Number_i 岸優太「僕たちだけを見てくださいね」初の単独コンサートでファンを魅了
2024.6.21 18:45平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太からなるグループNumber_iが18日(火)から20日(木)の3日間で初の単独コンサート『No.O -ring-』を有明アリーナにて計6公演開催した。ライブでは全15曲を披露し、MCではファンとの交流も楽しむ姿が見られた。また、1stフルアルバム『No.I』のリリース、2024年のツアーをサプライズ発表するなど盛りだくさんの3日間となった。本記事では、2日目(19日)の13:30公演の模様をレポートをお届け。
ライブは、和風のサウンドを使ったSEでスタート。開演前のステージ上には最新曲『BON』をイメージさせる存在感のある大きな松の木が鎮座しており、客席には桜の花びらが降り注ぐ。
身体中に響く重低音が期待を高める中、平野、神宮寺、岸の3人がステージの高い位置にあるリング状の舞台装置から登場。舞台装置がゆらゆらと揺れ、火花が散りながら下に降りるというダイナミックな演出とともに『OK Complex』を披露。ダンサーに囲まれた3人はクールなウィスパーボイスでファンを魅了。歌い終え、リボンを使ったフライングパフォーマンスで舞台装置からステージに降りると、客席からは大歓声が飛び交った。
初日の公演で発表されたばかりのファンネーム【iLYs】(読み:アイリーズ)への思いと、この公演への意気込みを3人それぞれがラップに乗せ煽り『FUJI』へ。ステージ上を縦横無尽に動き回りながら、岸の高速ラップ、平野のリズム感たっぷりのフロウ、神宮寺の低音の効いたリリックと、それぞれの魅力を届けていく。レーザー照明が臨場感たっぷりに飛び交ったデビュー曲『GOAT』では、ダンサーとともにキレのあるダンスを見せた。
序盤からワイルドに、そしてクールにパフォーマンスを見せていたNumber_iだったがMCになると一転、和気あいあいとした空気に。
平野は上の階の座席にいるファンに向け「結構ちゃんと見えているからね」と呼びかけ、岸は序盤の撮影可能パートが終了したことを受けて「僕たちだけを見てくださいね」と甘く呼びかける。神宮寺はオーディエンスを見渡し、「こんなにたくさんの人が来てくださって、改めてたくさんの人に応援していただいていると再認識できます」と感謝を伝えた。
MCののち、爽やかな歌声がこれまでの選曲とは空気を変える『No-Yes』へ。ムービングに乗る3人は笑顔で客席に手を振り、ファンとのコミュニケーションを楽しんでいる様子も見られた。紙吹雪が舞うなか披露された『花びらが舞う日に』では、平野と神宮寺が向かいあって歌う場面も。中盤には3人がそれぞれのムービングに乗り、ステ ジから距離のあるオーディエンスにまでその姿を見せにいく。クールに、ワイルドに魅せた序盤とは打って変わり、甘い歌声で魅了した。
その後も、爽やかさを残しつつも大人びた色気を感じさせる『Is it me?』、柔らかな声で歌い上げたバラード『i』と続き、様々な表情を見せていくNumber_i。
ロングMCのコーナーでは、岸と平野、神宮寺の3人が屈託のない笑顔でやりとり。そんな和やかな時間から続くように『Banana(Take It Lazy)』で穏やかな時間を作り上げると、ライブはソロダンスコーナーへ。最初に登場した神宮寺は、ダンサーとともにダイナミックなダンスを披露する。電飾のついた布を大きく使い、立体的なステージを繰り広げた。続く岸は、6名のダンサーとともに映像と連動したパフォーマンスを見せる。ダンサーを引き連れることなくソロで登場した平野は、妖しげに色を変える煙に包まれながら、ビートに身体の動きを合わせる緩急のあるパフォーマンスを展開。
ダンサーとともにメンバー全員が揃うと、平野が振り付けを担当したダンスパートへ。ステージセットを使って素早く人数を入れ替えたり、全員でのフォーメーションダンスを披露したりと、ギミックの効いたパフォーマンスを届けた。
和風なリリックと振り付けを炎の演出とともに力強く届ける『BON』を披露すると、『Blow Your Cover』、『Rain or Shine』とジャジーな楽曲を続け会場を魅了した。
しっとりと聴かせた後は、岸のセリフからスタートした『SQUARE_ONE』、本編最後には再び『GOAT』をパフォーマンスし、会場一体となって身体を動かすと盛り上がりも最高潮に到達した。
アンコールの歓声に応え再登場したNumber_iは、客席へと手を振りながら『Midnight City』を披露したのち、しっとりと歌う『夢の続き』でエンディングへ。口々に感謝を伝え、Number_iの様々な表情を見せた。
最終公演(20日(木)18:00)では、ダブルアンコールにも応え登場し『令和6年能登半島地震』の支援プロジェクトのテーマソングとして制作され、Number_iの3名が作詞を担当した『Be on Your side』を3人バージョンで初披露。
また、1stフルアルバム『No.I』(読み:ナンバーワン)のリリース発表、全国7ヶ所を巡る『Number_i LIVE TOUR 2024』の開催を発表し大盛り上がりの中ライブを締めくくった。
SNSでは「夏はフェス、秋からツアーで楽しみが続くの幸せ!」「『夢の続き』の“追いかけても届かなかった夢の続きを今生きてるんだ〜”で号泣でした!」「MCのレポが相変わらずおもしろすぎる(笑)」など多くのコメントが#Numbering_Day1などをつけて投稿されていた。
また、各公演の前後にはそれぞれが自身のインスタグラムのストーリーズを更新し平野は初日前に「歯磨き粉付いてるけど落として本番行ってきます!来てくれる人は楽しんで!!」と歯磨き粉が口元に付いた写真と共に投稿。2日目の夜公演終了後に岸は「お疲れ様でした!!!!!!!!さいくぅーーーーーーーーー」と岸らしいコメントを投稿。最終日の終了後に神宮寺は「LIVE無事終わりました!みんなと楽しい時間を過ごせて最高でした。そして10月からLIVE TOURもスタートします!お楽しみに」とアップし、ファン同様楽しい時間を過ごせたことを報告した。
本公演のアーカイブ映像は【Prime Video】にて8月16日(金)の19時より、190以上の国と地域で世界配信されることが決定している。
【ライブ情報】
2024年10月〜12月
開催地:宮城/福井/兵庫/福岡/北海道/愛知/埼玉
公式HPはこちらから