志田未来 “イメージを崩しちゃいけない” 難しい役で悩みを抱えた子役時代…いま30歳の思考逆転を語る
2024.5.7 11:05俳優の志田未来(30)が、5月4日に放送された『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に出演した。20歳のときに出演して以来、10年ぶりの登場となる。オーストラリア第二の都市メルボルンを訪れ、過去と、そして未来の自分について、等身大の思いを語った。
メルボルンは、オーストラリアにおいてカフェが有名な地とされている。志田も8年前、この街に訪れたことをきっかけに、コーヒーをおいしく感じるようになったのだと言い、今回の旅でもカフェをはしご。「せっかく天気いいし、テイクアウトして公園で食べたりしてもいいですか?」と、コーヒーとクロワッサンを購入した。志田の顔の半分は隠してしまいそうな大きなクロワッサンを頬張りながら、木漏れ日さすベンチで至福のときを過ごす。そんな折、志田はかつての自分を想起した。
6歳のころから子役として活躍し、『女王の教室』(2005年)で役者としての頭角を現した。翌年には13歳ながら、ドラマ『14歳の母~愛するために生まれてきた』で、妊娠した中学生という難しい役どころを熱演。10代にして多くの作品で主演を務めた。しかし次第に心は疲弊していったという。「ほんとにずっと仕事をして、自分の中でも頭がパンパンに詰まっていた」と言い、「出番が多いとやらなきゃいけないことも多くて、現場で頑張りすぎてたのかもしれないです」と当時を振り返る。
また期待に応えようとするからこそ、「周りの皆さんが思ってる志田未来像を崩しちゃいけない」そんな思いもあったという。”真面目で、嫌がらず、少しイエスマン”という周囲のイメージに合わせようとしていた過去を赤裸々に話した。「それが当たり前だと思っていた」が20代になり、周囲に同世代の俳優も増えてきたことで、考えも変わっていく。「みんな自分を出してるんですよ現場で。スタッフさんと相談したりとかして、ゼロから作り上げてる感じが羨ましくて」と言い、「あれ?私ってなんかちょっと、凝り固まってる?」そう思い始めたのだという。
自分の在り方に疑問をもった20代、志田に気づきを与えてくれたのがメルボルンで過ごした時間だった。「来て思ったのは、自分が自分らしくいると、自分がハッピー」「もっと自分中心になってみてもいいんじゃないかな、みたいな?」と、メルボルンの旅を通じ、自分の中で変化が起き始めたのだという。今の志田が目指すのは、等身大の志田未来。番組最後には今回の旅を振り返り、「作った自分じゃなくて、本当の自分で、そのままの姿で、30代頑張っていこうっていう気持ちになりました」とはにかんだ。
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