卒業後、国内でパティシエを務めた異色の経歴の持ち主。繊細かつ計算されつくした味が持ち味。

『Ju the burger』の新見シェフは「たくさん練習してきたので、今日は落ち着いて挑みたいと思います」とコメント。完成したハンバーガーの名前は『カリフォルニアサルサチーズバーガー』。テーマはジャンクとフレッシュ。『Ju the burger』の得意とする“調和”と“バランス”がとれたハンバーガーとなっており、厚めのスマッシュパティとコルビージャックのジャンクさにフルーティーなサルサ、ハバネロジャックソースでメキシコの風を感じる爽やかなアクセントをプラスした一品。

Ju the burger/カリフォルニアサルサチーズバーガー

結果は『SANTA MONICA糸島』287点、『Ju the burger』288点となった。審査員の古屋は、『SANTA MONICA糸島』のハンバーガーについて「本当においしかったです。味自体はものすごくおいしかったんですけど、食べやすさや重なった時に全部入るかなどの完成度という点がもったいない所だったのかなと思いました。ですが、2種類のソースがハンバーガーに入れるソースのレベルなの!?というおいしさだったので、和牛の強いパンチと2つのソースがくっきりと味わえたのでおいしくいただきました」と語った。

『Ju the burger』については「緻密な計算、食べたものが全部伝わるようなおいしさでした。豆のふくよかな味やそれを包むサルサソース、お肉のパンチの強さ、スパイシーさ加減、これが全部一体となってハンバーガーというよりは極上のサラダを食べていて、そこにパンがついているような印象でした。あれだけ緻密なものをたくさん入れて、口の中にくっきりと全ての材料がわかるっていう所が僕のポイントとして一番大きな所でした」と緻密なハンバーガーを絶賛した。

◾️2日目第3試合

恵比寿ブラッカウズ(東京) VS ジュピターズキッチン四万温泉(群馬)

『恵比寿ブラッカウズ』は、黒毛和牛精肉卸の名店ヤザワミート直営のハンバーガー店。2009年の創業から多くのファンを魅了し続けるブラッカウズのハンバーガーは、和牛が持つ力強い味、脂の甘み、他の食材と合わさることで生まれる複雑味の⻩金比を見事に体現している。

『恵比寿ブラッカウズ』の島シェフは「悔いのないハンバーガーを作りたいと思います」と語り、調理に取り掛かった。完成したハンバーガーの名前は『カリフォルニアチーズバーガー』。指定食材のチーズを全種類使い、それぞれのチーズの個性を活かしたハンバーガー。コルビージャック(チーズ)はジャガイモとあわせフリコに。スモークチェダー(チーズ)とハバネロジャック(チーズ)をソースにした一品。

恵比寿ブラッカウズ/カリフォルニアチーズバーガー

『ジュピターズキッチン四万温泉』は、群馬県有数の湯治場である四万温泉でキッチンカー業態からスタート。現在は店舗も構え、地元群馬の食材をふんだんに使用したハンバーガーは度々メディア等でも取り上げられる。百貨店や競馬場など、都内へのイベント出店実績も多数ある。

『ジュピターズキッチン四万温泉』の佐藤シェフは「今回対戦相手が名店のブラッカウズさんということで、胸を借りるつもりでと言おうと考えてたんですけど、今回玉ねぎを忘れてしまいまして、ブラッカウズさんに玉ねぎをお借りしました。なので、胸と玉ねぎをお借りして頑張りたいと思います」と裏でのエピソードを交えながらコメントした。

完成したハンバーガーの名前は『群馬の恵みバーガー〜上州牛&やまと豚〜』。牛肉、豚肉、野菜と群馬県の食材、群馬県民が好きな甘辛い味付けになっており、群馬を堪能できるハンバーガー。

ジュピターズキッチン四万温泉/群馬の恵みバーガー〜上州牛&やまと豚〜

結果は『恵比寿ブラッカウズ』285点、『ジュピターズキッチン四万温泉』286点となった。審査員のアメリカ大使館 外交官のエンリケ・マソンJrは「1点差が証明しているように、とても難しいジャッジでした。技術的にも短時間であれだけのものを作るというのは素晴らしいと思います。またキッチン用具が十分に機能しない中で、非常にフレキシブルな対応をしていたのも素晴らしいと思いました。」とコメント。

最後に3試合行われたうちの勝者が壇上にあがり、決勝戦に進むチームが発表された。第1試合『B.B.Q KIMURA』、第2試合『Ju the burger』、第3試合『ジュピターズキッチン四万温泉』の中から、審査員3名が札を上げ、決勝にあがるチームが決定する。結果は『ジュピターズキッチン四万温泉』2票、『Ju the burger』1票となり、『ジュピターズキッチン四万温泉』が2日目の決勝戦に進むチームとして勝ち上がった。

『JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2024』

<期間>
2024年6月27日(木)~30日(日) 11時〜21時 ※最終日は19時まで
<場所>
さいたまスーパーアリーナ(コミュニティアリーナ)
<入場料>
無料(混雑緩和のため、土日のみ事前に入場時間指定予約あり)
<販売ブース>
ハンバーガー18店舗予定
他、飲食、ポテト、アルコール、スナック、スイーツなど販売予定

公式HPはこちらから!

©️JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP

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