ジャンポケ斉藤「何しとんじゃ！？」千鳥の番組で歯が3本欠けるほど体を張ったのに…大悟に物申す

お笑いトリオ・ジャングルポケットの斉藤慎二が5月20日放送の『大悟の芸人領収書』に出演。千鳥の番組にロケ出演したものの報われなかったエピソードを語った。この番組は大悟がタレント、芸人たちの私生活の領収書やレシートをエピソードとともに査定。金額に見合う面白さと判断すれば、全額分をキャッシュバックし、さらなる芸の肥やしに使ってもらおうという企画。

「今日は大悟さんにMC術を教えに来た」という斉藤が提出したのは歯医者の領収書、6370円分。これは千鳥がMCを務める「ちょっと待てぃ！！」のセリフでもおなじみの人気番組のロケで欠けた3本の歯の治療費だという。

斉藤がこのロケを行ったのは、とあるスキャンダルで世間をお騒がせした直後で、いわば“禊（みそぎ）ロケ”。そのこともあってか斉藤は全力でロケに挑み、馬のエサを食べたり馬糞（ばふん）の中に飛び込んだりと体を張りまくっていた。その甲斐（かい）あってかスタジオは大盛り上がりだったそうで、スタジオ収録直後の千鳥・ノブからは「面白かった、すごかった、爆ハネだった」と絶賛のLINEが届き、大悟も別日に会った時に「この前めっちゃ面白かった」と言ってくれたという。

「泣きそうになるぐらいうれしくて“良かったな、体張って”と思って」という斉藤がワクワクしながら番組のオンエアを見たところ、「うん…千鳥さん…よくこれで（MCを）やれたな…」と首をかしげざるを得なかったシーンがあったという。

実際、放送では「ちょっと待てぃ！！」が次々と入り大盛り上がりだったという。斉藤も「あの番組って（ロケの内容が）面白くない人も（千鳥の）2人の突っ込みによって面白くできる番組なんですよ。（千鳥は）“魔法使い”です」と語るほど、おいしくいじってもらえていたそうだが、唯一引っ掛かったのが牧場を訪れたシーン。牧場で斉藤は馬のエサを食べ、馬糞に突っ込むなど体を張りまくっており、発酵して80℃の高温となった馬糞の中に突っ込み熱がる姿には千鳥も大笑いしていたという。しかし一番体を張ったという、最初に馬のエサを食べているシーンでは「ちょっと待てぃ！！」のボタンが一度も発動していなかったのだ。

17種類のものが配合されたエサを「口に溜まって飲み込めないぐらい」食べていた斉藤は、何種類もの固いエサをかんでいるうちに「おかしいな、歯が今までと…」と本来の歯の形でなくなっていってると感じ、その時に3本の歯が欠けていたという。当然口の中には出血もあり、エサと一緒に血も飲み込みながらロケを続けていたのだが、一番体を張った時に「ちょっと待てぃ！！」が出なかったのをオンエアで見た斉藤は「千鳥何しとんじゃ！？」とキレていたようだ。

千鳥はその後の馬糞のシーンには大笑いしていたが、斉藤は「僕としてはこのジャブの所（馬のエサ食べシーン）で“ちょっと待てぃ！！”入れてほしかった！」と語り「その瞬間を間違えた千鳥、これはいかがなものか！？」と大悟に強く迫った。

この馬のエサを食べるシーンがあったことすら覚えていないという大悟に「（千鳥の）2人はその前のシーンで盛り上がって会話してて、そういう所を見逃してる所が結構あるんですよあの番組って！」と状況を冷静に説明する斉藤。さらに「それは2人のトークに自信を持ってるから。うん。でももう1つ上のステージに行くならもっと考えろ」「面白い瞬間をとり逃してる所が多いですよ」と苦言のようなアドバイスを送った。

指摘された大悟が「確かにな～。千鳥の悪い所かもな。楽しくなった時2人でこう（向かい合わせに）なっちゃう」と率直に反省すると斉藤は「いい癖でもあるんだよな～！」とフォローしていた。

最終的な大悟の判定は“承認”。しかし「よう考えたらお前が浮気したからあの（禊の）ロケやろ？」「チャンスあげた番組に文句言われたんか…」と納得いかない表情を浮かべる大悟に斉藤は「そういう切り口もあるか…」と神妙に返していた。

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写真提供：（C）日テレ