“涙が流れ続ける”謎の症状に苦しむ就活生…あらゆる可能性が否定される中、医師が原因を確信した“あるモノ”とは

5月2日に放送された『THE突破ファイル』に、黒羽麻璃央が出演。「人体ミステリーファイル」で医師の役を演じ、“涙が止まらない”という奇妙な症状の原因を解明した。

黒羽のもとにやってきた、＝LOVEの佐々木舞香演じる女性・マイカ。ハンカチで涙を拭いながら診断室にあらわれ、その尋常ではない様子に、黒羽と看護師のおかずクラブ・オカリナは慌てる。オカリナは「どこか痛みますか？もしかして花粉ですか？…じゃあ、何か辛いことでも？」「…彼氏とケンカしちゃったとか？」と矢継ぎ早に聞くが、どれも違うと、女性は首を振る。話を聞いてみると、どこも痛くなければ、悲しいこともないのに、涙が止まらなくなってしまったのだという。

かゆみやゴロゴロとした違和感もなく、1週間前から突然、涙が止まらなくなったとのこと。就職の面接も控えていることから病院に駆け込んだ。早速マイカの目を診察する黒羽。ウイルス性結膜炎や、アイメイク落としが不十分なことによる、まつ毛の内側にあるマイボーム腺が詰まった可能性などを考えるが、肌荒れに敏感なマイカは、ちゃんとメイクを落としているという。

さまざまな可能性を検討するも、どれも原因ではなさそうな状況。そこで黒羽は流涙症という、涙の通り道がふさがってしまう症状を疑う。通常、瞳を潤すために涙腺から常に分泌されている涙は、涙道を通って、鼻へと抜けていくが、これが何らかの原因でふさがると、行き場を無くした涙があふれてしまう。涙の通り道がふさがっているかを確認するため、生理食塩水を目に流してみると、やはりふさがっているようで、水があふれてきた。老廃物がたまりやすい高齢者に多い症状であることから、まだ若いマイカの場合、何かが詰まっているというより、炎症が起きていると分析する黒羽。辛い物を食べると、辛味成分が血中に回り、体内の粘膜を傷つけたり、腫れを起こす症状が出ることが多いらしいが、マイカは辛い物が苦手で全く食べないのだという。

ともあれ涙の通り道がふさがっているのは間違いないため、マイカがバイトしている花屋にも訪問し原因を特定しようとする黒羽とオカリナ。植物を触ることによるかぶれの可能性も考えるが、花の成分でかぶれる原因は、プリミンという成分。本来なら目にかゆみが出るはずで、かゆみのないマイカには当てはまりそうもない。次にマイカの自宅に向かってみると、2人を迎えたのは病状が悪化したマイカ。両目がはれあがり、涙が止まらない。

診てみると、菌が繁殖して涙嚢炎（るいのうえん）という症状を起こしていた。急いでマイカの部屋で原因を探す黒羽。冷蔵庫を開けると、鶏むね肉やブロッコリーなど、低糖質なものばかりであり、マイカがダイエットをしていることが判明。「もしかしてダイエットによる栄養不足で目に影響が出たってことはないですか？」とオカリナが疑うが、黒羽いわく、目の新陳代謝が下がることはあっても涙が止まらなくなる症状はないという。部屋のなかを探していると、ダイエットサプリに気づいた。

「最近、何か飲み始めたものありませんか？」と黒羽に聞かれてマイカが差し出してきたサプリの成分を確認し、「やっぱり…」と黒羽は原因を確信した。辛い物が原因で涙の通り道がはれると話していた黒羽。マイカが差し出したサプリメントには、実はトウガラシの辛味成分、カプサイシンが含まれていた。カプサイシンには脂肪燃焼効果があるため、ダイエットアプリメントに使用されることが多いらしく、サプリであるため辛いものが苦手な人でも簡単に摂取できてしまうのだとか。

番組では、体質など個人差はあるが、辛いものが苦手な人でもサプリであれば簡単に摂取できてしまうため、使用には注意が必要と注意喚起し、これを受けて生見は「私もサプリに頼りがちなので、気をつけなきゃって。成分とか見ずに、いいって言われたら結構飲んじゃうから気をつけようと思いました」とコメントを残した。

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