『DASH島』ついに電話が開通するも、通話品質に問題が…城島が施した改良にさすが“職人”の目

2024.6.17 10:30

TOKIOの城島茂、国分太一、松岡昌宏、SixTONESの森本慎太郎、Aぇ! groupの草間リチャード敬太が6月16日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』に出演。DASH島の島内を結ぶ自作の電話を完成させた。

『DASH島電力化計画』の一環として進められてきた自作の電話作り。ロープウェー駅から舟屋までの約700mが電話線で結ばれ、後は受話器を設置して通話実験を行うのみとなった。

その前に国分は、野ざらしであるバンブーデッキに電話ボックスのようなものを作ろうと、島内の民家跡から資材を調達していた。民家で見つけた柱と流木で枠組みを作り、同じく民家で見つけた扉やガラス戸などを設置していく。さらに、竹を組み合わせて屋根を作り、西日を防ぐためのすだれも取り付けて電話ボックスが完成した。ボックスの中からの眺めに国分も「いい景色ですよ!」と満足げ。

電話ボックスからの眺め

さらに、通話実験前に仕上げなければならないものも。それは以前、竹と炭などで作っていた自作の“竹でんち”。豆電球を光らせることはできても、その電圧は1本につきわずか0.6ボルトとかなり弱めだった。島内の電話を動かすには最低でも9ボルトは必要。“竹でんち”は15本以上必要となり、置き場所だけでも結構なスペースが必要となってしまう。そこでより強力かつコンパクトな蓄電池を作るためリチャードが動いた。

リチャードが考えたのは、木枠で作った薄型の蓄電池を並べ、電圧を上げる、という方法。本のように薄い枠を作ったら、その中に入れる活性炭を作るため、久々に反射炉に火を入れることに。スタッフの協力も得て炉の中に風を送り続けたが、2時間で温度は360度にまでしか上がらず。活性炭を作るには800度以上が必要なため、夜になるまで風を送り続け、ようやく温度を上げて活性炭を作ることができた。

この活性炭を海水と混ぜてペースト状にし、アルミ板を挟んだ枠に流し込んで電池を作っていく。リチャードは「けっこう大役任されること多いですからね…褒められたいな…」と一人黙々と作業を続け、15個のコンパクトな蓄電池を作り上げた。しかし電圧を測ってみると、蓄電池15個でたったの3.5ボルトと、“竹でんち”よりも弱くなってしまった。「えっ?失敗?なんで…?」と肩を落とすリチャード。

リチャード作・バッテリー型蓄電器

これを修正するために動いたのがリーダー城島。専門家のアドバイスを受けて電池を作り直すことに。密着度を上げるために活性炭の液面を平らにしたり、より密着させるためにくさびを挟んだりと、番組での長年の経験を生かした“職人技”で15個すべての蓄電池を改良した。そして電圧を測ると見事目標の9ボルトを上回る結果に。15個で単三電池約6本分という事実に「乾電池見る目変わるなぁ~」とそのすごさを実感していた。

全ての準備が整ったところでいよいよ通話実験。松岡と森本がバンブーデッキまで登り、国分と城島が舟屋に残って通話してみることになった。伸ばしていた電話線に蓄電池をつなげると、舟屋に設置していた呼び出しベルが勢い良く動き始め、問題なく通電していることを示した。

舟屋電話機

さらに受話器につないで会話してみたところ、舟屋からの声はかなり小さい声ながらバンブーデッキ上の森本が持つ受話器まで届いていた。松岡も受話器を持ってみたが「何か言ってるけどわかんない。でも国分さんだね」と、内容までは聞き取れていなかった。距離が伸びた分、届く電流が弱くなってしまったことが原因だと考えられた。もともとの声を大きくするため、森本が大きな声で受話器に話しかけたものの、“バカデカボイス”と言われるその声自体が700m先の舟屋まで直接響いてきてしまい本末転倒に。その後、電線のつなぎ具合や受話器の中の炭を調整し、わずかながら通話品質は良くなったものの、はっきりと音声を聞き取れるまでには至らなかった。

舟屋のメンバーと合流後、松岡は「ちょっと聞こえただけでも感動した」と話し、この企画は完結…と思いきや、まだあきらめていないメンバーが。それは“職人”城島。通話品質改良のカギが受話器にあると考えた城島は、一度分解して原因を究明。詰まっていた炭の様子を見て「あー、なるほど。(炭が)粗いん違う?細かくした方がいいんじゃないかな…」と、早速改良スタート。炭をすりつぶし、ふるいにかけて細かい粒子状に。さらに振動版やコイルの位置などもミリ単位で細かく調節して納得いく品質に仕上げることができた。

細かくした炭

改めて電話線に取り付け、「もしもーし、ランボー、聞こえますか?」バンブーデッキ上のスタッフ・ランボーに何度か呼びかけると受話器からは「聞こえまーす」とはっきりと聞こえてきた。「聞こえた!」と喜んだ城島は再び「ご飯、今朝は何を食べましたか?」と質問。受話器からは返事らしいものが聞こえたが城島にはうまく聞き取ることができなかった。「みそしる?」と首をかしげる城島に変わってスタッフが改めて受話器越しに聞いてみると「“おにぎり”って言ってます」とはっきりと聞き取っていた。

スタッフ・ランボーから「モノマネお願いします!」と電話越しにリクエストされた城島は、髪をオールバックにし、サングラスをかけて「舟屋まで来てくれるかな?」とタモリのモノマネを披露。ランボーからも「いいとも!」と返答が返り、あの番組の名物コーナーを彷彿(ほうふつ)とさせるやり取りを披露していた。

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写真提供:(C)日テレ

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