ドラマ『イップス』塚本高史演じる二世議員は、あの人がモデル? “独特の言い回し”にSNS総ツッコミ「絶対に〇〇だよねw」

2024.5.2 17:45

毎週金曜よる9時よりフジテレビ系にて放送中のドラマ『イップス』。本作は得意なことが突然できなくなってしまう『イップス』に陥った2人、ミステリー作家・黒羽ミコ(篠原涼子)とエリート刑事・森野徹(バカリズム)がバディを組むミステリーコメディー。物語は犯人がわかった上で進行される“倒叙形式”に近く、毎話変わるゲスト出演者も注目されている。4月26日放送の第3話では、犯人役となる二世議員・尾花健一郎(おばな・けんいちろう)を塚本高史が熱演したが、実はその“キャラクター設定”が実在する、とある有名議員にそっくりだと話題に。中でも、劇中でミコからもツッコミを受けているその“独特な言い回し”には、「“小泉み”が強い」「進◯郎が言いそうで草」と多くの視聴者が同じ人物を思い浮かべた。

◆密室トリックの意外な真相…二世議員を支える秘書の思いにホロリ

『イップス』第3話「フラワーと完璧だった密室」では、都議会議員・尾花健一郎の邸宅で彼の第一秘書を務めていた田所万作(平田満)が遺体となって発見。そこへ“解けなくなった”警視庁捜査一課の刑事・森野と、彼をモデルにした小説を書くべく密着取材中のミコ、“絶不調バディ”の2人がやってくることから物語が展開していく。

ミコと森野

遺体の第一発見者は健一郎と第二秘書の村井浩平(渡辺佑太朗)。彼らが議員事務所での打ち合わせを終えて帰宅すると書斎のドアには鍵がかかっており、庭に回り込んで室内を確認したところ田所が倒れていたのだという。遺体には広間にあった装飾用ナイフで腹部を7回も刺した痕が見られたが、書斎の鍵は内側からしか開けられない密室になっていたこと、さらにはナイフが被害者の手に握られていたことから一時は自殺の可能性が高いと思われた。

ミコたちは捜査を進めていくうち、いくつかの不審な点から健一郎が犯人ではないかと疑い始める。だが彼は、普段から“お花畑的”なコメントを繰り返すことで世間から“フラワー健一郎”といじられるほどの天然キャラ。そんな彼が一体どうやって完全な密室を作り出したのかが何よりの謎だった。

自分のことをいつまでも一人前と認めてくれない田所に我慢の限界がきた健一郎は、言い合いの最中についナイフを手に取ってしまった

実は健一郎が田所を刺した時、その傷は致命傷にならなかった。苦しみながらも意識を保っていた田所は、慌てふためく健一郎に“遺書の作成”や“警察に話す内容”など様々な偽装工作の策を授け始める。そして自殺にみせかけるために自ら書斎のドアに鍵をかけ、腹部のナイフで自身の腹を刺しなおした。健一郎の父・総一郎の時代から長年“尾花家”に仕えてきた田所は、健一郎の未来を守るためにその身を削り、今回の密室トリックを完成させたのだった。

事件の真相にたどり着いたミコたちは健一郎に自首することを促すが、彼は「それらはあくまで状況証拠に過ぎません。決定的証拠はどこにあるんですか」と認めない。その言葉も田所から授けられた策のひとつだった。

ミコは、田所の奥さんから預かっていた1通の手紙を取り出す。そこには田所がつづった健一郎への本当の思いが残されていた。幼少期から健一郎のことをずっと見続けてきた田所は、彼の純粋さや優しさを誰よりもわかっており、それが政治家には不向きであること、一方で人をひきつける魅力であることを強く感じていた。健一郎が望まない“お花畑”のキャラクターを押し付けてしまっていたのも、彼を支持する仲間をなんとか集めようとしていたからだった。手紙にはこれまでの“無礼”を謝罪する一文もあり、健一郎はただただ涙を流すのだった…。

田所からの手紙を読む健一郎

◆“独特な言い回し”が、あの有名議員と似ている?

田所が手紙につづっていたように、健一郎はその真っ直ぐな性格や愛嬌(あいきょう)のあるキャラクターから多くのファンを持つ人気者だったが、同時に世間から“フラワー健一郎”といじられるほど天然な発言も多かった。

例えば、ミコたちと初めて会った時、健一郎は自身の妻子が実家に帰省していることを伝えた上で「広い家に1人で過ごしていると、1人で暮らしてる感覚になりますね」と、ごく当たり前のことをしみじみ。また、現場に残ってしまっていた血痕を拭き取ろうと掃除グッズを持ち出した際にも「部屋って掃除するとキレイになりますから」と真顔で発言し、ミコからは「あぁ、まぁ…そうですね…」とあきれられていた。

実はこの独特の言い回しに、SNSでは「塚本高史の役、小泉進次郎がモデルだろうなww」「イップス観て……進次郎に近いものがw」と、多くの視聴者が衆議院議員・小泉進次郎氏の名前を挙げていた。どうやら過去に似たような言い回しを用いたことがあり、それらは“進次郎構文”という愛称で呼ばれているようだ。

健一郎というキャラクターが本当に進次郎氏をモデルにしたかどうかは分からないが、SNSでは他にも「ルックスの良さで女性に人気あり…」と、その“見た目”や“人気具合”も近しいという声も。中には「いじっていいの笑」と気を遣うコメントも見られ、少なくとも親しまれているところは両者に共通しているかもしれない。

5月3日放送の第4話では、約11年ぶりのフジ連ドラ出演となる香椎由宇が犯人役のパティシエに!
果たしてどんな事件が待っているのか(第4話 シーン写真より)

【作品情報】
『イップス』毎週(金)21時~21時58分

《ストーリー》
デビューからベストセラーを連発して人気作家の仲間入りを果たしたミステリー作家・黒羽ミコ(篠原涼子)。だが現在ではワイドショーのコメンテーター業を本業並みにこなす日々。一方、警視庁捜査一課刑事・森野徹(バカリズム)はあることをきっかけに検挙率が右肩下がりになり、事件が解けなくなっていた。そんな絶不調な2人が仕事から逃避するために訪れていたサウナ施設で偶然出会い、殺人事件に遭遇することであれよあれよとバディを組むことに。ミコは「小説のネタが拾える」「生の死体見るの初めて」と事件に興味津々。対する森野は捜査に身が入らない中でも、刑事としての鋭い洞察力を見せ、ミコと共に真相に近づいていく──

≪出演≫
篠原涼子 バカリズム 渡辺大知 味方良介 足立英 勝村政信 矢本悠馬 染谷将太ほか

【公式HP】
【公式X(旧Twitter)】
【公式Instagram】
【公式TikTok】

画像提供: (C)フジテレビ

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