“老化を防ぐ研究”に“お寿司がなくなるかもしれない海の研究”…研究レベル日本一の大学に桝太一と関根麻里が潜入!
2024.6.6 09:45タレントの関根麻里と同志社大学ハリス理化学研究所助教の桝太一が6月5日放送の『1億人の大質問!?笑ってコラえて!2時間スペシャル』に出演。沖縄にある大学を訪れ、最先端の研究の数々を紹介した。
朝の情報番組『ZIP!』の初代総合司会コンビでもある2人が今回『日本列島大学の旅 グップラSP』として訪れたのは、沖縄県恩納村にある沖縄科学技術大学院大学、通称“OIST”(オイスト)。世界的に権威のある科学雑誌『nature』を発行する出版社が発表した“質の高い論文の割合が多い研究機関ランキング”において、40位の東京大学を上回る9位に選出された、名実ともに研究レベル日本一の大学院大学。今回はこの大学内で出会った若き研究者にインタビューし、現在携わっている最新の研究について教えてもらおうという企画となっている。
2人が最初に出会ったのは、大阪出身の大学院生・須田晃治郎さん。細胞の老化について研究を進めている彼は、研究論文が『nature』系列の専門誌で表紙を飾ったという。この専門誌がその分野の研究者の間でどのくらい影響力があるかを表す“インパクトファクター”という数値があるそうで、桝も「10あったらスゴい」という中、彼の論文が乗った専門誌の数値は20と、わかる人にはわかるとんでもない数値だった。これを聞いた桝は思わずのけぞり、専門的過ぎてイマイチのみ込めていない関根に「視聴率20%の番組に出た感じ」とわかりやすく説明していた。
細胞を包む細胞膜が傷つくことが老化細胞の原因になる、という説を研究している須田さん。今後研究を進めて「最終的には“老化を遅らせる”とか、“今は治らない病気の薬を発見”することができたら、人生悔いなしかな」という。そんな須田さんには番組から特製の認定証が授与された。
関根と桝が次に訪れたのは、沖縄の海に生息するウニの一種・ナガウニを通して海洋酸性化の影響を調べているという、イングランド出身のカルムさん。2人は後日カルムさんに呼ばれ、大学からすぐ近くのビーチへと向かった。2人と合流したカルムさんは「ちょっと待ってください」と言い残すと、突如海に入っていき、持っていたシュノーケルを身に着けて近くの岩場に潜り始めた。そして「とったどー!」的なポーズをとったかと思うと、戻ってきたカルムさんの手の中には研究対象であるナガウニが。
※撮影は恩納村漁業協同組合に了承を得て行っています。
地球温暖化が進むと多くの二酸化炭素が海の中に吸収され、海水が酸性化してしまう。酸性化した海ではウニやサンゴの身体を作る炭酸カルシウムの量が減ってしまうため、ウニやサンゴが大きく育たなくなるのだ。桝はこの状況をたとえて「二酸化炭素濃度が上がるとお寿司が食べられなくなる」と説明する。サンゴ礁は多くの魚が稚魚の時期を過ごす場所でもあるため、サンゴ礁がなくなってしまうと魚も減ってしまう可能性がある。ナガウニを通じて説明をしてくれたカルムさんは、研究室に戻る前にウニを海へとかえしていた。「英語では美しい場所や自然に行った時、“Leave only footprints.”(自然に残しておくのは足跡だけ)という言葉があります。だからウニを元の場所に戻してあげましょう」というカルムさん。この言葉に桝は「グッドフレーズね!」と大感動。「最高のナイスガイですね!マリンナイスガイ!」と、研究だけでなくカルムさんの人柄もたたえていた。
その後も桝と関根は、イカの目の見え方に関する研究や、リニア新幹線にも使われている技術・超伝導を発生させやすくする素材の研究などをリポート。スタジオでVTRを見ていたモデルで俳優の八木莉可子は、「あの大学にいらっしゃる皆さん、すごい活き活きと研究してらっしゃって…」と感動しつつ、日本テレビの『Good For the Planet ウィーク』のテーマが“地球にいいこと、人にいいこと。”であることも踏まえ「まさにそれが形になって見せてもらった」と、“グップラサポーター”らしくまとめていた。
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