『DASH』多摩川河川敷でついに妖怪“ヨーコちゃん”発見! その正体は都市部では絶滅していたはずの野生の○○○
2024.6.24 11:15TOKIOの国分太一とtimeleszの松島聡が6月23日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』に出演。多摩川沿いの河川敷で“妖怪”と呼ばれる動物を捜しまわった。
人と生き物との共生を目指す『新宿DASH』の一環として、妖怪・ヨーコのモデルになったと言われる動物を捜索する企画。かつては東京の中心部にも生息していたが、開発の影響で激減し、ここ20~30年は確認された記録がないという。そんな中、多摩川の河川敷付近で目撃されたという情報を聞きつけ、国分と松島は生物専門家の川上洋一さん、麻布大学獣医学部・塚田英晴教授とその教え子たちとともに、捜索を行っていた。昨年から二子玉川周辺を捜索したが見つからず、今回は多摩川河口がある羽田空港まで範囲を広げ、その痕跡を探った。
世田谷区の二子玉川から自転車で河川敷を下っていき、大田区の田園調布付近に差し掛かった捜索隊一行。時刻は既に午後4時30分を回っており、夜行性の“ヨーコちゃん”が活動し始める“ゴールデンタイム”ともいえる。一行は東京側よりも茂みが多く、より“ヨーコちゃん”発見の可能性が高い神奈川県側の河川敷に移り、引き続き調査を続けた。
自転車を降り、茂みの中の獣道を通って“ヨーコちゃん”のいそうな場所をコツコツと探していく。川沿いの泥がたまっている地帯には、肉食である“ヨーコちゃん”が食べたと思われる魚の残骸もあり、がぜん張り切る一行だったが、“ヨーコちゃん”の足跡を探していた松島から「うわー!入った!最悪!」という悲鳴が。長靴の中に川の水が入ってきてしまい、さらにはぬかるんだ泥に足を取られてこけてしまった。「やられた~」と肩を落とす松島に「ようこそ鉄腕DASHへ!」と声をかける国分。自然を相手にすることの多いこの番組からの洗礼を受けた形となった。
さらに河川敷を捜索すると、動物のフンのような白っぽいものを発見。“ヨーコちゃん”の落とし物かと国分たちが色めき立つ中、そこにやってきたのは塚田教授の調査チームリーダー・大学4年生の山本さん。過去の放送回でも、カメラが回っていてもテンションを変えることなく、いつも冷静なことで知られる山本さん。今回も「骨とか食べてます?」「白くなってるんで…骨を食べるとカルシウムで白くなるんで…」と慎重に分析。実物を持ち帰って詳しく調査することになった。
その後も、「野原の際にいる…“野際陽子(ヨーコ)”だ」などと国分がダジャレを飛ばしつつも調査は続き、一行は川崎競馬場の練習馬場付近までやってきた。馬場のすぐ外側の斜面を調べていると「あっ…これ、掘ってます?」と穴に気づいた松島。塚田先生の見立てでは、ネズミなどを探して掘った穴らしい。「(“ヨーコちゃん”にとっては)いい狩り場になるんじゃないですかねぇ?」と先生が言うとおり、斜面には同じような穴がいくつも見つかり、すぐ近くには“ヨーコちゃん”のものと思われるフンも見つかった。
「これ、ここあるぞ!」と直感した国分は、斜面上の茂みへと入っていく。獣道の奥へと進んでいくと、「これは…違うの?寝床っぽくない?」と、明らかに生き物が作ったと思われる巣穴らしきものを発見した。確認した塚田先生も「おっ…おおっ!マジか…」と明らかに様子が違う。やはり巣穴である可能性が高いようで、巣穴が見える位置に野生動物用のセンサーカメラを仕込んで数日間様子を見ることに。カメラの前で動きがあれば自動的に録画される。
カメラを設置して41日後の5月下旬、国分たちは、草が育ってより茂みが深くなったカメラの設置場所に戻り、仕掛けていたカメラの映像をその場でチェックしてみることに。記録されていたファイルは全部で11個。つまり、生き物らしきものがカメラの前に11回現れた可能性があるということだ。
さっそく設置した当日の映像からチェック。するとそこには巣穴近くを動き回るネズミの姿が。さらにその数時間後にはネズミよりもずっと大きな生き物の姿が映っていた。ついに“ヨーコちゃん”発見か!?と思われたが、この生き物はタヌキ。野生のタヌキをみて松島が思わず「かわいい~」とつぶやく中、冷静な学生・山本さんは「2匹いるよ」と、カメラの奥に見え隠れしていたもう1匹のタヌキを見つけていた。
実はタヌキと“ヨーコちゃん”は親戚のような間柄で、「同じ穴を使ったりするんですよ」と塚田先生も言う。やはりここに“ヨーコちゃん”がいる可能性は高いようだ。
そして5つ目の動画ファイル、設置してから3日目に記録された動画を再生すると、「あっ!」「えっ、ウソ!?」と、見ていたメンバーの目の色が次々と変わっていく。あの冷静な山本さんも「うわー!ガチじゃん!」と興奮。「先生!これは?」と聞く国分に、笑顔で「キツネです」と答える塚田先生。そう。妖怪・ヨーコとは“妖狐”、すなわちキツネ(ホンドギツネ)のことだったのだ。「これを探してたんですよ俺ら!うわー!映ってる!」とテンションMAXの国分だけでなく、松島も「すごいすごいすごい!」と大興奮。学生たちも「すごーい!」「やぱっ!」と喜びつつ、食い入るように画面を見つめていた。
この映像を見ながら笑顔で「見事な…」とつぶやく塚田先生に、「先生、もっと喜んでいいんですよ!?」という国分。だが、その他の動画ファイルにキツネの姿が無かったことなどから考えて、先生は「たぶん今年の巣穴じゃないんですよ」という。さらに「今はたぶんどこかの(別の)巣穴の中に子どもがいると思います。もし産んでいれば…」という先生。子育てをしている巣穴が発見できれば、先生の願う、都市部のキツネ復活に近づいたと言える。国分たちはキツネを見つけた喜びをかみしめつつ、さらに捜索を続けることとなった。
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