ドラマ『イップス』村上佳菜子が2つの“演技”で視聴者を魅了!悲しいコーチ役にSNS感涙「オリンピック選手ってやっぱり違う」

2024.5.28 18:55

毎週金曜よる9時よりフジテレビ系にて放送中のドラマ『イップス』。本作は、“書けなくなったミステリー作家”黒羽ミコ(篠原涼子)と“解けなくなったエリート刑事”森野 徹(バカリズム)がバディを組み、事件解決に挑んでゆくミステリーコメディー。5月24日放送の第7話では、プロフィギュアスケーターでタレントの村上佳菜子が犯人役でゲスト出演し、教え子との関係に悩むフィギュアスケートのコーチを熱演した。SNS上では「流石、演技の競技をされてたことはある」「スケートも確かに表現するスポーツではあるけどドラマもできるんだな」と、その自然かつ表情豊かな演技力に称賛の声が相次いだほか、物語のラストで見せたスケーティングシーンについては「号泣した。2回見た」「熱情と表現力が素晴らしい演技」「オリンピック選手ってやっぱり違う。見てたら涙が出てきました」など、多くの視聴者が心打たれたようだ。

(ドラマ最新話までのネタバレを含みます)

◆5分間のアリバイ”を崩せるか…! 第7話「真っ白な殺意」

“監禁事件”以来 休養を命じられている森野を気晴らしに誘ったミコは、室内の物を自由に破壊できる“物ぶっ壊し体験”のアミューズメント施設へ。「知った顔して小説批判してくるやつ」「明らかに年下なのにタメ口聞いてくる生活安全課のやつ!」など、互いにムカつく相手を思い浮かべながら食器を割りまくり、ストレスを発散。すっかり気が晴れた2人は帰り際、同じく“物ぶっ壊し体験”の順番待ちをしていた元フィギュアスケーター・皇 真白(すめらぎ ましろ / 村上佳菜子)に気づく。

真白はワールドフィギュアを日本人として初めて2連覇し、“氷上のジャンヌダルク”の異名を持つスター選手。引退後の現在はコーチとして、将来を嘱望(しょくぼう)されているフィギュアスケーター・倉科吹雪(青山凌大)を指導していた。

真白や吹雪の大ファンだったミコは、森野の制止を振り切って真白に声をかける。真白が自分のことを知っていたことでますます調子に乗ると、彼女と連絡先を交換。すると後日、真白から『吹雪もミコさんの大ファンで、会いたいと言っている』と連絡を受け、さらにテンションをアップ。さっそく、真白が選手たちを指導しているスケートリンクへと向かうのだった。

“物ぶっ壊し体験”に訪れた2人 同席したミコのマネージャー・初田(勝村政信)の慣れた“破壊ぶり”に引いていた

吹雪が到着するまでの間、ミコは真白に案内される形で数日後に行われるというアイスショーのリハーサルを見学することに。実際にスタジアムの照明を落とし、氷上の選手をライトが照らす中、ミコは約5分間の演技を夢中になって見ていた。

その後、ミコは真白とともに吹雪がいるという別館のトレーニングルームへ。対面を楽しみにしていたミコだったが、そこにはなんと倒れた女性を前に顔面蒼白(そうはく)となった吹雪の姿が…。その女性は、真白に代わって新たに吹雪のコーチに就任することになっていた奥森美音(清水くるみ)。彼女はすでに絞殺されていた…。

警察の捜査の結果、現場には凶器であるベルトと、犯人が身につけていたと思われる手袋が残されており、それらはすべて吹雪の私物だった。関係者によると美音と吹雪は恋愛関係にあったが、彼女は他の男性選手たちとも関係を持っており、そのことを知った吹雪が突発的に犯行に及んだ…というのが捜査一課の見立て。さらに、犯行時刻とされる13時50分から14時10分の間、別館の出入り口を使用したのは吹雪と美音、ミコと真白の4人だけ。ミコはすでに、アイスショーのリハーサル中は真白と“ずっと一緒だった”と証言しており、犯行可能な人物は吹雪だけと思われた…。

だが、ミコはひとり、真白を怪しんでいた。彼女は事件現場のトレーニングルームで吹雪たちに遭遇した時、“美音に息があるかどうか”を確認せず、すぐに「110番!」と叫んだ。また、もし身近な人が犯人かもしれないとなった場合、普通であれば信じたくないと感じるはずが、真白はどこか吹雪が犯人だと決めつけ望んでいるかのように見えた。

実際には真白が美音を絞殺 あるトリックを使ってアリバイを作っていた

行き詰まったミコは森野に相談。ミコは真白とずっと一緒にいたと言うが、「一度も目を離してないんですか?」と聞かれると、アイスショーの“演出”を思い返しハッとする。照明が落とされ、リンクが暗くなっていた間は真白を見ていない…。時間にして約5分。そのわずかな時間の中でも犯行現場に移動し、被害者を殺害して戻ってくることができると証明できれば、真白のアリバイは崩れる。「試してみる価値はあるかもしれない!」と、ミコは自らの足で実証を開始する。

リンクの階段を駆け上り、一旦 外へ。駐車場を抜けて別館へ向かうと、正面入り口を通って犯行現場のトレーニングルームに到着する。絞殺には約1分を要すると計算。その時間を加味して、再び同じルートでリンクへ戻ると、タイムは6分を超えていた。ミコはあきらめず再チャレンジするも、タイムは遅くなるばかり…。そこへ「次は僕が走ります!」と現れたのが、休養中の森野だった。

森野は、「おそらくルートが違います」と言って走り出した。別館の正面入り口を通らないショートカットを見つけ出すと、見事4分53秒のタイムを記録。これであとは、決定的な証拠さえあれば…。

犯行前の真白 彼女が身につけていた“ある物”が事件解決の決め手に…

改めて、事件当時の現場写真から解決の糸口を探すミコと森野。すると、倒れた美音の手のひらに“新しい傷跡”を見つける。切り傷のような線と、少しの出血…。これがもし、犯人ともみあった際についたものだとしたら…? ミコは「110番!」と叫んだ時の真白を思い返すと、ある違和感に気づいた。

彼女は事件が起きる前、そして初めて出会った時も、確かにネックレスを身につけていた。だが、吹雪たちと遭遇したあの時、そのネックレスは彼女の首元から消えていたのだ。ネックレスを調べられれば、美音の血液反応が出てしまう…。そう考えた真白は、警察が思いもしない場所にネックレスを隠す必要があった。やがてミコたちは、その隠し場所がリンクそのもの…氷の中であることを見抜く。証拠を突きつけられた真白は犯行を認めると、その動機を語り出した。

いわく、吹雪は今後のフィギュア界に革命を起こせるほどの逸材。そのために彼を厳しく育ててきたという。だが…「そこにつけ込んできたのが、あの女でした。吹雪の本当の才能を理解できないくせに、表層だけを見て、私が長年育ててきた“大切な作品”を奪った。汚らわしい手段を使って…」。美音のような人間はフィギュア界に必要ないと考え、彼女は自ら手を下した。吹雪のことも、「彼は『もう二度と私をコーチにしない』と言った。その時点で彼は私の作品ではなくなった!」と顔をゆがめる。他のコーチによって“駄作”になる彼を見たくなかったのだと……。

自供後、真白はリンクへ…

◆“ノーカット版”も特別公開! 滑りでも魅せたプロスケーター・村上佳菜子

第7話のラストでは、犯行を認めた真白が「最後になるかもしれないから…」とリンクに立つ。ショパンの『別れの曲』に合わせ、複雑な表情を浮かべながらも見事な演技を披露。滑っている間、彼女の脳裏には吹雪との思い出が浮かんでは消えていた。事件解決の決め手となったあのネックレスも、実は吹雪からのプレゼントだった…。

今回、村上が見せた“役者としての一面”に、SNSでは「演技めちゃめちゃ上手でびっくりしてる」「表情や目つきでも演技してる」「ガッツリ俳優やん!上手だわぁ」と驚きの声があがっていたが、このラストシーンではより一層感動の声が多出。「表情にグッときた。美しかったなぁ」「途中で回想シーンが入りますが、そのままスケートを見ていたいくらい」「村上佳菜子さんにしかできないシーン」など、多くの視聴者の心をつかんでいた。

このスケーティングシーンは、5月27日(月)17時からTverとFODでノーカット版が配信。31日の第8話放送前までの期間限定公開となるため、気になった方はぜひチェックしてみて欲しい。

滑り終えた真白 彼女は何を思ったのか

【作品情報】
『イップス』毎週(金)21時~21時58分

《ストーリー》
デビューからベストセラーを連発して人気作家の仲間入りを果たしたミステリー作家・黒羽ミコ(篠原涼子)。だが現在ではワイドショーのコメンテーター業を本業並みにこなす日々。一方、警視庁捜査一課刑事・森野徹(バカリズム)はあることをきっかけに検挙率が右肩下がりになり、事件が解けなくなっていた。そんな絶不調な2人が仕事から逃避するために訪れていたサウナ施設で偶然出会い、殺人事件に遭遇することであれよあれよとバディを組むことに。ミコは「小説のネタが拾える」「生の死体見るの初めて」と事件に興味津々。対する森野は捜査に身が入らない中でも、刑事としての鋭い洞察力を見せミコと共に真相に近づいていく──。

≪出演≫
篠原涼子 バカリズム 渡辺大知 味方良介 足立英 勝村政信 矢本悠馬 染谷将太ほか

【公式HP】
【公式X(旧Twitter)】
【公式Instagram】
【公式TikTok】

画像提供: (C)フジテレビ

クオカードプレゼントキャンペーン2024

  • Twitter
  • Facebook
  • Line

SNS

featured

text_newarticles

categories