同期の死を想う…山本耕史の涙に感動の声「舞ちゃんではなく相馬さんが…」「全部持っていかれた」『花咲舞が黙ってない』

2024.6.3 16:45

6月1日に日本テレビ系土曜ドラマ『花咲舞が黙ってない』の第8話が放送された。 本作は、地位なし権力なし怖いものなしの花咲舞が、弱い立場の人たちのため、銀行内の悪事に真正面からぶつかっていく痛快爽快エンターテインメント。

(※以下ネタバレ含みます)

業績表彰1位を取り続ける京橋支店へと臨店にやってきた花咲舞(今田美桜)と相馬健(山本耕史)。支店内では、かつて京橋支店長だったという紀本(要潤)が、昇仙峡(菊地凛子)と共にちょうど表彰を行っていた。するとそこに、紀本宛に彼岸花の鉢植えが届いた。花には「紀本支店長、また会う日を楽しみに。」というメッセージカードがついており、送り主は川野直秀とある。川野(平原テツ)といえば、昇仙峡の今は亡き恋人。

相馬によると、川野が心を病んで命を絶ってしまった一因は紀本にあると言われているらしい。それを聞いた舞は、彼岸花を送ったのは昇仙峡ではないか?と考え、送り主を調べることに。

紀本宛に亡くなった川野から花が届き…

最近、京橋支店では事務ミスが頻発していた。融資課長の清田忠(岡部尚)は、残業がゼロだと言うが、行員たちは疲れた様子で皆、覇気がない。そんな中、聞き取り調査中に、融資課の河合あや(小野寺ずる)が倒れてしまう。病院に付き添った舞は、あやの家族から、彼女は毎日残業続きで体調を崩したと聞かされるのだった。

さらにはその晩、相馬が、深夜の京橋支店から行員たちが疲れた様子で出てくるのを目撃。勤務データ上では超過勤務をしている者はいなかったが、支店長の中西(盛隆二)が業績トップを維持するため、人件費を削ろうとしているのではないか!? とにらむ。

銀行内のシステムへのログインとログアウトの時間を調査すると、ログアウトの記録が残らないようPCを強制終了していたことが判明。舞たちが中西にその事実を突きつけると「部下たちが勝手にやっていたことだ」と言い逃れようとする。

しかし、我慢の限界だったある行員が、中西に強制終了を指示された証拠の音声を提示。舞の「トップの座を守ることと引き換えに、支店の皆さんからやり甲斐や健康を奪うなんて間違ってます」という言葉で、中西はついに、うなだれるのだった。

京橋支店の過酷な勤務実態が明らかになったことで、SNS上では「令和の今もこんな働き方を強制させてる職場が多いんやろなぁ」「前の職場の事を思い出した…」「職場が地獄なのは、最悪だよね。私も今の職場は地獄」など現実と重ねる人が多くいたようだ。

支店長に詰め寄る舞

臨店を終えた後、相馬は、川野が心を病んだ原因が紀本にあるのかを調べるために、かつての同僚に話を聞きに行くと言い出す。「トップになるには手段を選ぶな」という不文律は、紀本が京橋支店長になった時から、代々受け継がれてきたという。彼岸花の送り主を知りたい舞も、相馬に付いていくことに。

今は園芸店で働く西久保(田野倉雄太)によると、取引先や部下のことを常に気遣う川野と、業績最優先の紀本は、よく対立していたという。ある時、紀本は、川野を信頼していた取引先に悪事を働き、その責任を川野に押し付けた。やがて、その取引先は倒産し、社長が病死してしまう…。責任感の強い川野は憔悴(しょうすい)していったが、亡くなる直前まで銀行を変えようとしていたのだ。

ついに川野の死の原因が明らかになったことで、「川野さんの過去が想像以上にエグくて、紀本マジでどん底に落ちて欲しい」「川野さんは紀本に殺されたといってもいいレベルの話だ…酷(ひど)すぎる…」など、紀本の行いを批判する声も多くみられた。

また、川野と同期だった相馬が、この話を聞きながら涙を流したことに、「舞ちゃんではなく相馬さんが涙を溢(こぼ)すのがとてもよかったです。。」「過去を知った相馬さんの涙グッときたなぁ」「色々思うところはあったけど相馬さんの涙に全部持っていかれた…」などの声があがっていた。

さらに西久保は、あの彼岸花は昇仙峡がこの園芸店から紀本に送ったのだと話す。昇仙峡が一人で大きすぎる敵に挑もうとしていることを悟った舞は、昇仙峡を前に「私にも手伝わせてもらえませんか?」と告げて…。

紀本の側についているように見えていたが、そうではなかった昇仙峡の胸の内が明らかとなり、「厳しく困難な戦いだろうけど、応援したい」「昇仙峡さんがんばれー!!」など応援する声が。また「相馬さんと昇仙峡さんがどのようにして、倒していくのか来週も楽しみ」など今後の展開に期待するコメントも寄せられていた。

在りし日の川野のことを思い返す相馬は…

6月8日放送の第9話は…

東京第一銀行の大口取引先である東東デンキの粉飾決算がスクープされて花咲舞と相馬健は、虎ノ門支店に臨店。そこで東東デンキの関係者から、銀行が新聞報道より先に粉飾の事実を把握していながら隠蔽をしていたと聞かされる。舞たちは報告書を作成するも、紀本平八は昇仙峡玲子に、報告書をもみ消すよう指示。また隠蔽かと憤る舞たち。しかし一連の隠蔽工作は、世間に広まることとなり──

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写真提供:(C)日テレ


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