井上芳雄　「パパになってもらえますか？」結婚前に言われた長男からの一言に、MC山崎育三郎も「俺が泣いちゃう」と号泣。

ミュージカル俳優でタレントの井上芳雄が5月5日放送の『おしゃれクリップ』に出演。両親、息子からの手紙などサプライズがあった後、改めて家族への感謝の言葉を口にした。

MCの山崎育三郎から「サプライズがありまして」と井上の両親からの手紙を代読。

――「デビューして25年になろうとしている現在、ミュージカルのみならず演劇やテレビの司会、幅広く活躍中の芳雄を見て“これが自慢の息子”と胸を張って言えるのが本当にうれしく思っています。これからも家族を大切に応援してくれる人たちへ感謝を忘れず、元気に活躍し続けられるように祈っています。ずっと応援しています」

井上は、両親からの温かい言葉に「ありがとうございます」とひたすら頭を下げ続けた。

次に、山崎から「開いてみてください」と言われるがまま、用意された幕を井上が取ると、そこには、二男が描いた井上の似顔絵が。ミュージカルの舞台上の姿に“パパいつもありがとう”、“だいだいだいすき”とメッセージが書かれたその絵に「いつの間に？」と驚きの反応を見せ、る。「息子が描くお父さんとしての自分っていうのは、初めて見たんでうれしいですね」と思わず笑顔に。

さらに「もう一つあるんですよ」と言う山崎に「まだあるの？」とびっくりした様子の井上。最後のサプライズ、長男からの手紙を山崎が代読した。

――「父さんへ。毎日仕事お疲れ様。高校卒業して前よりも話せる時間が増えて嬉しいと感じています。生活のことはもちろん、舞台に立つときの心構えとか教えてくれてありがとう。とても心強いよ。この間、部屋を整理していたら僕と父さんと母さん3人の交換日記が出てきました。仕事が遅かったり早かったりですれ違う時、必ずメッセージが書かれていて出会った時からずっと優しく導き続けてもらったなと色々思い出しました。本当にありがとう。2年後一緒にお酒飲めるようになるのが楽しみだよ。これからもよろしくお願いします。慈英より」とつづってあった。手紙を受け取ると「うれしい。あ、本当、慈英の字ですね」とつぶやいた。

山崎から「家族に、メッセージありますか？」と聞かれた井上は「まずね、妻に本当に感謝してますね。今の自分たち家族の生活を支えてくれいてるのは妻なので、僕がやりたいことをやれるのも妻のおかげなので、それはもう感謝してますし、まあその妻との出会いによって長男にも出会えたので…」と家族への感謝を語ると続けて長男とのエピソードを明かした。

「まだ結婚する前ですけど、まだ出会ってすぐくらいかな。その長男が、僕が“この人にパパになって欲しいって選んだ”、“（パパに）なって欲しい”って言いに来たんですよ。“あの〜”って…」。続けて、「（長男は）もじもじして、その時“芳雄さん”って言ってたかな？“芳雄さん”って言ってて、で“パパになってもらえますか…?”みたいな。まあもちろんそうなりたいと思ったんですけど、彼がなんか自主的にそう思ってくれたんだ（と思ったら）。こんなに幸せなことはないですし…」と語ると、「俺が泣いちゃう」と必死に涙をこらえる山崎に「なんで俺が泣かないのに、お前が泣いてるの」と冗談混じりに指摘し、自然と笑いが起こった。

改めて「うれしいですし、二男は、実は長男が名前をつけたんですよ」と言い、さらに「その名前が二男は大好きなんですよね」と打ち明けた。井上の話に次々と感動と驚きの空気に包まれた。

「だからそれもすごい幸せなね、つながりですし、だから本当に自分は、家族によって今、生かされているとかね、頑張らせてもらってるなあっていうのは、改めて思いますね」と身にしみて家族のことを思いながら感謝を伝えると、最後に心を込めて「ありがとう」と深々と頭を下げた。これには、出演者、観覧のお客さん一同拍手喝采で、山崎は拍手した手でそのまま目をぬぐうと「泣いちゃうわ、本当に」と潤んだ目で締めくくった。

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写真提供：（C）日テレ