カズレーザー やせている女性や若者にも増えている“隠れ●●病”その原因と予防法とは

2024.6.19 13:10

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が17日に放送された。今回は『知らないうちにあなたをむしばむ!令和の現代病SP』ということで、「やせているほどかかりやすい!?若者をむしばむ“隠れ●●病”」という講義では、順天堂大学大学院 医学研究科の田村好史教授が登壇。これまで太った中年以上の男性に多いとされてきた、“あの”病が、やせている女性や若者にも増えている現実について解説した。

田村氏が紹介したのは、“隠れ糖尿病”。20~30代の太っていない人で増えてきているといい、最新の研究で、やせ型の女性では標準体型の女性に比べ、およそ7倍、割合として隠れ糖尿病のリスクがあるという。田村氏によれば、隠れ糖尿病は健康診断で見つかりづらく、その患者は、健康な人に比べ、本格的な糖尿病になる可能性が5~10倍にもなるのだという。

隠れ糖尿病になった場合、通常の糖尿病とは異なり、常に高血糖値を示すことはないものの、食後に“血糖値スパイク”と言われる、急激かつ異常な血糖値の上昇が起こり、強い眠気に襲われるようになる。これが繰り返されると、血中で急激に増えたブドウ糖によって血管が傷つき、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞の原因になってしまう。さらに血糖値の異常な上昇が食後にしか起こらないため、空腹時に受ける健康診断では、なかなか見つかりづらいのだそう。

やせている人がこの、隠れ糖尿病になりやすい原因は、ずばり筋肉。体内に存在する糖の多くは、筋肉のなかにグリコーゲンとして貯蔵される。しかしやせ型の人は筋肉が少ないことが多く、体内の糖が十分に吸収されないため、血中に糖が残ってしまうのだという。また細い筋肉繊維には脂肪が入りこみやすく、その脂肪が糖の吸収を促進するホルモン、インスリンの働きを阻害してしまう。

あまり動かない、食べないといった、“低エネルギー回転型”の生活が危険らしく、インスリンの効きが悪くなり、血糖値が上がりやすい体になってしまうとのこと。予防法としては少しでも動くことを心掛け、毎日8000歩程度歩くことや、食後の血糖値スパイクを緩和させるため、食後に3分ほど歩くことが効果的と紹介された。田村氏はほかにも、現在はさまざまな治療薬も存在するため、とにかく早い段階で病院で相談してみることや、予防を始めてみることが重要と注意喚起し、講義を締めくくった。

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写真提供:(C)日テレ

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