ドラマ『約束』第9話 ついに明かされた“真犯人”と交わした“約束”とは…SNS「ここでタイトル回収！」
2024.6.11 17:45
6月6日（木）俳優の中村アンと横山裕（SUPER EIGHT）が出演する日本テレビ系新木曜ドラマ『約束 ～16年目の真実～』第9話が放送された。本作は、16年前の連続殺人事件で全てを奪われた桐生葵（中村アン）が刑事となって故郷に戻り、過去の真相に迫る“予測不能×完全オリジナル”の心理サスペンス。SNSでは「ラスト数分鳥肌がやばい」「やっぱりあの人!」など大反響。最終回目前にして「終わってほしくない！」「毎週の楽しみが…」と“約束ロス”が広がっている。
（以下、ドラマ最新話までのネタバレを含みます）
◆第9話「反転」
自首をして、連続殺人の犯行を認めた葵（中村アン）の同級生で雑貨屋の店主・井出尚哉(森優作)。取り調べで“なぜ今になって自首したのか”という質問に「まあ強いて言えば、飽きたから」と答えたり、捜査官に「供述が気に入らないなら変えましょうか？」と持ち掛けたり、つかみどころがない。そこで、同僚の木崎（坪倉由幸）のアシストもあり、井出に執着されていると思われる葵が取り調べを行うことに。
不破（細田善彦）が書いたシナリオに影響され犯行に至ったのかと葵が問うと、「俺が正しい形で実際に作り上げたってとこかな。スリリングで皆の心に刻まれるもの。その結果、日本中が夢中になった」と笑いながら井出は答えた。「あなたは私に執着している。被害者たちは当時の私の風貌に似ているという指摘もある。なぜ私なの？」と問う葵に、井出は小さなため息をついた。「自分自身に問えば見えてくるのに。俺との接点なんだと思う？」そう話すだけで、答えようとしない。しかし葵は、どうしても井出と自分の接点がわからなかった。
一方、香坂（横山裕）は夏目（樋口幸平）と共に、息子の犯罪をかばい逃走している有村（杉本哲太）を追っていた。有村は息子の潤（奥野壮）が手を染めている犯罪を、自分の警察官としての立場を守りたい一心で隠蔽（いんぺい）していたのだった。潤は今までの証拠品をすべてまとめて燃やし、全てを無かったことにしようとする。有村は潤に、これまでの犯行をすべて話させた後、突然潤に拳銃を突き付けた。「心配するな、お前を殺した後俺も死ぬ。すべての証拠はここに残しておく。これが親としてのけじめだ」と告げた。
今にも息子を殺そうとする有村。すると「銃を下ろしてください！」と、2人を追っていた香坂と夏目が現れた。「けじめを付けさせてくれ！」と叫ぶ有村に香坂は「まだわからないんですか？けじめとは、罪と向き合い、傷つけた被害者と向き合うことです。犠牲になった者たちに心の底から謝罪することです。死なせはしない。あなた達には生きて償う義務がある！償ってください。あなたにほんのわずかでも後悔と、刑事としての誇りがあるのなら」と有村を真っ直ぐ見つめ、2人を取り押さえた。
有村と潤の罪が判明し、香坂が追っていた真相はついに明らかとなった。そして有村は、警察署で尾藤誠（井上肇）の死の真相を、娘の恵（佐津川愛美）の前で告白するのだった。
葵は引き続き、井出との接点について考えていた。拘置所にいる天草（森永悠希）にも話を聞いてみるが、思い当たることはないという。しかし、相手を強く思っているのなら何か相手に関わるものを自分の元に残しているんじゃないかという。そして、遺体の“指切り”についても、16年前に葵が誰かと指切りをするのが印象に残っていたと葵に語るのだった。指切りの相手は誰なのか…。
そして、香坂による取り調べが始まる。香坂は取り調べ中の井出の仕草や言動から、プロファイリングで「犯人の人物像と一致しない」と告げ、井出を挑発することでどういった動きをとるか見ていた。その後、井出からまだ発見されていない遺体があるとにおわせる発言が。その言動から、葵と香坂は「井出は全てが自分の犯行と証明するために、自分の犯行ではないと疑われた直後に供述を行った」と推理。その供述通り、井出の住む雑貨屋の裏庭から新たな女性の遺体が発見された。
しかし、違和感が残る葵。再び取り調べに戻り、「やっと確信できた」と笑みをこぼした。その違和感を「その（被害）女性の警戒心を解き、夜にあの雑貨屋の裏に連れ込む。それほどの社交性があなたにあるとは思えません」と香坂は井出に言い放った。葵も追い打ちをかけるように言い放つ。「あなたに一連の犯行は不可能です！」
井出が否定しようとしたその時、夏目が入ってきて、同一犯の可能性が高い新たな遺体が発見されたという報告が。あなたがやったのか、と問うと明らかにうろたえる井出。その言動から井出は連続殺人の実行犯ではないと確信した。この報告は、井出を揺さぶるための嘘（うそ）だったのだ。
葵と香坂は改めて真犯人について考える。井出と関係性があり、映画のシナリオを読んだことがある、さらに葵と強い関係がある人物…。わざと目撃されるために井出が事件現場から出てきたとすると、真犯人をかばうために自らが犠牲となり、真犯人へ強い思いを抱いていることがうかがえる。
葵は天草の発言を思い出し、雑貨屋で真犯人につながりがある物を探すことに。一方で井出が本部に引き渡されることが決定してしまう。最後まで真犯人を明かさなかった井出が連行される間際、耳元で香坂はあることをささやいた。「違う！俺だ…！」と井出は叫びだし、その反応を見て香坂は真犯人を確信するのだった。
そして、雑貨屋で真犯人の手がかりを探す葵に真犯人と思われる“当人”から連絡があり、待ち合わせをすることに。香坂に電話で報告していると、突然“何者”かに襲われ…そこに現れたのは葵の親友で同級生の“桃（織田梨沙）”だった…。桃は「やっとこうして向き合える。驚いた？」不気味な笑みを浮かべ、「でも葵…最低だね。破ったでしょ？私との…“約束”」と葵を睨（にら）みつけた。桃の“葵と交わした約束”とは…。
◆ついに真犯人が判明！ラストの衝撃展開にSNSでトレンド入り
ついに真犯人が明かされた第9話。SNSでは「ラスト数分、鳥肌がやばすぎる」「ここでタイトル回収か！」「桃…嘘（うそ）だと言ってくれ…（泣）」「自分の母親も桃が？？」と真犯人・桃に動揺する声が。また、クライマックスで不破の横にロープが置いてあるシーンでは「不破君のロープが気になる」「まだ同級生に何かあるの！？」と桃以外の同級生にフォーカスした声も。
さらに、最終回予告を観た視聴者からは「残り1話でどんな展開に！？」「まだどんでん返しある！？」「真相が気になるけど、終わってほしくない…」と“約束ロス”の声も届いている。葵が桃と交わした約束とは…16年前の真実とは…。
次回、最終話「未来」は6月13日（木）よる11時59分から放送予定
ドラマ『約束～16年目の真実～』
読売テレビ・日本テレビ系 毎週木曜よる11時59分放送
写真提供：©読売テレビ
