ヒロミ「これは勝負ですよ!」2年8か月しか販売されていない45年前のレトロ車を130万円で自腹修理…驚きの落札価格は?
2024.6.6 11:25ヒロミが6月3日放送の『一攫千金!宝の山』に出演し、希少な旧車を修理してオークションに出品した。
番組ではこれまで、長年眠っていた旧車を再び走れるようによみがえらせてきた。過去の放送回では、元値90万円の初代ミゼットが171万5000円で落札されたことも。そこで今回も、加藤浩次とヒロミ、タレントの松村沙友理の3人が旧車コレクター・塚野社長のもとへ。
車庫の中で目に止めたのは、塚野社長も見たことがなかったという、『1979年(昭和54年)式三菱ランサーセレステ2000GT』。スポーツカーのCMが男女のデートをイメージさせるものが多かった中、この車は『男なら。追いかけさせろ。追いかけるな。』と硬派なキャッチコピーで、2年8か月しか販売されていないのも希少ポイント。
話を聞くと、前のオーナーは青森に住む夫妻だという。高校卒業後にどうしてもセレステが欲しいという夫が、父親に頼み込んだところ「りんご農家を継ぐなら買ってやる」と言われ、「親父のりんごも守りたいから継ぐよ」とりんご農家を継いで買ってもらった車なのだそう。しかし、その夫は昨年亡くなり、妻が夫の大好きだったセレステをもう一度復活させたい、車好きの人に乗ってもらいたいと連絡をくれたのだという。
ヒロミも「車庫の中に入ってたから、そんなにヒドくない」と、大事にされてきた車を前に、「よみがえらせたい」と修理へ。
車を譲ってもらった価格は30万円。価格は安いがエンジンもかからず、修理代は130万かかると予想。160万円以上で売らないと赤字で、ヒロミが自腹で補填(ほてん)することになる。不安なのは、この車自体が知られているかどうか。珍しい車種のため、中古車市場でも価格の目安がないという。ヒロミは「これは勝負ですよ。ほんと知らないから」と覚悟した。
3人は、車を隅々までチェックし、社長に修理箇所をリクエスト。汚れてしまっていても使える部品は一つ一つきれいにし、劣化した部品は新しいものに交換。元々あったステッカーも全ての型を取ってデータ化し、オリジナルとほぼ同じステッカーが貼られた。
そしていよいよ、奇麗によみがえった姿で1週間ヤフーオークションに出品。4円のスタート値から順調に入札されていき、価格は1日で70万円以上に。残り5日で100万円を突破するも、そこから入札の勢いは止まり、最終日を迎える。残り1時間で価格は約122万円に。そこから1000円刻みで細かく上がっていたところ、ラスト30分で一気に価格は跳ね上がり150万円を超えた。
残り10分で修理等にかかった費用の160万円超え。それでも入札は止まらず、数回の入札延長を経て、最終落札価格はなんと358万9888円!200万円近くのプラスとなった。
この結果に、スタジオで見守っていたヒロミは深々と頭を下げ、「今の若い人がもしかしたら“このデザインカッコいい”とか(思ってるのかもしれない)。最近若い子がこういう旧車を街で乗っているのを見るんですよ」「日本の車のすごさ、エンジンもちゃんとオーバーホールしたらあれぐらい走れるようになっちゃうわけだし、素晴らしいね。お得だと思いますよ」と納得の結果だった。