目指せ『まんが甲子園』!“高校ペン児”たちのマンガ作りにかける熱い日々に密着!

2024.6.27 12:05

6月26日放送の『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』では漫画家を目指す高校生に密着。『まんが甲子園』を目指す生徒たちの奮闘ぶりに迫った。
 
公立高校としては全国初となる“マンガ学科”を創設した熊本県立高森高等学校に漫画家を目指して通う高校生に密着する『1年たったらこうなりましたの旅 漫画家編』で今回放送されたのは全国高等学校漫画選手権大会、通称『まんが甲子園』に向けた作品作り。
 
“高校球児”ならぬ“高校ペン児”日本一を決める大会として知られる『まんが甲子園』は、多くのプロ漫画家を輩出している漫画家を目指す高校生にとっての登竜門的大会。高森高校では41人の1年生がこの大会に向けての作品作りを行うこととなった。
 
1年生の中には本格的なマンガ作りは未経験の人も多く、多くの漫画家も使うGペンの使い方になかなか慣れない生徒も。そんなペン入れに苦戦していた1人が、愛媛県出身で寮に入りこの学校に通う畠山さん。自作のオリジナルキャラクターのイラストを見せてもらうも「まだまだっスよ!こんなんじゃ世の中に認めてもらえませんよ!」と話す彼は「どんなにツラくても僕はマンガの道を進もうと思うので、一生をマンガに尽くしたい」と熱く語っていた。
 
そんな畠山さんたち1年生は全員、『まんが甲子園』の予選課題である“1枚マンガ”(1ページで完結する作品)作りに取り掛かっていた。指定された“脱出”もしくは“サブスク”をテーマに、思い思いの作品を仕上げていく。“遺跡から脱出したらそこはハワイだった”というストーリーを描こうとしていた畠山さんは、『学研 まんがでよくわかるシリーズ』で知られる山口育孝先生からコマ割りのアドバイスをもらっていた。山口先生のような現役の漫画家から直接アドバイスをもらえるのがこの学校の最大の特徴。アドバイスをもらった畠山さんも「作者さんとしゃべることによって新たな発見とかも、新たな視点とかもあるんで、勉強になりますね」と話していた。
 
同じく山口先生に相談し、コマ割りのアドバイスをもらっていた金子さん。ストーリーのある漫画は未経験だそうだが、赤ちゃんの出産を“脱出”に見立てたストーリーを考えていた。先生からアドバイスをもらったものの、他の人の作品を見て「自信ない」という。金子さんをはじめ、多くの1年生からその実力を認められ名前が挙がっていたのが桜井さん。中学時代美術部だったという彼女は細かい服のしわなどまで丁寧に描くなどその画力は1年生の中でもトップクラス。そんな彼女が“サブスク”をテーマに考えたのが、仕事に疲れて帰ってきた主人公をパソコンから飛び出してきた3D猫が癒してくれるサブスクサービスの話。進捗状況も「結構順調ではあります」と、いいペースで描けているようだ。また、「描きたいのが結構あって…」と語る河津さんは1作品では足りず、2作品提出しようと頑張っていた。電車の時間ギリギリまでプロの先生にアドバイスをもらうなど、出来る限りの時間をマンガ作りに費やしていた。
 
締め切り8日前、先生から重大発表が。「まんが甲子園ってとても残酷で厳しい」という先生は“41人全員提出するも、大会に提出できるのは学校から1作品だけ”“全員の作品から1つを選び、それを代表選手となる5人で作りこんで学校の代表として提出する”ということを発表した。突然の発表に驚きつつも、選ばれる作品にするためマンガ作りに一層力をこめる生徒たち。
 
発表を受けて「チャンスがあるなら1つ1つやっていきたいです」と語っていた桜井さんは、デジタル空間の猫を描くために色を付けてみたものの、猫が立体映像に見えず「オバケみたい」になってしまうことを悩んでいた。山口先生に相談してみたところ「色鉛筆で色付けてみたら?」とアドバイスをもらった桜井さんは、寮の自室に戻って黙々と作業をこなし、無事締め切りまでに作品を完成させることができた。提出を終えた桜井さんは「疲れました」と一言。しかし「漫画家になったらこれが毎週、毎日とかあるんで慣れていかないと」と自分を奮い立たせていた。ペン入れに苦戦していた畠山さんも、2作品仕上げていた河津さんも作品を提出。さらに締め切り直前に「半熟茹で卵(の絵が)上手すぎだよ」「料理はうまそうに描けたら大成功。だからこれは絶対にいいと思う」と山口先生から太鼓判を押されていた岡村さんや、赤ちゃん目線の作品を描いていた金子さんも提出を済ませ、全員が作品を提出した。
 
彼らの作品を選ぶのは、『北斗の拳』で知られる原哲夫先生の担当編集でもあったコアミックス社の常務、持田修一さんと数名の編集者やマンガ学科の先生たち。1つ1つ作品に目を通し評価をつけていく。そして締め切り翌日、持田さんから結果が発表された。選ばれたのはデジタル猫のサブスクサービスを描いた桜井さんの作品。「予選に出せると思ってなかったのでビックリしました、ホントに」と驚いていたが、この作品をベースに選ばれたチームメンバーと共にブラッシュアップし、高森高校として提出する作品を仕上げることになった。大会に参加する約200校中、予選突破できるのはわずか33校。残念ながら高森高校は予選を突破することが出来なかったが、桜井さんは新たな作品への意欲を語った。

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写真提供:(C)日テレ

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