台風被害で補修依頼の家が続出、明日には新たな台風が上陸…タイムリミットが迫る中、“作業効率8倍”を実現したまさかの作戦とは

2024.6.28 11:25

お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルやパンサーの尾形貴弘、タレントの渡邉美穂が6月27日放送の『THE突破ファイル』の再現VTRに出演。突破市役所の『なんでも スグやる課』で職員役を演じ、自然災害の脅威から市民を守る“突破劇”を見せた。
 
大型の台風に見舞われた市内では、屋根瓦が飛ばされてしまった家が続出。雨漏りに備えた屋根の補修依頼が相次いでいた。駆け付けたスグやる課の職員たちは、被害を受けた民家の屋根をブルーシートで覆っていくことに。
 
2m以上の高所作業では命綱の使用が義務づけられているため、命綱をつけ屋根の上にのぼる野田課長と職員の尾形。まず屋根の上でブルーシートを広げて覆い、風で飛ばされないように土のうで押さえていく。ブルーシートは、大きいものだと1枚の重さが10キロを超える上、1軒屋の屋根を覆うには平均4枚が必要で総重量は約40キロに。さらに足場が不安定な屋根の上では危険な作業となり、時間と労力がかかり苦戦を強いられる。
 

 
懸命に作業を進める野田課長らだったが、その間にも同様の依頼が住民から次々に寄せられ、職員の渡邉は「(1軒作業するのに)もう1時間以上はかかってます!今依頼がきてるだけでも15軒…全部やってたら2日以上はかかります!」と焦りを隠せない。
 

追い打ちをかけるように、明日の未明に新たな台風が上陸するとの情報が。台風が上陸する前にブルーシートで屋根を覆えなければ、さらに被害が拡大してしまう。そのうえ、天気予報によると、雨が降り始めるのは今夜7時。タイムリミットまで9時間もないという最悪の事態に。
 
物干し竿(ざお)を使うなど試行錯誤を重ねる野田課長だったが、どの方法でも作業は短縮できず、時間が過ぎていく。そんななか、野田課長は民家に置いてあった野球セットを思い出すと、「そうか!これならいける!」と声を上げた。
 

野田課長が思いついたのは、ブルーシートにロープでつなげたボールをバットで打ち、屋根の向こう側へ飛ばすという作戦。そして反対側の地面に落ちたロープを引っぱると、つながったブルーシートも引っ張られ、簡単に屋根の上へかけられるという方法だった。最後にシートの四隅に結んだロープを引いて形を整え、土のうを乗せておさえれば完成となる。全作業を通してかかった時間は約15分、作業効率は8倍になった。
 
「名付けてブルーシート・ノック作戦」で、屋根の上での作業が減り、作業はみるみるうちに進行。時間内に全ての作業を終え、野田課長は「なんとか、全部いけましたね」と胸をなでおろした。職員たちのあきらめない気持ちが生んだ見事な突破劇となった。

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写真提供:(C)日テレ

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