海はあって当たり前!三浦市から漁業を超えて連携する“海業”を発信

2024.5.29 15:30

三浦半島4市1町(横須賀市・鎌倉市・逗子市・三浦市・葉山町)がブルーカーボンの取り組みで連携することを発表。今回プロジェクトの学術監修として参加している桝太一助教(同志社大学ハリス理化学研究所専任研究所員)が三浦市・吉田英男市長にインタビューを行った。

三浦半島は近年、地球温暖化をはじめとした気候変動などの影響により磯(いそ)焼けが進み、海に大切な藻場の大半が失われている。各市町では試行錯誤を繰り返し対策を行ってきたが、より効果的・戦略的に対策を進めるため、今回4市1町で連携を図ることを発表した。

三浦市が掲げるブルーカーボンの主な取り組みは、磯焼け対策として、ウニ・アイゴの駆除と、早熟カジメの試験的な育成と藻場の保全がある。

吉田市長は「三浦市は水産業が盛んですが、今磯焼けが深刻で水産業の危機に陥っている。藻場の再生はブルーカーボンの取り組み以前からさせていただいているので、そういう意味でも今回の企画はとても意味がある、いいチャンス」と思いを明らかにした。

今回の取り組みに対しても「三浦市では“海業”という言葉を盛んに発信している。海は市民のみなさんからしたら、あって当たり前のもの。実際に仕事で関わっている人もたくさんいる。漁業が盛んなだけではなくて、海全体を生業として連携していこうと思っているので、(今回のプロジェクトは)非常に重要なチャレンジだと思っている」と話した。

三浦市の好きな場所について尋ねられると「岩礁の素晴らしいところです。人工的にできるものではないので。ビューポイント何箇所もあります!」とPR。好きな食べ物については「地元で取れる地場のマグロ。三浦の特産品です。海産物全て!」と地元愛を語った。

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