プロゲーマー志望の女が大量の覚せい剤を密輸…検挙の決め手となった、チョコバーの袋に残されたわずかな痕跡とは

2024.5.24 11:15

ジャングルポケットの斉藤慎二、俳優の安斉星来、俳優の高田夏帆が、5月23日放送の『THE突破ファイル 危ない奴らを撃退2時間SP』の再現VTRに出演。覚せい剤を持ち込もうとする密輸犯の手口を暴く税関職員を演じた。

麻薬探知犬の反応アリとの報告を受けて税関の検査場へと向かったのは監視官の斉藤と係員の安斉と高田。反応が出たのはメガネをかけた若い日本人女性で、プロゲーマー志望だという。確かに手荷物の中にもゲームの格闘ゲーム用のコントローラーが入っている。手首にはサポーターが巻かれており、ゲームの練習で酷使していることをうかがわせた。

荷物の中にはミツバチの巣で作られたというキャンドルも。神経がすり減った時にリラックスのために使うそうで、中身におかしなところはなかった。ゲーム中に食べるというチョコバーも手にとったがおかしな部分はなさそうだった。

一通り調べてみたものの薬物らしきものが見当たらなかったため、高田は「これからお客様のお荷物を拭き取らせていただきます」と女性に告げた。これは“TDS”という、荷物を拭き取った布から微量の不正薬物や爆発物が検知できる最新の検査機器を使うため。高田は荷物をまんべんなく拭いた布を斉藤に渡す。そして結果を持ってきた斉藤は高田に「反応アリだ」と一言。やはりこの女性が何らかの違法なものを持ち込んでいるのは間違いないようだ。

過去に薬物が隠されていた事例のあるタブレット端末やスモークサーモンのパックなども詳しくチェックするもやはり何も見つからない。あきらめかけた高田だったがそれまでの検査を振り返りつつ必死に考えを巡らせる。そして一つの核心にたどり着き「ここから一歩も通すわけにはいかない!」と女性に言い放った。

高田は先ほど調べたチョコバーを再び手に取り、X線検査にかけるよう安斉に依頼。そして「間違いないです」という結果を安斉から伝えられた高田は、チョコバーの封を開け、両手でバーを握ると真ん中から真っ二つに割ってしまった。すると中からはチョコではなく白い粉が大量にこぼれ落ちてきた。中に入っていたのは末端価格にしておよそ1億2200万円相当になるという大量の覚せい剤。これを突きつけつつ高田は「軽い気持ちでやったのかもしれませんが、一度の密輸で人生は狂ってしまいます。ゲームのようにやり直しはきかないんですよ!」と告げ、女性は検挙されることとなった。

「いやー、高田さん、良く見抜きましたね」と感心する安斉に高田は「あのチョコバーを何本か手に取った時、再度袋を閉じたような形跡があったの。それでおかしいなぁと思って」と、犯人の手口を見抜いた決め手を語った。さらに斉藤も「それにあの女性、チョコバーを検査されているときだけ目線がチョコバーに定まっていた。見つかるかもと思って目が離せなかったんだろうな」と、怪しく見えたポイントを説明。わずかな違和感も見逃さない税関職員の鋭い注意力の光る突破劇だった。

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写真提供:(C)日テレ

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